石上神宮 神剣渡御祭

(後半の御田植え神事と夏越の大祓)
前半はこちらの記事にて。


鍬入れ
田おこし(牛引き)
畦ぬり
大豆撒き
灰撒き
土ならし(牛で鋤引き)
早苗置き
田植え(早乙女による)


神剣(七支刀)のお渡りが無事に行われ、
道を隔てた境外摂社 神田神社(こうだじんじゃ)の神前に立てられました。

これをもって神が降臨されたということになるのでしょう。

その神は高倉下命(タカクラジノミコト)。
神剣 韴霊(ふつのみたま)を神武天皇に授けた神です。

韴霊に宿る神威、布都御魂大神をお渡りしたいところなのでしょうが、もちろんそういうわけにもいかず、

代わりに七支刀をお渡りしていると考えるべきなのか?

祓えの儀式など一通り執り行われた後、
森宮司によりご本殿の開扉。

そして御田植え神事へと移ります。

牛役、農家役の方が
ユニークな演技を繰り広げます。

「もっと早よ進まんかい!」
「モ~!」
「曲がっとるがな!真っ直ぐ進まんかい!」
「モ~!」
「よう鳴く牛やの~!」
「………。」

ギャラリーは笑いの渦に。

最後に早乙女さんたちによる御田植え。

正月の巫女バイトのベテランさんです…と
森宮司が役員の方と談笑。

神聖に、かつ楽しく
神事は執り行われました。

神事終了まで雨が降らなかったのが何より。
その後、夏越の大祓え、茅の輪くぐりを。

それにしても暑かった…。