大宮売神社
(おおみやめじんじゃ)
丹後国丹波郡
京都府京丹後市大宮町周枳(すき)1020
(P有)
■延喜式神名帳
大宮売神社 二座 並 名神大 の比定社
■旧社格
府社
■祭神
大宮売神
若宮売神
宮中八神の一柱でもある大宮売神を主祭神として祀る唯一の社。境内及び周辺からは弥生時代の遺跡が数多く発見されています。勾玉や土器などが大量に出土、古代からの中心地であり祭祀場として聖地とみなされていたようです。ご本殿の裏側は禁足地となっており、おそらく祭祀場であったのでしょう。
神社自体の創祀に関しては、大和朝廷に統一された6世紀頃となるのでしょうか、詳細は分からないようです。
大宮売神は天鈿女神、また若宮売神は豊受大神に比定されています。織物、酒造などの神と穀物と酒造の神、特に大宮売神は宮中で造酒司(みきつかさ)として祀られています。
なぜこの地で大宮売神が祀られているのか、上古は神名などなくただ姫神を祀っていたのでしょうか。山や川なども無く祭祀の対象が見えません。綺麗な水でも涌き出て酒造りの聖地とでもなっていたのでしょうか。
*大宮売神社遺跡 資料館展示物(アメンバー限定記事)