天橋立神社


丹後国與謝郡
京都府宮津市文殊天橋立公園内
(天橋立公園駐車場を利用500円)

■祭神
豊受大神
大川大明神
八大龍王


天橋立内にある神社。天橋立はイザナギ神が亡くなったイザナミ神の元へ向かうために作った梯子であったが、眠っている間に倒れてしまったもの。また籠神社の参道でもあります。
◎「丹後国一宮深秘」(建武年間、籠神社社家に伝わる書)にもあるように、籠大明神は龍の姿をしているとされ、当社の八大龍王神もそれに基づくものでしょう。また大川大明神に関しては資料が無く、加佐郡の大川神社(記事未作成)から保食神を勧請してきたのでしょうか。
◎その書において、豊受大神は最初、天橋立の「松の梢」に降臨したとしています。
当社のすぐ側には「磯の清水」という真水が出る不思議な場所があります。仮にこれを「真名井の清水」と捉えるのであれば、瑞垣内あるいは周辺にあった「松の梢」に降臨したのではないかと考えられます。それを天香語山命が眞名井神社の磐座に遷し奉斎したという流れになるではないかと。
天橋立は中世以降、仏教に横領支配されてしまい智恩寺文殊堂の境内地となってしまいました。八大龍王などという仏教の神はその影響かと思います。

*写真は過去数年に渡る参拝時のものが混在しています。


一の鳥居は海に面しています。昔は船で海から入って参拝していたことが分かります。




「磯清水」