YOSHII9
仕事中に上司の某氏がMONOマガジンを持ってきて、「おい、これ、どう思う?」と、タイムドメインの「YOSHII 9」の記事を見せてきた。
じっくりと読んでいると、随分とタイムドメインのよいしょ記事。
アスキー総合研究所時代の話等も載っており、ちょっと楽しめた。
で、一通り読んだ後に、某氏が「どう思う?」と聞いてきたので、「僕、タイムドメインのスピーカーの音って、嫌いなんですよ。それはともかく、7000万円かけてマトモに鳴らないビル・ゲイツのオーディオって、どんなんだか見てみたいですね。」と、毒っ気満々のコメントをすると、某氏は苦笑いをしながら打ち合わせに出かけてしまいました。
で、まぁ悪口ばかり言わずにタイムドメインスピーカーをもう一度しっかりと聴いてみようではないかと言うことで、事務所に置いてあるYOSHII9を引っぱりだし、MARKLEVNSONのCDトランスポーター、D/AコンバーターとYOSHII9付属のアンプに繋いで聴いてミル・・・。
次に、アンプを付属のアンプからMARKLEVINSONのパワーアンプに繋げて聴いてみる。
結論。
やっぱり好きじゃない。
例えば、雑誌記事では「源音再生」と歌っているものの、JAZZではベースの低音が非常に人工的な曇った音になり、ハイハットやシンバル等の高音もどこかで鳴っていると言う印象は有るものの、存在感が薄くなってしまっている。
中音域のサックス等が良く聴こえている分、ドラムが遠のいてしまった感じを受けた。
クラシックも、音量の起伏が激しいものはそれなりに聴けるものの、スローテンポで静かな曲は音が拡散した印象を受けてしまい、気に入らなかった。
基本的にYOSHII9自体が小さいフルレンジユニットを上に向け、長い筒をつけたものなので、要するに無指向性スピーカーなのである。
なので、スピーカーの中央真正面で聴いていても、音が拡散してしまって奏でられている音の位置を明確に掴むことが出来ない。
ただ、ある程度ポジションをずらして聴いてもそれなりに聞こえるので、ジョンレノンミュージアム等の人が常に移動する場所にさり気なく置いてあれば、リスニングポイントを気にすることなく、BGMを奏でられるのでは?と、とりあえず、YOSHII9は個人的には拒絶。
まだおなじタイムドメインでも卵型の方が良いけど、でも好きじゃない。
良く雑誌等には「スピーカーの存在が消えた!」と書かれていることが有るものの、個人的には「演奏家も目の前から消えた」と感じてしまう。
また、どうせ同じ原理でやるのなら、大きなフルレンジユニットを使用して、低音の自然再生もしっかりとやってもらいたい。
・・・バカでかい卵スピーカーって言うのも面白いんじゃないだろうか・・・
オブジェとして・・・。
宇多田ヒカルのニューアルバムとTRICK2のDVD-BOX
会社帰りに宇多田ヒカルのニューアルバム「ディープリバー」とDVD「TRICK2 DVD-BOX」を購入。
家に帰るなり宇多田ヒカルのCDを聴いてみる。
どの曲もテレビで聴くよりも遥かに良いです。
まぁ、当たり前なんですが、最近のJ-POPのCDはテレビやラジカセで聴く以上の音の情報がないCDがほとんど。
そんななかでも、ある程度のオーディオシステムで収録されている音情報を掘り下げていけるこのCD、一聴の価値は有ると思います。
オーディオ部屋にロールスクリーンを導入
オーディオルームに遮光カーテンと遮光ロールスクリーンを導入、設置。
これで昼間、日光が窓からバリバリ入ってくる時間帯でも、気にせずDVD鑑賞ができると言うもの。
で、メインスピーカーの後ろの窓にロールスクリーンを設置したところ、音楽鑑賞時にも高音の無駄な反射が吸音されるためか、音の見通しが遥かに良くなり、音質向上に大いに役立ってくれました。
いやいや、高いお金を出してカーテンの導入を決めて良かった、良かった。