わくわく海賊団 -15ページ目

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

 

 からだのどこかが

 痛いとか硬いとかというのは、

「使いすぎ」か「使わなすぎか」の

 どちらかなんだそうです。

 

 これ、からだのことだけじゃなく、

 こころや思考にもあてはまる気がします。

 

 たとえば、数字が苦手だと思っている人は、

 数字が出てくると、なるべく避けます。

 

 読み飛ばしたり、人に任せたり、

 なるべく遠ざけようとすると思うんです。

 そうやって「使わなすぎる」ことで、

 ますますその回路は動かなくなる。

 

 気づいたら、滞りができてしまっていて、

 いろいろ不都合が生じているかもしれない。

 

 人間関係も似ているかもしれません。

 めんどうだからと避けると、

 ますます苦手になってしまいます。

 

 いっぽうで、得意なことは、

「効率がいいから」とついやりすぎます。

 

 でも、からだもこころも、

 ほんとうはバランスのうえに

 成り立っているんでしょう。

 

 だから、デスクワークで

 一日中モニターを眺めていたら、

 そのバランスが崩れてしまいます。

 

 田植えをしたり、薪を割ったり、

 そうやってからだを動かしていた時間を

 ぼくらはすっかり忘れている気がする。

 

 やりすぎても、

 やらなさすぎても、

 どこかに不具合は出てきます。

 

 そのあいだで、

 どうバランスをとるかというのが、

 きっと大事なんでしょうね。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

「ちょうどよく」がいちばんむずかしく、

 いちばん大事なんだろうなぁ。

 

 お笑い芸人さんたちは、ある意味、

 現代のトップクリエイターだと思います。

 

 トップクラスの芸人さんたちは、

 芸能の枠組みに納まらないほどの活躍です。

 芸術、社会活動、ビジネス、政治…

 あらゆる分野で力を発揮しています。

 

 お笑いとは、意外なる逸脱です。

 

 みんなが規則正しい流れを想像しているとき

 それをあえて外してみたり、消してみたり、

 別のものに重ねてみたりします。

 

 大爆笑もあれば、

 ほっとするユーモアな笑いもあります。

 でも、どちらも"意外なる逸脱"から、

 その笑いはやってくるのだと思います。

 

 想像できる次の展開を、

 規則的な思考を、ずらしてしまう。

 

 たくさんの笑いを

 職業的に生み出している人が、

 お笑い芸人なのだとしたら、

 彼らは"意外なる逸脱"を

 ひっきりなしに考えていることになります。

 そりゃ、時代のニーズに合いますよね。

 

 いまの時代は、

 アイデアの時代といわれています。

 

 アイデアとは、

 これまたつまり"意外なる逸脱"です。

 想像できる次の結果を、規則的な思考を、

 ずらすことがアイデアだと思います。

 

 ネタにして表現すればお笑いになるし、

 なにかを実用するのに使えばアイデアです。

 どちらも根源は同じなんだと思います。

 

 お笑い芸人さんは、

 "意外なる逸脱"を鍛えていますから、

 そこからアイデアマンになるのだって

 技術のうちなんだと思います。

 

 規則正しい並び、予想できる流れ、

 平均的な機能、失敗しないやり方、

 整理と整頓、説明可能性、計画性…

 

 そういうものは、

 世の中を構成している大事な要素です。

 ただ、それが生み出す価値も、

 予想の範囲内なんですよね。

 

 意外なる逸脱から、

 あたらしい価値は生まれるのだと思う。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 ユーモア(笑い)、アイデア(ひらめき)、

 そしてそれを受けとめるフィールド(寛容)。

 この3つが未来をつくるのだと思う。

 

 その水に合わない魚だけが、

 その水のことを考え続けます。

 

 魚にとっての水は、

 生きるための環境そのものです。

 

 水がちょうど合っていれば、

 魚はその存在を意識することなく、

 自然に泳ぎ続けていられます。

 

 でも、その水が合わない魚は、

 苦しくて苦しくて仕方がなくて、

 その環境のことばかり考えてしまう。

 

 これは人も同じですよね。

 

「置かれた場所で咲きなさい」と言うけれど、

 薔薇は砂漠では咲けないし、

 サボテンは水をやりすぎると枯れてしまう。

 

 合わない環境では、

 花も人も本来の姿を失ってしまいます。

 

 だからこそ、

 じぶんに合った環境を見つけることは、

 とても大切なんだと思うんです。

 

 他人は他人、じぶんはじぶんです。

 

 だれと生きるかと同じくらい、

 どこで生きるかという選択は、

 その人の生き方そのものを左右します。

 

 "この世界に生まれて、

「世の中と合わない」と感じたら、

 きみは新しい"なにか"を創造するため

 生まれたってことさ。"

 

 プリンスさんのこのことばは、

 ほんとうにそのとおりだと思います。

 

 水に合わない魚は、

 ただ苦しむためにいるんじゃない。

 

 じぶんにふさわしい水を探したり、

 あるいは新しい流れをつくり出したりする…

 そういう存在なんだと思うんですよね。

 

 人もまた、

 じぶんで環境を選びとることで、

 美しく咲けるのだと思います。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 合わない場所に耐えるより、

 じぶんが咲ける場所を見つけたい。