笑いから生まれる、あたらしい価値。 | わくわく海賊団

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Compass of Your WakuWaku

 

 お笑い芸人さんたちは、ある意味、

 現代のトップクリエイターだと思います。

 

 トップクラスの芸人さんたちは、

 芸能の枠組みに納まらないほどの活躍です。

 芸術、社会活動、ビジネス、政治…

 あらゆる分野で力を発揮しています。

 

 お笑いとは、意外なる逸脱です。

 

 みんなが規則正しい流れを想像しているとき

 それをあえて外してみたり、消してみたり、

 別のものに重ねてみたりします。

 

 大爆笑もあれば、

 ほっとするユーモアな笑いもあります。

 でも、どちらも"意外なる逸脱"から、

 その笑いはやってくるのだと思います。

 

 想像できる次の展開を、

 規則的な思考を、ずらしてしまう。

 

 たくさんの笑いを

 職業的に生み出している人が、

 お笑い芸人なのだとしたら、

 彼らは"意外なる逸脱"を

 ひっきりなしに考えていることになります。

 そりゃ、時代のニーズに合いますよね。

 

 いまの時代は、

 アイデアの時代といわれています。

 

 アイデアとは、

 これまたつまり"意外なる逸脱"です。

 想像できる次の結果を、規則的な思考を、

 ずらすことがアイデアだと思います。

 

 ネタにして表現すればお笑いになるし、

 なにかを実用するのに使えばアイデアです。

 どちらも根源は同じなんだと思います。

 

 お笑い芸人さんは、

 "意外なる逸脱"を鍛えていますから、

 そこからアイデアマンになるのだって

 技術のうちなんだと思います。

 

 規則正しい並び、予想できる流れ、

 平均的な機能、失敗しないやり方、

 整理と整頓、説明可能性、計画性…

 

 そういうものは、

 世の中を構成している大事な要素です。

 ただ、それが生み出す価値も、

 予想の範囲内なんですよね。

 

 意外なる逸脱から、

 あたらしい価値は生まれるのだと思う。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 ユーモア(笑い)、アイデア(ひらめき)、

 そしてそれを受けとめるフィールド(寛容)。

 この3つが未来をつくるのだと思う。