人生の約1/3は睡眠時間です。

健康を維持し、

充実した生命活動を全うするために欠かせない時間なのです。

 

しかし、日本人の平均睡眠時間は7時間前後、と世界的にみてとても短いです。

 

眠ってちゃ損・・・

睡眠時間を削って仕事したり遊んだり、

つまり活動することが、人生を充実させること、という誤解があるのかもしれません。

 

いやいや、ほんと、それ誤解です。

 

必要な睡眠時間を削ることはパフォーマンスを落とし、

カラダとメンタルを壊し、

結局、人生を謳歌できないことにつながってしまいます。

 

だからこそ、睡眠自体を楽しんじゃいましょう!

・・・という発想から

「スリープツーリズム」が生まれました。

 

楽しい旅の目的に

上質の睡眠をとることを加える、という新たな旅のカタチです。

 

旅行会社が企画するプランや

自治体などが旅行客を誘致するための企画に

「上質な眠り」のために様々なアイディアが盛り込まれたものが

たくさん発表されていますね。

どれも睡眠の研究などに裏付けされた効果のあるプランになっているようです。

 

どれも魅力的で効果ありそう〜

 

でも、スリープツーリズムに学んで

次の5つのちょっとした工夫で

あなたの毎日も熟睡生活に変えることができます。

 

 

1、睡眠環境 

・部屋の照明、防音、温度管理

・アロマの香りやリラクゼーション音楽

・快適な寝具

 

これらを整えて、癒しの空間づくりをしましょう。

 

 

2、栄養

良質の睡眠の決め手はトリプトファンGABAビタミンB6です。

 

トリプトファン  

 

トリプトファンは

心身を安定させるセロトニンと、眠りを促すメラトニンを作ります。

チーズやヨーグルトといった乳製品、レバー、大豆製品、ナッツ類に多く含まれています。
 

GABA(ギャバ)

 

神経を落ち着かせる作用のあるGABAはストレスの多い昨今、

サプリやチョコなどにも配合されているので良く目にすることも多いと思います。

食材ではトマトなどの野菜に多く含まれます。

また野菜の発酵が進むとGABAの量も増えるので、

たくあんやキムチ、納豆もGABA含有量は豊富ですね。

私個人的には納豆キムチが大好きで毎朝食べてます。

 

ビタミンB6

 

トリプトファンとGABAの吸収を高める働きがあるので一緒に摂りたい栄養素です。

カツオやマグロなど赤身の魚、

ヒレ肉など脂の少ない肉、

にんにく、ピスタチオなどに豊富に含まれます。

 

3、生活リズム

本来は、朝日を浴びて目覚め、日没で眠る・・・と言いたいところですが

カメハメハ大王ではないのでそうもいきません。

 

でも生物学的に人類は朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、

約15時間後に自然に熟睡できるようにプログラムされています。

なるべくそれに近いような早寝早起きを心がけると良いですね。

夏休みの生活のしおりにも書いてあったでしょ^ ^

 

また、食事の後は3時間くらい空けて消化の仕事が終わってから眠りに入るのが理想です。

 

また、入浴してから1時間後位が眠りに入りやすい時間です。

 

つまり、例えば・・・

夕食は夜6時 入浴は9時 10時に就寝・・・

 

仕事や家庭の事情で生活リズムは様々なのでなんとも一律に決められません。

でも、あなたなりのベストを考えてみてくださいね。

4、運動

ヨガやウォーキングなど

ほどよく疲れる程度の軽い全身運動がおすすめです。

 

 

5、身近に自然を

 

旅行で森林浴に行かなくても、

あなたの部屋の中に観葉植物を置いたり、

 

南国リゾートの海を眺めなくても

あなたの部屋に水槽を置いて熱帯魚を飼ったり、

 

ベランダで野菜栽培を楽しんだり、

近所の公園で秋の虫の音に耳をすませたり、

 

スマホ、テレビ、パソコンなどなど

電子機器に囲まれた生活の中にほんのちょっとでもいいので

自然を感じることができるような時間や空間を作ってみましょう。

ほっとするひとときが、夜の睡眠の質を高めます。

 

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本日も最後までお読みくださってありがとうございました。

ぐっすり眠って、元気な毎日をお過ごしください。

 

健康運動指導士

漢方茶マイスター

セラピスト

 

石本工

 

 

悲しいお知らせです・・・

2025年春の花粉飛散量の予想がウェザーニュースにより発表されました。

それによると

西日本と東日本で平年を上回り、

特に西日本では過去10年で最も多いかも・・・ということです。

 

▼「第一回花粉飛散傾向」の一般向けサイト
https://weathernews.jp/s/topics/202409/300075/

 

でも・・・

悲しんでいる場合ではありません。

花粉が飛び始める前に、つまり、今秋から冬にかけて

花粉症にならないカラダに、体質改善してしまえば良いのです。

 

今がチャンス!

今こそ、機を逃さず養生しましょう。

 

さて、、、どうすればよいの・・???

 

東洋医学では

花粉症の大きな原因は、五臓六腑や気血の巡りの不調によると考えられています。

 

花粉症になる人は

血液、リンパ液、気など

体液の循環が悪いです。

 

また、

「脾」が弱いタイプと「腎」が弱いタイプがあります。

 

「脾」とは、例えば胃腸など、

消化吸収全般のプロデューサー的役割臓腑です。

 

「腎」とは、例えば腎臓、副腎など

生命力の源を生み出し水分量や呼吸も関与するプロデューサー的役割臓腑です。

 

簡単にいうと

なんとなくいつも胃腸などお腹の調子を崩しやすい

→「脾」が弱いタイプ

 

なんとなくいつも元気がない、風邪などにかかりやすい

→「腎」が弱いタイプ

 

・・・で、お待たせしました

花粉症にならないために秋から始める体質改善の方法!

 

 

1、姿勢を変える

 

猫背、骨盤の歪みなどの悪い姿勢では血液やリンパ液などの体液や気の流れが滞ります。

いつも同じ姿勢でいないで、ストレッチや体操などをこまめに行うようにしましょう。

 

 

 

2、体を冷やさない

 

秋風が吹いたらもう冷たい食べ物・飲み物は禁止!

ビールもアイスもガマンガマン。

入浴はしっかり湯船に浸かりましょう。

 

 

 

3、十分な睡眠

 

睡眠は体の不調を整え、修復し、エネルギーをチャージします。

質の良い睡眠を確保するようにしましょう。

 

 

 

4、適度な有酸素運動

 

ウォーキングやジョギングなど

適度な有酸素運動は身体中の体液の循環を良くして老廃物の排出を促進します。

あなたの体力に応じて運動量は無理のないようにして行ってください。

 

5、食事

 

東洋医学の薬膳の処方では、

秋は白い食材が乾燥から守り、肺に潤いを与えてくれるとしています。

例えば、梨、レンコン、白ゴマ、大根、ユリネ、ナガイモ、白キクラゲなどです。

花粉症に備えて鼻の粘膜や呼吸器系に潤いを与えましょう。

 

 

冬は黒い食材とネバネバする食材が腎の機能を高め、生命力を強くし、

花粉などの外邪をやっつける免疫力を高める、としています。

例えば、黒ゴマ、コンブ、ひじき、黒豆、黒米・・・

納豆、なめこ、ナガイモ、レンコン、オクラ、モロヘイヤ・・・

 

オクラとモロヘイヤは旬ではないので冬は手に入りにくいかもですが

外国産などスーパーで見かけることもあります。

 

レンコン、ナガイモは、肺に潤いを与え、腎を強くし、秋でも冬でも大活躍ですね。

ぜひ、たくさん料理に使ってくださいね。

 

6、ツボ押し

 

就寝前のツボ押しも習慣にしてください。

指でぐーっと2秒、ちょっと痛いくらいまで押します。

 

腎の機能を高めるツボでおすすめは湧泉

 

 

脾の機能を高めるツボは図のように脚の内側。

その中でも特におすすめは三隠交。

内くるぶしの指3−4本分上あたりを指で押してズンと痛いところが三隠交です。

 

 

ーーーー

10月から3月まで、6か月・・・なんと半年もあります。

体質は3か月から変わり始めるので、余裕、余裕!

 

花粉症にならない大作戦開始!

頑張りましょう!

 

 

本日も最後までお読みくださってありがとうございます。

 

健康運動指導士

セラピスト

漢方茶マイスター

 

石本工

 

 

 

 

なかなか手ごわい怪獣を相手に、苦戦しているウルトラマン・・・

 

ピコン、ピコン、ピコン・・・・

あっ、カラータイマーが点滅し始めた!

タイムリミットはあと3分しかない・・・

がんばれ!ウルトラマン!!!

 

・・・って、

とっぴな前フリから始まりましたが

 

活動開始から終了まで

ウルトラマンは3分間しかありませんが

 

さて、人類はどのくらいでしょうか???

 

答えは 15時間

 

え、それしかないの、と思うか

  そんなにあるの、と思うか、あなた次第です。

 

私たち人間は、夜明けと共に太陽の光に刺激されて

脳が体内時計を約15時間後にセットアップし、

ピコンピコンとタイマーが作動。

 

そして約15時間後に眠りのホルモン「メラトニン」が分泌され

眠くなり、活動終了・・・

。。。眠りに落ちてゆく。。。。。となるわけです。

 

また、メラトニンが分泌されないにしても

そもそも、脳自体も約15時間で「もう休ませてくれー」と睡眠中枢にお願いし始めます。

 

・・・というわけで、大事な大事な睡眠に突入するというわけです。

 

睡眠は疲れた体の隅々までリフレッシュし、リカバリーし、充電し、

そして明日また元気に目覚めるのです。

 

しかし、生命維持に必要不可欠の睡眠が、不足してしまうことが、たびたびあります。

 

それは仕事や遊びで15時間以上、活動し続けたり、

または、眠りたいのに眠れない、何かの原因によるものです。

 

眠れない原因は次のようなものがあります。

 

1、環境

 

寝室の明るさ、騒音、温度や湿度、また布団の硬さや枕の高さなどの寝具など

睡眠に適した環境ではない場合は、睡眠が妨げられます。

 

2、生理的要因

 

痛み、かゆみ、または咳や鼻づまり、頻尿など、体のトラブル

また、不規則な生活など生活リズムの乱れが原因になります。

 

3、心理的要因

 

悩みや心配事などのストレス、

うれしいこと楽しかったことの興奮さめやらず・・・などの場合も眠れませんね。

 

4、薬などの影響

 

服用している薬の副作用や、アルコール、カフェイン、喫煙なども睡眠を妨げます。

 

5、疾病による原因

 

うつ病など精神疾患、神経疾患など睡眠を妨げる症状が出る疾病の場合。

 

 

これらの原因のうち、

生活リズムを整えることや睡眠環境を整えることは、あなた自身でもできますのでやってみてください。

 

それでも眠れない日々が続くなら

不眠の原因はひとつではなく、いろいろな要因が絡み合っていることも多いです。

大きく体調を崩す前に、専門の病院を受診してくださいね。

 

あなたのカラータイマーのタイムリミットをちゃんと受け入れられますように・・・

 

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本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

セラピスト

健康運動指導士

漢方茶ゆるゆる代表

 

石本工