冬になると抜け毛が多くなるって、知ってました?
木々がふさふさと茂っていた葉っぱを落として冬を迎えるのは、枯れてしまったのではありません。
日照時間が減る冬に備えて葉っぱの維持に必要なエネルギーを節約するためです。
でも、私たち人間の場合は、エネルギーを節約するために毛髪を抜け落とすわけではありません。
じゃあ、なぜ??
ズバリ、冷えると、抜けるのです。
植物に例えるなら、寒くて枯れてしまった、ということです。
冬の寒さで内臓が冷え、それでホルモンバランスの崩れを起こし、
全身の血の巡りが悪くなり、頭皮や手足の血行が悪くなります。
また、ただでさえ湿度が低くなる季節なのに、さらにエアコンの影響で頭皮は乾燥しまくります。
ならば、冷えなければ、よし!
髪の毛ふさふさを維持できるのです。
内臓で、特に冷えに弱いのは東洋医学では、「脾」(ひ)と「腎」(じん)です。
西洋医学の脾臓と腎臓とはちょっと違うので混乱しないようにしてくださいね。
「脾」は簡単にいうと、食べた物から体を動かす生命エネルギー「氣」と栄養である「血」を作り出す臓器です
「腎」は体内の水分量をコントロールする働きおよびホルモンバランスや成長全般を司る生命力の源ともいえる大事な働きがあります。髪の健康はこの腎の役割です。
と、いうわけで、脾と腎を冷やさない大作戦、始めましょう!
ミッション1 腹巻き
腎も脾も冷やさないように、まとめてお腹全体に腹巻きしましょう。
なぁーんだ、というくらい簡単明瞭、腹巻は昔から効果が認められ愛用され続けている大事なグッズです。
最近では温熱素材も色々と開発されているので、選ぶのに困るくらいたくさん発売されていますね。
ミッション2 身体を温める食材を食べる
冷たいものを飲食しない心がけが必要ですが、身体を芯から温めてくれる食材もあります。
有名なのはショウガ。
その他にもにんにく、長ネギなど色々あります。
ミッション3 入浴または足湯
シャワーだけではだめです。湯船に浸かって身体の芯まで温めてください。どうしても家庭の事情や時間の都合で湯船に入れない場合は、ヒマな時間に足湯でもいいです。
ミッション4 ツボ刺激
血海(けっかい)
なんか恐ろしい名前ですが、脾に効くツボです。
椅子に腰掛けた姿勢で手を膝に置いたときに、ちょうど親指で押しやすい位置にあります。ぐーっと2−3秒押し込んでください。
涌泉(ゆうせん)
生命の泉がこんこんと湧き出る・・・
そんなイメージで腎を活性化して髪の毛ばかりか全身が元気になります。
足ツボマッサージに行くと、必ず押される万能ツボです。
ぐーっと2−3秒押し込んでください
腎兪(じんゆ)
後ろに両腕を回してちょうど腰にゲンコツを当てたあたりです。
そのままゲンコツでトントンと10回くらい叩くのもよし、親指でぐーっと押し込むのもよし、です。
親指で押し込むのは一人でやりにくかったら、うつ伏せになってパートナーに押してもらうのも良いでしょう。
腎を強くするし、腰痛に効くツボでもあります。
中脘(ちゅうかん)
みぞおちとおへそを結んだライン上、ちょうど真ん中あたりです。
ぐーっと指で押し込むのもいいですが、温タオルやホカロンなどの携帯カイロでしばらく温めるのも有効です。
脾の働きを高めます。食べ過ぎて胃腸が弱っている時にも有効です。
本日も最後までお読みいただいて
ありがとうございました。
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