#199 - 僕は「ぬるま湯の東大生」です……
何をどのように勉強するのが「自由なお金持ち」になる第一歩なのか…
名前:DO
以前に「これから社会に出て行く人間として僕をとしてどう思われますか」という質問をお送りした東大生です。あの質問をお送りしてからすこし考えが変わりました。
僕の趣味は社交ダンスなのですが、その関係でドレス会社の社長とお知り合いになることが出来ました。いろいろお話を伺っているうちに「単純
に就職することは自分の時間的自由を放棄することではないか?」、「経済的・時間的な自由を将来得て好きなことをして生きていけるように、他人に雇われる
(=会社員)より他人を雇う立場(=社長)を今からでも目指すべきではないか?」と思うようになりました。しかし、自分は文学部で経済のことにはとんと疎
いです。今後勉強すべきだと思っています。
がなり社長のお考えや人となりを直接お会いして知りたい、オーラを体感してみたいというのが第一の希望理由ですが、それと同様社長の「経済
学習術」のようなものもお伺いしたいです。僕のような輩にとって何をどのように勉強するのが「自由なお金持ち」になる第一歩なのか、社長のご意見を拝聴し
たく思います。当然ですがこんなことは誰も教えてくれませんので…。
乱文乱筆失礼しました。宜しくお願いいたします。。
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■僕は、負け犬というのを「選択肢のない人生を歩んでいる人間」だと思っています。僕は会社を2つ潰して、AVの世界に入ったときは、負け犬でした。そし
て、それをつづけているうちに、お金も入ってきて、次第に仕事も面白くなって、自分の意思でAVをつづけるようになりました。このときに僕は、負け犬から
脱出できました。
東大生というのは、選択肢の多い人です。そして、この文章からすると、「DO」さんは、とてもバランスのいい人だと思います。僕は、「東大に入っ
て、東大を卒業する」という義務を果たした人が、権利として「自分の好きなことをしたい」というのなら、何も文句を言うつもりはありません。
あなたは、自分で努力して、それを成しえた人間です。ですから、何も雷なんか落とすつもりはありません。ただ、少しだけアドバイスをさせて
いただきます。東大を出るような人間は、たいてい「時間の使い方が上手い人」です。それは、仕事においても同じで、きっと、あなたは仕事のできる人になれ
ると思います。
仕事というのは、結果を出すことが求められるんです。ならば、早く結果を出して、残った時間を趣味に使えばいいんです。これが「勝ち組」に
なるひとつのポイントです。たとえば、「普通に勝ちたい」のなら、8時間すごく効率よく働いて、普通の人の倍の成果をあげれば、実質16時間分の仕事をし
たことになります。でも、「さらに勝ちたい」のなら、普通の人よりもさらに働く。たとえば、12時間効率よく働く。すると、普通の人の24時間分の成果が
得られます。
どんな人でも、一睡もしないで24時間働くということはできません。でも、仕事のできる人は、12時間の労働で、24時間分の成果を上げる
ことができるんです。僕は、2割の「頑張る人間」が世の中を引っ張っていくのだと思っています。あなたは、その2割の人になれる可能性があります。僕が今
いちばん苦しんでいるのが、「自分は才能をもらったんだから、それを使い切らなきゃいけない」という思いなんです。だから、人の分まで頑張らなくちゃいけ
ないと思っています。でも、それは楽しい辛さなんです。
僕は、あなたの言うような「ボチボチ生きる」という生き方を否定しません。でも、あなたは、勝てる人間だと思います。だから、今のところは、今の発想のままでいいけれど、今後、仕事を始めて、徐々にヤル気が出てきたら、僕と同じ発想を持ってくれるとうれしいです。
人より努力できることが才能なんです。あなたは、その才能をいただいたんだから、それは出し惜しみせずに、使い切ってほしいと思います。そ
うしないと、才能のない人たちに対して失礼なんです。悔しいけれども、あなたの「それなり」というのは、能力のない人の「一生懸命」よりも、レベルが高い
んです。だから、その仕事で頑張って、それで、結果として、世の中の役に立ってほしいと思います。
最後に「東大ブランド」ということについて、お話します。以前、東大生3人組がSODに会社訪問に来たことがあります。僕が「お前ら、うち
に入るつもりもないのに、冷やかしで来たんだろ?」と聞くと、彼らは「えぇ、そうなんです」と言いました。要は、社会に出ると、こういう世界は見られない
から、今のうちに見ておこうとやってきたんです。
さらに話を聞いてみると、今後、本命の会社を受けるときに、「AVメーカーにも行った」と言うと、「単なる東大生じゃなく、幅の広い東大生だとアピールできるから」だと言いました。僕と同等の会話ができる学生に会ったのは、今のところ、彼らが最初で最後です。
悔しいけれど、さすが東大です。僕がそういうのを受け入れる人間だということを会話の中で読み取って、平気でそういうことを言ったんです。そういう意味で、東大にはレベルが高い人たちが多いというイメージを僕は持っています。
ほめてばかりで悔しいけれど、僕は痛い目にあっていない人間に何かを言うつもりはありません。僕の説教は「負け犬」に向けてのものなんです。あなたは、まだ負け犬ではありません。もし、今後何か失敗して痛い目にあったら、また相談してください。
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参照http://app.blog.livedoor.jp/sod/tb.cgi/23470674