ネットに呟く私の本音 -4ページ目

虎の声参照9

#037 - 勉強に対するモチベーションを高めるのには?

勉強が思うようにはかどりません。…

現在大学院で勉強していますが、自分が思っていたほど勉強が簡単ではなく卒業が危ない状態です。

以前働いていた時はそれなりにやりがいがあって一応の成果を挙げてきました。しかし、仕事に打ち込みすぎたおかげで燃え尽きて、私生活もす さんでいました。大学に戻ってからできた時間的な余裕からだいぶ静養はできましたか、平安と引き換えに今後の自分に対して不安が芽生えてきます。

また、「リセット」ボタンを押したのはいいのですが、次の一手が頭に浮かびません。かといって勉強が思うようにはかどりません。やっぱり中 途半端に何かをやるのではなく、とことん好きな道に進むべきなんでしょうか?勉強に対するモチベーションを高めるのには何が必要でしょう?

高橋さんが人生で「落ちるときまで落ちた」と感じた時にどこから這い上がってきたのでしょうか?

よろしくお願い致します。


■「Richstyles!」さんの置かれている状況が、よくわからないまま、お答えさせていただきます。僕は「才能」っていうのは、人よりも努力できる ことだと思っています。自分では普通にやっていることが、周りからは「あいつ努力家だよな」と言われることが、仕事になると非常にラクになります。

僕の場合は、勉強では努力ができませんでした。でも、肉体労働だと普通にやったつもりでもすごく褒められました。「これは何が違うのかな」と考えたときに、無意識に人よりも努力できるものを見つけられたかどうか、だということに気がつきました。

「モチベーションを高めるには?」と考えている時点で、「Richstyles!」さんが今取り組んでいることは、きっと向いていないので しょう。ムリをしている時点で、それは「才能」ではないんです。ならば、そこで苦しむ必要はありません。それがわかっただけでもいいのではないかと思いま す。

僕は「大学に受からなかった」という現実から、「オレにはデスクワークは向いていない」という方向性が出ました。 「Richstyles!」さんが、どんなお仕事をしていたのかはわかりませんが、仕事には打ち込めて、成果もあげられたようですから、その仕事は自分に 向いていたのでしょう。自然に努力ができる「才能」があったのだと思います。早くそういう職業を見つけられるといいですね。

また、「努力できない自分」を素直に認める必要もあるでしょう。世の中には、適性が合わなくて苦しんでいる人が大勢います。でも、人には必ず適性というのがあります。適性を探すには「主観」を重視するのもいいでしょう。

テレビの制作からAVの世界に入った後、友だちから「AVなんか早くやめろよ」と言われました。でも、僕は友だちの「客観」意見を気にしませんでした。そのころの僕はお客さんからのダイレクトな反応に面白さを感じ始めていたからです。

10代の人には、「入り口をちょっとのぞいただけでムリだなんて言わないほうがいいよ」というアドバイスはしますが、 「Richstyles!」さんは、20代後半だと思われるので、苦しい努力はしないほうがいいとアドバイスします。嫌いな努力をすると精神がゆがみます から。

参照  http://app.blog.livedoor.jp/sod/tb.cgi/9711965

虎の声参照8

#039 - 起業予定の学生です。会社を潰した時に学んだことを教えてください。

友達に「社員とその家族の人生背負えるのか?」と言われ、…

初めまして、大学4年の男です。めがねと言います。

私は将来起業したいという思いがありまして、(分野も決まっています)経営に関する本を読み漁っているのですが、友達に「俺、将来会社立ち あげるよ」といったら、「お前、人を使うということがどういうことかわかってんのか?。社員とその家族の人生背負えるのか?」と言われ、頭ではわかってい るつもりでも、会社がつぶれてしまった時を想像しました。

がなりさんが会社潰した時に学ばれた事をよろしければ教えてください。


無責任な発言をさせてください。最悪な事態を想像してビビっていたら、何もできません。車でエンジンをかけた瞬間に「これで人をひき殺したらどうしよう」と考えたら、車に乗れなくなってしまいます。

結果として、会社が潰れてしまって、人に迷惑をかけることも当然あり得ます。でも、成功したときにどれだけ多くの人に幸せを与えられるかというものと引き換えに考えれば、そのリスクは当然引き受けなければなりません。

最初から「潰そう」と思って、会社を作るならば問題はあります。でも会社を作るということは挑戦するということです。「挑戦」には失敗する 可能性もあります。100パーセント失敗のない挑戦などありません。でも、それを恐れていたら何もできないので、「めがね」さん、そんなことは考えずに始 めたほうがいいと思います。

潰れるかもしれないというリスクに気がつかなかったフリをして起業するといいですよ。それに、最初に作った会社を潰しても死にはしません。大きな会社を潰したならば「死」という問題も生まれますが、それはそのときにまた考えればいいことです。

荷物を持つ前から落とすことを考える人は、起業家にはなれません。だから、「めがね」さんにアドバイスをくれた友だちは、一生、サラリーマンでしょう。

「会社は潰れるもの」という前提です。だから、「どうしたら潰れないか」と毎日努力しているんです。「運が悪くて潰れた」という発想は僕にはありません。

それでも心配ですか? ならば、子どもも作れませんよ。なぜなら、子どもも必ずいつかは死ぬんです。いつかは必ずとわかっているのに、なぜ人は子どもを作るのでしょう。それは、その過程が大切だからではないかと僕は思うんです。


参照:http://app.blog.livedoor.jp/sod/tb.cgi/9965900

虎の声参照7

#191 - 飽きやすい私。どうしたらいい?

今私は真剣に将来的に自分で起業をしようと決めております…

名前:ぺりえ

こんばんわ、がなりさん。私は現在20歳のフリーターです。
いつもがなりさんの貴重なお言葉を大変楽しみに、また大変参考にしています。
がなりさんに私の悩みを聞いていただけたら嬉しいです。
今私は真剣に将来的に自分で起業をしようと決めております。

現在はアルバイトしながら自宅で語学を勉強しており、また、近々留学することが決定しています。
留学の目的は単に語学を習得することだけでなく、広い世界を自分の目で見て、経験を積んで視野を広げたいというものです。
起業の目的をあげると、第一に、自分の力で一体どこまで出来るのか可能性を確かめたい、
女だからといってなめられたくない、
多額のお金を自由に寄付出来るような人間になりたい、
親孝行したい、
たとえ結婚したとしても仕事と両立出来る女でありたい、
もし結婚するなら夢や野望が大きい男性がいい、
価値観が同じ男性としか結婚したくない、
などの思いがあるのです。

そんな野心とは裏腹に、具体的な手始めに今自分が何をしているかといえば、
親がしている事業(飲食業)をネット販売の方面に拡大してみたり、
あれこれと様々な本を読んで「なるほど・・」と勉強してみたり、
将来的に立ち上げたい店のやや具体的なビジョンを心に描いてみたり、あれこれと策をめぐらしてみたり
語学を勉強してみたり(海外で起業することも視野にいれているので)
など、自分なりに努力しているつもりなのですが、自分的になんだかいまいちぱっとしない感じなのです・・。とっても生ぬるい感じです。
最近ふと、自分は今これでいいのか?こんなんでいつかデッカイ成功はつかめるのか?と思います。あせっているのかもしれませんが。。
そして私が抱いている最大の悩みは一体何なのかというと、それは私自身の飽きやすい性格です。

飽きやすい性格、というか、何にでも興味があり、何にでも首を突っ込むけれど、何かずば抜けて出来るものはないというやつです。
つまり、結果的に、私は器用貧乏になりそうで怖いのです。
自分で言うのもなんですが、私は昔から大概のことは何でも人より上手く出来てしまうので、
それが災いしてあまり努力をしなくても一通りこなせてしまう中途半端な人間になっている気がするのです。

しかし、やはりすごく努力しない人間に大成功は無いと思いますし、中途半端な人間になるなんて嫌です。。
でもなんだか色んなことが中途半端になっているようで気がかりです。
私はひとつのことをコツコツと出来ない性格な気がするのです。与えられた作業を普通にこなすのが苦手です。よく「感性が変わってる」とか「危険因子のかたまり」とか言われます。
友達は沢山いるほうだと思いますが、そういう性格なので信用とかはあまり無いような気がします(苦笑)

私はこれでいいんでしょうか?どうするべきなのでしょうか?
文章が何を言っているのかめちゃくちゃかもしれませんが、気づいたことで何か一言でもアドバイスをいただけると嬉しいです。
長文すみませんでした。


僕も器用貧乏です。ずっと、「器用貧乏で何が悪い?」と思っていました。より難易度の高いものを求めて、次々に新しいものに手を出す。でも、会社を2つ 潰した結果、僕は「自分の得意分野で戦っていなかった」ことに気がついたんです。あえてハンディキャップのあるものばかり選んで失敗をしていたんです。

「ぺりえ」さんも、「器用貧乏で飽きやすい」と書いていますが、きっとそんな自分の性格をどこかで肯定しているんです。でも、この性格を、自ら嫌い にならないと変われないよ。オール「4」ではなく、他のすべてが「1」でもいいから、「5」が1個でもあったほうがいいんです。

僕は2度の失敗から、器用貧乏というのは、本当に貧乏になるんだと、実際に借金を背負って初めて知りました。そして、その性格を憎み、本気 で貧乏からの脱出を目指しました。自分で自分に、「もう2番はいいから、ガタガタ言わずに1番を取れよ」と言えるようになりました。その結果、新しいもの に挑戦するよりも、自分が勝てそうな、慣れていることに挑戦するようになりました。

器用貧乏だという自分の性格を、嫌いになって、そして憎めるようになったんです。結果として、そのルートを通ったのは間違いではなかったと 思います。遠回りだったけど、僕にとっては、いい道でした。経営者にとって、「広く浅く」というのは重要な訓練だったんです。あらゆることに精通している と、人に対して指示がしやすいんです。「ぺりえ」さんも、確信犯として、自ら損をしてみたらどうですか? 

あなたはこれから留学するようですが、あなたの書いているように、単なる語学留学ならしないほうがいいと思います。僕はアメリカにホームス テイした経験があります。そのときに感じたのが、「アメリカ人の発想とオレの発想は似ているな」ということでした。だから僕は、アメリカ人と日本人のそれ ぞれのいいところを使おうと思えました。

留学というのは、新しい血が体内に入ってくるいいチャンスです。アメリカ人の気質は、伝統にとらわれず、結果がすべての「勝負に勝ちやすい気質」だと思います。あなたが、どこの国に行くのかわかりませんが、留学というのは、そうした気質を学ぶチャンスでもあります。

きっとあなたの頭の中には、無意識に「器用=優秀」という思いがあるんでしょう。でも、その性格を憎めるようになると、また違う一面も生ま れてきます。そのためには、フリーターを辞めること。フリーターというのは、何も責任がないんです。言われたことをやるだけなら、ちょっと器用な人には誰 でもできるんです。それよりも、責任を負わされることを経験した方がいいんです。早くお金を貯めて、自分に厳しい環境を与えてほしいと思います。

そして、「あんな不器用なヤツに、何でこの私が負けるの?」という悔しい経験を早くしてほしいと思います。ウサギがカメに負ける経験をして みなよ。早いうちに大きな挫折をしないと、人の痛みがわからないイヤなヤツになるよ。そうしないと、一生独身のままだよ。僕も挫折するまでは、ものすごい イヤなヤツでした。でも、失敗からそれを改めるチャンスを得たんです。

参照 http://app.blog.livedoor.jp/sod/tb.cgi/22539994

虎の声参照6

#193 -  同じものでも人の心に響くものと響かないものがあるのはなぜ?

是非、クリエイターの先輩である、がなりさんに質問させてください…

名前:思い人

はじめまして、高橋がなりさん。ブログをいつも楽しく読ませて頂いております。私は何かを創造するクリエイティブな事に非常に興味があり、 今は全然結果は出ていませんが、いずれはその道で生計を立てたいと考えています。がなりさんのことをAVの業界で非常に有名な方だとお聞きしました。是 非、クリエイターの先輩である、がなりさんに質問させてください。今は私は2つのことを感じています。
 

・基本に準じたものを作ればありきたりと言われ、意表をつけば奇抜性はあるが大衆には受け入れられないという状況に自分がいると感じています。 
・何かを創造するに当たって同じようなものが世の中に氾濫している。  

しかし、一見同じような物にも関わらず心に響くものと響かないものがあると感じています。  (同じようなものだけど、売れるものと売れな いものがあることと同じ意味です。)このことは絵の世界でも音楽の世界でも感じています。AVの世界でもこのようなことを、がなりさんはお感じにはなりま せんか?

・AVを作るうえで基本に準じるか、奇抜性を狙うか、そのさじ加減をどうされているのか?
・大量に世に出るAVの大部分は非常に似ているようで、ヒットするものとしないものがある。 

その違いは何か?もし、この問題に思うところありましたら、どうかクリエイターとして立場からのアドバイスとそういった創造性のあるものを制作販売されている会社の社長(クリエイターを雇う側)として立場からのアドバイスをお願い致します。


ひとつの例で説明すると、これは「風船」をイメージしてほしいんです。「基本」を身につけて膨らませると、直径30センチの風船を膨らませることができるんです。そして、「奇抜なもの」、「人と違うもの」というのは、そこからさらに膨らませるということなんです。

直径30センチまでは「基本」で膨らませて、そこから先は、クリエイターのエネルギーで膨らませる。すると、直径40センチまで膨らむ。でも、膨ら ませすぎると、当然風船は割れてしまいます。割れる風船というのは、「駄作」であり「売れないもの」なんです。「割れるかどうかギリギリの風船」、これが 「大当たりする作品」なんです。

これは、発売してみないと、割れるか、割れないかわからないんです。クリエイターというのは、空気を送る人間であって、風船というのは、それを買う人、見る人だからです。要するに、「空気」を売っている感覚です。

だから、クリエイターには、まず「基本」がないといけません。30センチの風船はいつでも確実に膨らませられる。それに加えて、もう少し膨 らませられるエネルギーが必要なんです。でも、それ以上の肺活量がありすぎると割れてしまう。これを、20センチしか膨らませなくて「ほら奇抜だろ?」っ て言っても、エネルギー不足のものが売れるはずがないんです。その力加減は、やっているうちにわかってくるものだと思います。

まず言えるのは、エネルギーのない人間は大きく稼げません。そして、「基本」がない人間は、エネルギーだけで風船を膨らませることもできま せん。いちばんいいのは、30センチの風船をしばらくの間、膨らませ続ける。すると「オレはもっといいものを作れるのに」という悔しいエネルギーが生まれ てきます。だから「基本」が、まずは大事なんです。

この「基本」さえわかっていれば、次は商売人の発想が必要になってきます。要は、世間の需要と供給を見るんです。これはあらゆる商品がそう です。このときには「人と違う」という付加価値が必要になってきます。もちろん「人と違うマズイもの」では売れません。例えば玉子で言うと、普通の玉子だ と、どんどん価格が下がって儲からない。だから、有機卵という付加価値を作っていくんです。

AVは、ほとんどが自分の作りたいものしか作っていない世界でした。AVの中で、お客さんの需要を考えながら作品作りをしたのは、僕しかいないと思います。だから、僕は圧勝できたんです。クリエイターでありながら、商売人の血も持っていたんです。

いい玉子を産みたいのなら、まずはニワトリ自身を変えること。そのためには、人と同じことをしていてはダメで、日常生活から人と違うことを していなかったらいけないんです。みんなと同じ鶏舎で、みんなと同じエサを食べている白色レグホンが、みんなと違う玉子を産むわけがないんです。ならば、 オーソドックスな白色レグホンではなく、名古屋コーチンや比内鶏にならなければいけないんです。

クリエイターの僕としては、お客を振り切って、「割れる風船」を作るのが大好きです。でも、社長の僕としては、売れない作品は大嫌いです。 それに、売れない作品ばかりを作っていたら、新しい風船も手に入らなくなるんです。だから、僕は売れる作品を作って、義務を果たした上で、自分の作りたい 作品を作っているんです。

最後に、「思い人」さんにひと言。20歳の小僧が「クリエイター」という言葉を簡単に使うなよ。あなたはまだ「ヒナ」であって、まだ「ニワ トリ」じゃないんです。トサカが生えてから「クリエイター」という言葉を使ってほしいと思います。ケツの黄色いヤツがガタガタ言うんじゃないよ。僕は、そ れぐらい「クリエイター」であることに、こだわりを持っているんです。


参照 http://app.blog.livedoor.jp/sod/tb.cgi/22830171

虎の声参照5

#195 - 会社とはこういうものなんですか?

自分には何が向いているのか、いまだに結論がでません…

名前:ひろ

始めまして、いつも拝見させて頂いています。30歳の独身男です。

これまでアルバイトを含め、色々な仕事を経験しましたが、自分のやりたいこと、また、自分には何が向いているのか、いまだに結論がでません。

今の仕事も、なんとなく、これでいいのかなと思いながら仕事している日々です。(過去に転職はしていますが、いったん就職した会社は3年は続けています)

自分としてはステップアップのつもり、幅を広げるつもりで転職してきたのですが、これでいいのか悩んでいます。

今の会社の上司ですが、僕と同じ年齢で、年収にすると数倍差をつけられていたりします。年齢は関係ないのかもしれませんが、やはり悔しいという気持ちはあります。

それでもやはり、自分がやりたいことを探し求めるべきなのでしょうか?それとも、会社とはこういうもの、理想の職場なんてないんだと割り切って、出世のために努力するほうが、長い目で見たら、自分のためになるのでしょうか?

いい年なのにくだらない質問かもしれませんが、何か少しでもきっかけになればと思い、投稿させていただきました。よろしくお願い致します。


■「ひろ」さんは、頭の中を整理していなくて、何となくイヤなことがいっぱいあるんです。何となく会社で思い通りにいかず、何となくイヤな感じがしている んです。だったら、そのイヤなことを箇条書きで挙げてごらんよ。たぶん、少ないはずだよ。だって、この文面には、具体的なことが何も書かれていないんです から。

そして、そのイヤなことというのは、あなた自身がたいした仕事をしていないことに原因があるのだと思います。大体、「自分のやりたいことがわからな い」と言っているクセに、会社に文句をつけるということに矛盾があるんです。イメージでイヤな雰囲気を持っていないで、せめて「何がイヤなのか」をはっき りさせてみるんです。

僕は、この文章を読んで、「同じ年齢で、数倍の年収差が生まれるなんていい会社だな」と思いました。この会社は、頑張れば収入が上がるとい う、可能性のある会社だと思います。SODでも、社員に「SODドリーム」を感じてもらうために、社員の収入を突然、倍にしてみたりしています。それに よって、他の社員にも夢を持ってもらいたいんです。

「理想の職場」というものはないんです。僕が一から作った、SODでさえ僕にとっては理想の環境ではありませんでした。それでも、「ひろ」 さん自ら力をつけて、少しでも理想に近づける努力はすべきだと思います。目の前に、数倍の年収をもらっている上司がいるのなら、それをサンプルにして、ど ういう社員が会社に望まれているのかを知ること。

会社に雇われているということは、社員といえども、「商品」なんです。ならば、いかに自分に付加価値をつけて、高く売れるかを考えるんで す。客観性のない人間は絶対に成功しません。あなたは「ダメな人間」なんです。まずは、そう自覚すること。そうして、血を入れ替える。あなたの場合、何か 1つ達成してから、文句を言ってほしいと思います


参照:http://app.blog.livedoor.jp/sod/tb.cgi/23039628

虎の声参照4

#197 - 「ヤル気」を起こすにはどうしたらいいですか?

僕は作家になりたいのですが、怠けることが大好きで…

名前:高橋

こんにちは。僕は、大阪に住む高橋と申します。がなりさんの、悩み相談コーナーはいつも楽しみにしています。がなりさんの答えを自分に向けられたものとしてとらえ、役立たせています。今年31歳になります。家族は、嫁さんと子供(2ヶ月)一人です。よろしくお願いします。

「やる気」を起こすには、どうすればいいでしょうか?

僕は怠けることが好きで、たとえ好きなことや、やりたいことに取り組んでいる際も、「何もしたくない」という欲望に負けてしまうことが多い です。何もせずのんびりすることや、サボることに快感を覚えてしまいます。嫌なことから逃げるために怠けるのは自分でも理解できるのですが、好きなことか らさえも逃げてしまう自分がいるのです。

僕にはやりたい仕事があります。それは作家です。小説(アダルトもの)を書くことや、AVやHゲーム等の企画を書くことを中心にやりたいと思っています。現状は、作家以外の仕事を生活のベースにしないといけませんが、何年か後には・・・と思っています。

僕が今やるべきことは、やはり時間の許す限り自分の作品をどんどん書くことだと思います。しかし、このように思っているにもかかわらず、僕は怠けることが大好きで、何も書かずに寝てしまうという日々が多いです。僕としては、もっと休まずに書き続ける日々が理想です。

そこで、怠けたい気持ちとどう戦っていけばいいか?

がなりさん教えて下さい。また、そんなときやる気のスイッチをONにするためのいい方法があれば教えてください。

読んでいただきましてありがとうございました。 


僕は、怠けたいから、人一倍、一生懸命働きました。先にイヤなことをやってしまって、後からゆっくりと休みたいと思ったんです。でも、怠けているだけで は生きていけないということも知っているし、人に負けるのが嫌いだという性格でもあります。だったら、「怠けるために働こう」と考えたんです。

だから「高橋」さんの「怠けたい」という気持ちはよくわかります。怠けるのは人生の権利だとも思います。要は、楽しく、食べて遊ぶという「消費」も 人間の権利なんです。でも、当然、義務として「働く、稼ぐ」というのも一方にはあるんです。だったら、「怠けるために働けばいいじゃん」というのが僕の考 え方です。

要は、長期的スパンで、物事を俯瞰で見るんです。そうすると、人生において、働く時期と怠ける時期が見えてきます。それに、同じ苦労なら、若いうちにした方が、体力的にも精神的にも少ない苦労ですむんです

あなたみたいな人は、歩合制の仕事がいいと思います。怠け者こそ、固めて稼げる仕事が向いているんです。だから、僕は起業にこだわりまし た。会社経営者になって、金を貯めて、遊んで暮らそうと考えたんです。そうすると、周りからは「働き者だね」と言われるんですが、実はまったく逆なんで す。

僕は、夏休みの宿題を8月31日に、あわててやるタイプの人間でした。でも、頭のいい子は7月中に終わらせてしまって、夏休みを満喫してい ました。僕は「もう20日だ。あと10日しかないよ」とずっと頭のどこかにひっかかって夏休みを過ごしていました。どっちが得なのか。そういう意味では、 10代のころの自分が全部、反面教師なんです。

その結果、厳しい職場で働いて、給料をもらいながら鬼コーチにしごかれる環境で頑張れたんです。そのときにいつも思っていたのは、「今は戦 時中なんだ」ということです。要するに、これは「期間限定のガマン」なんです。だから、今は「お国のために働こう」、「ぜいたくするな!」という思いで頑 張ることができました。

あなたは、転職してでも歩合制の厳しい会社に入った方がいいと思います。怠けるためにも努力が必要なんです。それがうまく回って、「30万 円」を手にすると、「よし50万円を目指してみよう」と思えてきます。それも、これは「期間限定なんだ」という思いが、その背後にあるからです。

あなたも作家を目指しているのなら、「怠けたい人間が、作家になっていく物語」を妄想してみるんです。今の地点から、ゴールまでをイメージ する。あとは、その通りに演じるだけです。自分の人生のシナリオを作って、自分で自分を演じる。そんな自己演出が大切なんです。「嫌いな仕事を1日8時間 できたんだから、好きな仕事を16時間ぐらい、全然平気だよ」と編集者に言っている姿をイメージしてみるんです。

まずは、人生を長いスパンで考えて、働く時期と怠ける時期をしっかりと理解する。また、「1日」や「1週間」という短いスパンでは、「1日 2時間」とか、「毎週土曜日」とか、自分の好き放題やっていい、「ダメな自分」を自由に泳がす時間を作ってあげる。要は、怠け者というのは、故障しやすい エンジンなんです。ならば、だましだまし使っていくしかないんです。


参考http://app.blog.livedoor.jp/sod/tb.cgi/23165968

虎の声参照3

#199 - 僕は「ぬるま湯の東大生」です……

何をどのように勉強するのが「自由なお金持ち」になる第一歩なのか…

名前:DO

以前に「これから社会に出て行く人間として僕をとしてどう思われますか」という質問をお送りした東大生です。あの質問をお送りしてからすこし考えが変わりました。

僕の趣味は社交ダンスなのですが、その関係でドレス会社の社長とお知り合いになることが出来ました。いろいろお話を伺っているうちに「単純 に就職することは自分の時間的自由を放棄することではないか?」、「経済的・時間的な自由を将来得て好きなことをして生きていけるように、他人に雇われる (=会社員)より他人を雇う立場(=社長)を今からでも目指すべきではないか?」と思うようになりました。しかし、自分は文学部で経済のことにはとんと疎 いです。今後勉強すべきだと思っています。

がなり社長のお考えや人となりを直接お会いして知りたい、オーラを体感してみたいというのが第一の希望理由ですが、それと同様社長の「経済 学習術」のようなものもお伺いしたいです。僕のような輩にとって何をどのように勉強するのが「自由なお金持ち」になる第一歩なのか、社長のご意見を拝聴し たく思います。当然ですがこんなことは誰も教えてくれませんので…。

乱文乱筆失礼しました。宜しくお願いいたします。。 


僕は、負け犬というのを「選択肢のない人生を歩んでいる人間」だと思っています。僕は会社を2つ潰して、AVの世界に入ったときは、負け犬でした。そし て、それをつづけているうちに、お金も入ってきて、次第に仕事も面白くなって、自分の意思でAVをつづけるようになりました。このときに僕は、負け犬から 脱出できました。

東大生というのは、選択肢の多い人です。そして、この文章からすると、「DO」さんは、とてもバランスのいい人だと思います。僕は、「東大に入っ て、東大を卒業する」という義務を果たした人が、権利として「自分の好きなことをしたい」というのなら、何も文句を言うつもりはありません。

あなたは、自分で努力して、それを成しえた人間です。ですから、何も雷なんか落とすつもりはありません。ただ、少しだけアドバイスをさせて いただきます。東大を出るような人間は、たいてい「時間の使い方が上手い人」です。それは、仕事においても同じで、きっと、あなたは仕事のできる人になれ ると思います。

仕事というのは、結果を出すことが求められるんです。ならば、早く結果を出して、残った時間を趣味に使えばいいんです。これが「勝ち組」に なるひとつのポイントです。たとえば、「普通に勝ちたい」のなら、8時間すごく効率よく働いて、普通の人の倍の成果をあげれば、実質16時間分の仕事をし たことになります。でも、「さらに勝ちたい」のなら、普通の人よりもさらに働く。たとえば、12時間効率よく働く。すると、普通の人の24時間分の成果が 得られます。

どんな人でも、一睡もしないで24時間働くということはできません。でも、仕事のできる人は、12時間の労働で、24時間分の成果を上げる ことができるんです。僕は、2割の「頑張る人間」が世の中を引っ張っていくのだと思っています。あなたは、その2割の人になれる可能性があります。僕が今 いちばん苦しんでいるのが、「自分は才能をもらったんだから、それを使い切らなきゃいけない」という思いなんです。だから、人の分まで頑張らなくちゃいけ ないと思っています。でも、それは楽しい辛さなんです。

僕は、あなたの言うような「ボチボチ生きる」という生き方を否定しません。でも、あなたは、勝てる人間だと思います。だから、今のところは、今の発想のままでいいけれど、今後、仕事を始めて、徐々にヤル気が出てきたら、僕と同じ発想を持ってくれるとうれしいです。

人より努力できることが才能なんです。あなたは、その才能をいただいたんだから、それは出し惜しみせずに、使い切ってほしいと思います。そ うしないと、才能のない人たちに対して失礼なんです。悔しいけれども、あなたの「それなり」というのは、能力のない人の「一生懸命」よりも、レベルが高い んです。だから、その仕事で頑張って、それで、結果として、世の中の役に立ってほしいと思います。

最後に「東大ブランド」ということについて、お話します。以前、東大生3人組がSODに会社訪問に来たことがあります。僕が「お前ら、うち に入るつもりもないのに、冷やかしで来たんだろ?」と聞くと、彼らは「えぇ、そうなんです」と言いました。要は、社会に出ると、こういう世界は見られない から、今のうちに見ておこうとやってきたんです。

さらに話を聞いてみると、今後、本命の会社を受けるときに、「AVメーカーにも行った」と言うと、「単なる東大生じゃなく、幅の広い東大生だとアピールできるから」だと言いました。僕と同等の会話ができる学生に会ったのは、今のところ、彼らが最初で最後です。

悔しいけれど、さすが東大です。僕がそういうのを受け入れる人間だということを会話の中で読み取って、平気でそういうことを言ったんです。そういう意味で、東大にはレベルが高い人たちが多いというイメージを僕は持っています。

ほめてばかりで悔しいけれど、僕は痛い目にあっていない人間に何かを言うつもりはありません。僕の説教は「負け犬」に向けてのものなんです。あなたは、まだ負け犬ではありません。もし、今後何か失敗して痛い目にあったら、また相談してください。

参照http://app.blog.livedoor.jp/sod/tb.cgi/23470674

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#162 - 将来、自分の店を持ちたい……

親には将来についていろいろとせっつかれていますが…

名前:あまったれ

間もなく三十路を迎える独身♀です。

今は雇われの身ですが、スタッフ10名足らずの小さなリラクゼーションショップの店長として奮闘しています。

今日はオフで、たまたまこのサイトを見つけて朝からパソコンにかじりつき、一気に全部読ませて頂きました。いろいろなところで思わず「うんうん、わかるっ!」とうなずけて、何やらむくむくと元気が湧いてきたところです。

私は数年前、突如リラクゼーションの世界に目覚め、将来は独立して自分の店を持ちたいと思っております。

今は先立つ資金は皆無ですが、時間と体力はありあまっています。しかしながら日々の生活、回りの環境やしがらみに呑まれそうになりながら、いろんな自分と葛藤している毎日です。

ここ1~2年実家暮らしのため親には将来についていろいろとせっつかれています。親の気持ちもわからなくはないのですが、今は夢を実現させることが私の一番の目標です。

ずばり、何から始めるべきか、どういった考え方を持つべきかアドバイス頂きたくメールした次第です。

よろしくお願い致します。


■「あまったれ」さんは、そんなに悩んでいませんよね。この文章からは、飢餓感はなく、店長として実践を積んでいる、むしろ自信のようなものさえ感じられます。

多くの女性は30歳になるときに「結婚」に向けてあせり始めます。でも、ここであせって男を探すと絶対に失敗します。物事の失敗のパターンは、あせりによるものがほとんどなんです。ならば、いかにあせらない自分を作っていくかが大切です。

一般的に、三十路女性のあせりとして「結婚できなかったらどうしよう」とか「20年後に仕事をしている自分の姿が想像できない」というのが あります。ならば、あせりを弱めるためにまずは、仕事の基盤を作ってほしいんです。最悪の場合でも「仕事がある」と思えれば、あせりは少し弱まります。

あせりをなくす方法は、「最悪の場合でも、自分が納得できるところまでしか落ちないこと」なんです。最悪が想定できて、それに納得できればあせらないんです。そうすると、落ち着いて、男選びができるようになるんです。

「あまったれ」さんの場合で言うと、まず今の仕事で結果を出す。たとえ独立できなかったとしても、店長として店の切り盛りはきちんとできる というレベルに達しておく。今の店がつぶれても他の店から引っ張られるようにしておく。それができると、自分の中でまずは落ち着きます。そこから、独立に ついて考え始めるといいんです。

それがうまくいくと、恋愛もうまく回り始めます。「何から始めるべきか」ではなく、現状を一歩一歩進んでいくんです。まずベースを作って、 選択肢を持つこと。するとあせりがなくなります。今は、一般OLでも長く勤められる時代です。今のあなたの姿勢は正しいです。そして、今、きちんとやるこ とが親の希望にかなうことにもなります。

ガツガツしているほうがむしろ危険だよ。女性の場合は、恋と金は追いかけてはいけません。でも、あなたはそれを十分理解していると思います。ですから、今回は、「あまったれ」さんにというよりも、30代で結婚をあせっている女性一般に向けてお答えさせていただきました。


http://blog.livedoor.jp/sod/archives/19678980.html参照

虎の声参考1

尊敬する高橋がなりさんのブログで印象に残ったものを
残しておく。参照http://blog.livedoor.jp/sod/archives/2005-04.html

#169 - ひと言、激励を!
親から譲り受けた仕事を放棄し、来年6月より新しい人生を送ります…


はじめまして。『がなり説法』を読ませていただき、大変励まされました。私31歳、妻と子供が二人おります。これま

での人生はっきり言って相当甘えておりました。当然このままではたいした人生は送れない、そんな先の恐怖に駆られて

、これまでの全人生を否定し、一から出直す覚悟で、親から当然のように譲り受けた仕事を放棄し、来年6月より新しい

人生を送ります。どうかがなり様に、こんな男へ、激励とは言わず叱咤、とにかく一言かけていただきたいのです。どう

かよろしくお願いいたします。


■僕は、いわゆる、二代目や三代目を尊敬することこそあれ、バカにすることはまったくありません。でも、そういう人に限って、僕みたいにゼロから始めた人間を「エライ!」とほめてくれます。でも、僕から言わせれば「あんたたちのほうが全然エライよ」と、二代目、三代目の人にはいつも言っています。

なぜなら、それは「ゼロからのスタートじゃない」からです。最初に自分に与えられたものを減らしちゃいけないというプレッシャーは、僕には耐えられません。僕は、「ゼロからのスタート」だったから、「ゼロになったっていいや」と思えたので、すごくラクに走れました。僕も最初は「生まれながらにレールが敷かれている」という部分で、二代目、三代目をバカにしていました。でも、彼らの持つプレッシャーは、ものすごく大きいということに気づきました。
「オレの前に道はなく、オレの後に道はできる」という生き方は、道を作る苦労がある反面、どこを走ってもいい、気楽さがあります。要は、初代と二代目は背負う苦労の質が違うんです。初代は100キロのバーベルを、一瞬でもいいから高く持ち上げればいい生き方。でも、二代目は10キロのバーベルを、10年、20年とずっと持ち続ける生き方なんです。

外の世界を経験することによって、「t」さんは、自分がどちらのタイプの人間なのかを知るのはいいこ

とでしょう。その結果、意地を張らずに、もう一度「親の仕事に戻る」のもアリだと僕は思います。あなたには、2つの選択肢があるんです。それはすごくラッキーな人生です。それをラッキーだと思えれば、また違う発想も生まれるでしょう。

生まれながらの環境を受け入れること。そして、今、選択した人生で精一杯走ってみること。そして、改めて振り返ってみて、自分には、「瞬発力」と「持久力」のどちらがあるのかを考える。その結果、「ゴメンナサイ」って戻るのもいいと思います。意地になっても、誰も得をしません。僕が『がなり説法』で繰り返し言ったことは「人間は失敗する生き物なんだ」ということです。失敗したときに、素直に反省できるかどうかが大切なんです。

もちろん、新しい道でうまくいくにこしたことはないんですが、失敗したときには、素直な心を忘れないでください。胡

蝶蘭が道端の雑草と一緒に生きるのは辛いよ。あなたは「これまでの人生は甘えていた」と書いています。新しい道でも、その素直な気持ちは忘れないでほしいと思います。

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元代表取締役社長 高橋がなり

成長と進化の違い

成長⇒人や動植物が育って大きくなること。おとなになること。「子供が―する」「ひなが―する」「経験が人を―させる」
進化⇒生物が、周囲の条件やそれ自身の内部の発達によって、長い間にしだいに変化し、種や属の段階を超えて新しい生物を生じるなどすること。一般に体制は複雑化し機能は分化していく。

成長は、字からして、長く成る。成長は、どちらかというと、内部的な要素を感じる。自然に身についた。気がついたときに大きくなっていたといった印象だ。また、それを続けることにより、母体が大きくなるという印象を受ける。

進化は、化けて進むと書く。周りの変化に順応しながら、進んでいくとう感じだ。外部要因に依存するところが多く、何か、居心地の悪い、変化に対して、順応し変わったというような印象を受ける。

人類自体がそうした、周りの環境に左右されながら、進化を繰り返していく。今の世の中変化が著しいが、今までのことをずっと繰り返していくようでは取り残されていく。

その変化に順応していく力。それは、今までの生活で様々な体験をしてきたことや様々なことに興味を持ったところからきたと思える。変化を楽しむ。それが自分の長所かもしえれない。