虎の声参考1 | ネットに呟く私の本音

虎の声参考1

尊敬する高橋がなりさんのブログで印象に残ったものを
残しておく。参照http://blog.livedoor.jp/sod/archives/2005-04.html

#169 - ひと言、激励を!
親から譲り受けた仕事を放棄し、来年6月より新しい人生を送ります…


はじめまして。『がなり説法』を読ませていただき、大変励まされました。私31歳、妻と子供が二人おります。これま

での人生はっきり言って相当甘えておりました。当然このままではたいした人生は送れない、そんな先の恐怖に駆られて

、これまでの全人生を否定し、一から出直す覚悟で、親から当然のように譲り受けた仕事を放棄し、来年6月より新しい

人生を送ります。どうかがなり様に、こんな男へ、激励とは言わず叱咤、とにかく一言かけていただきたいのです。どう

かよろしくお願いいたします。


■僕は、いわゆる、二代目や三代目を尊敬することこそあれ、バカにすることはまったくありません。でも、そういう人に限って、僕みたいにゼロから始めた人間を「エライ!」とほめてくれます。でも、僕から言わせれば「あんたたちのほうが全然エライよ」と、二代目、三代目の人にはいつも言っています。

なぜなら、それは「ゼロからのスタートじゃない」からです。最初に自分に与えられたものを減らしちゃいけないというプレッシャーは、僕には耐えられません。僕は、「ゼロからのスタート」だったから、「ゼロになったっていいや」と思えたので、すごくラクに走れました。僕も最初は「生まれながらにレールが敷かれている」という部分で、二代目、三代目をバカにしていました。でも、彼らの持つプレッシャーは、ものすごく大きいということに気づきました。
「オレの前に道はなく、オレの後に道はできる」という生き方は、道を作る苦労がある反面、どこを走ってもいい、気楽さがあります。要は、初代と二代目は背負う苦労の質が違うんです。初代は100キロのバーベルを、一瞬でもいいから高く持ち上げればいい生き方。でも、二代目は10キロのバーベルを、10年、20年とずっと持ち続ける生き方なんです。

外の世界を経験することによって、「t」さんは、自分がどちらのタイプの人間なのかを知るのはいいこ

とでしょう。その結果、意地を張らずに、もう一度「親の仕事に戻る」のもアリだと僕は思います。あなたには、2つの選択肢があるんです。それはすごくラッキーな人生です。それをラッキーだと思えれば、また違う発想も生まれるでしょう。

生まれながらの環境を受け入れること。そして、今、選択した人生で精一杯走ってみること。そして、改めて振り返ってみて、自分には、「瞬発力」と「持久力」のどちらがあるのかを考える。その結果、「ゴメンナサイ」って戻るのもいいと思います。意地になっても、誰も得をしません。僕が『がなり説法』で繰り返し言ったことは「人間は失敗する生き物なんだ」ということです。失敗したときに、素直に反省できるかどうかが大切なんです。

もちろん、新しい道でうまくいくにこしたことはないんですが、失敗したときには、素直な心を忘れないでください。胡

蝶蘭が道端の雑草と一緒に生きるのは辛いよ。あなたは「これまでの人生は甘えていた」と書いています。新しい道でも、その素直な気持ちは忘れないでほしいと思います。

ソフト・オン・デマンド
元代表取締役社長 高橋がなり