たまらなく孤独で、熱い街 -83ページ目

『ブラックラジオ』 大山 尚利

ブラックラジオ (ハヤカワ文庫JA)

ブラックラジオ
著者:大山 尚利

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2014年7月15日

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「ブランニューデス」

「ニコニコ交通情報」

「ジョークナイトデスマッチ」

「全国こども電話相談室デビル」

「デッドモーニングクリニック」

「ブラックサンデー競馬中継」

「デッドボールナイター

「壊れかけのレディオドラマ劇場/コルセット密室殺人事件 第九回」

「ドリーム・フォー・レクイエム」

「ジョークナイトデスマッチ 第十試合」

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最初は何か起こりそうな期待感があったのだが、読み進むうちになくなった。

ラジオネタは少し面白いと思ったが、ネタが続かないというか思いつかないんだろうな。

ブラックというほどでないし。


『パーフェクトフレンド』 野﨑 まど

パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)

パーフェクトフレンド
著者・後書:野崎 まど

(メディアワークス文庫)

初版:2011年8月25日

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久しぶりの野﨑まどだが、またしても天才が登場。

ストーリー云々の前に飽きてきたぞ。

後半はなかなかの面白さだったけどね。

次は『2』か。

いつ読めるかな。


『機械男』 マックス・バリー

機械男

機械男
著者:マックス・バリー

訳者:鈴木 恵

解説:編集部

(文藝春秋)

初版:2013年5月10日

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2011年の作。

以前読んでヘンな小説という印象を持った『ジェニファー・ガバメント』だが、『機械男』もある意味ヘンな小説。

どう考えてもマイナーな作家なのだが、映画化ということで翻訳されたのかな。

 

職場の事故で片足を無くした主人公。

ところが、義肢をあつらえてもらった彼は自分でもっと良いものを作ろうとし、会社も全面的にサポートしてくれてるらしく、ついに自分なりの「美脚」を作ったのだが・・・。

話は次第にエスカレートしていくが、テンポが悪いせいか主人公のコミュ不足のせいかチンタラしている感じ。

かなりデフォルメされているとはいえ、こんな世界もいつか来るのかねえ。






『怪獣文藝』 東 雅夫・編

怪獣文藝 (幽ブックス)

怪獣文藝
編者・後書:東 雅夫

(メディアファクトリー・幽ブックス)

初版:2013年3月11日

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「怪獣地獄」 黒史郎

「さなぎのゆめ」 松村進吉

「怪獣都市」 菊池秀行

「穢い国から」 牧野修

「ナミ」 佐野史郎

「大怪獣対談 Part.1」 佐野史郎vs.赤坂憲雄

「みちのく怪獣探訪録」 黒木あるじ

「松井清衛門、推参つかまつる」 山田正紀

「中古獣カラゴラ.ン」 雀野日名子

「火戸町上空の決戦」 小島水青

「別の存在」 吉村萬壱

「大怪獣対談 Part.2」 夢枕獏vs.樋口真嗣

「怪獣文藝縁起-あとがきに代えて」 東雅夫

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山田正紀目当てなので文句は言いたくないが、怪獣が暴れて地球防衛軍が迎え撃つみたいな単純なものを一つでも読みたかった。

どれも割と内省的で、特にひねた(「ひねった」ではない)ような「怪獣都市」「穢い国から」あたりは読むのがしんどかった。

全体には怪獣をダシにしたホラーかなあ。


『創作の極意と掟』 筒井 康隆

創作の極意と掟

創作の極意と掟
著者:筒井 康隆

(講談社)

初版:2014年2月28日

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この本は筒井康隆の遺言であり、その対象は「プロの作家になろうとしている人、そしてプロの作家すべてだ」そうな。

当然私は対象外なのだが。

たくさんの項目があり、なるほどと感心する部分も多々ありましたが、読んでいるときは意識していないので。

これから作家になろうという方には参考になったのではないかと。

ただ、ここに挙がった本や作家は著者本人のは別として、ほとんど読んでいない・・・。


『パイド・パイパー~自由への越境~』 ネビル・シュート

パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)

パイド・パイパー - 自由への越境
著者:ネビル・シュート

訳者・後書:池 央耿

解説:北上 次郎

(創元推理文庫)

初版:2002年2月22日

(1970年前後に角川文庫より『さすらいの旅路』にて刊行されたらしい)

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1942年の作。

目ぼしい本が見つからなかったときに、『渚にて』のネビル・シュートの(表紙を見れば)ほのぼのとした小説かなと思って購入した記憶が。

正直、あまり期待しないで読みだしたんだけど、面白さにぶっ飛びました。

シュートさん、ごめんなさい。

70歳で元弁護士の英国紳士がフランス南部に旅行に行くが、政情が不安になってきたためドイツ軍のフランス侵攻のさなか、やむを得ず預かった子供たちと共にイギリスへ帰ろうとするが・・・。

これはサスペンスたっぷりの冒険小説。

イギリスにも空襲があったろうに、戦時中にこんな小説を書いてしまうのはすごい。



『ベロニカは死ぬことにした』 パウロ・コエーリョ

ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)

ベロニカは死ぬことにした
著者:パウロ・コエーリョ

訳者・後書:江口 研一

(角川文庫)

初版:2003年4月25日

(2001年1月に角川書店より刊行)

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睡眠薬を大量に飲んで自殺しようとしたベロニカが目覚めたのは精神病院。

しかし、そのせいで心臓が弱り数日の命と医者に宣告される。

自分の意志で死ぬのはいいけど、いつ死ぬか分からない状況はたまらない。

そして病院で知り合った何人かの生き方や考え方を知って、ベロニカも変わっていくのだろう。

しかし、とても読みにくかった。

単純な小説にしか向かない感性のなさを思い知らされるな。

『わが愛しき娘たちよ』 コニー・ウィリス

わが愛しき娘たちよ (ハヤカワ文庫SF)

わが愛しき娘たちよ
著者:コニー・ウィリス

解説:山田 和子

(ハヤカワ文庫SF)

初版:1992年7月31日

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「見張り」(訳:高林慧子)

「埋葬式」(訳:高林慧子)

「失われ、見出されしもの」(訳:高林慧子)

「わが愛しき娘たちよ」(訳:大森望)

「花嫁の父」(訳:小野田和子)

「クリアリー家からの手紙」(訳:大森望)

「遠路はるばる」(訳:小野田和子)

「鏡の中のシドン」(訳:酒井昭伸)

「デイジー、日だまりの中で」(訳:大森望)

「通販クローン」(訳:大森望)

「サマリア人」(訳:小野田和子)

「月がとっても青いから」(訳:酒井昭伸)

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ほぼ30年前に書かれた短編をまとめたウィリスの最初の短編集。

短めのが多いせいか、すんなりと読めたものが多かった。

表題作は発表当時は喧々諤々だったかもしれないが、今読めばさほどのことはない。

書くのが30年早かった?

「見張り」は史学部シリーズ(?)第一作でハラハラがたっぷり。

「月がとっても青いから」は作者お得意のすれ違いもの。

この短編集も『最後のウィネベーゴ』同様、ちょっとした違和感を感じる。


『将棋エッセイコレクション』 後藤 元気・編

将棋エッセイコレクション (ちくま文庫)

将棋エッセイコレクション
編者・後書:後藤 元気

(ちくま文庫)

初版:2014年2月10日

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将棋に興味をなくしたが、どこかでは気になる存在ではある。

だから、これも興味深く読めました。

そうは言っても、著者や棋士に思い入れがなくなってしまっているのが、いささかショックではあった。



『トラウマ映画館』 町山 智浩

トラウマ映画館 (集英社文庫)

トラウマ映画館
著者・後書:町山 智浩

解説:川本 三郎

(集英社文庫)

初版:2013年9月25日

(2011年3月に集英社より刊行)

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『バニー・レークは行方不明』

『傷だらけのアイドル』

『裸のジャングル』

『肉体の悪魔』/『尼僧ヨアンナ』

『不意打ち』

『愛と憎しみの伝説』

『悪い種子』

『恐怖の足音』

『コンバット 恐怖の人間狩り』

『早春』

『追想』

『戦慄!昆虫パニック』

『不思議な世界』

『マンディンゴ』

『ロリ・マドンナ戦争』

『ある戦慄』

『わが青春のマリアンヌ』

『妖精たちの森』

『かもめの城』

『かわいい毒草』

『マドモアゼル』

『質屋』

『眼には眼を』

『愛すれど心さびしく』

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書店でなんとなく手に取ったら、見たことがある(どちらかというと)マイナーな映画がいくつか載っていたので興味を持って購入。

こういうことはネットではできないねえ。

『路地裏の迷宮踏査』の映画版という気もするけど、ページ数が多いだけ1本1本が詳しく書かれているので読んでいて非常に楽しい。

ほとんどが見ていない映画であっても。

 

『シベールの日曜日』も『かもめの城』もTVの深夜放送で見たけれど、パトリシア・ゴッジに印象はない。

それよりも、『戦慄!昆虫パニック』のリン・フレデリックや『愛すれど心さびしく』のソンドラ・ロックに心ときめいたものだ。

ああ!わが青春!