たまらなく孤独で、熱い街 -62ページ目

『閉店時間』 ジャック・ケッチャム

閉店時間 (扶桑社ミステリー ケ 6-9)

閉店時間
著者:ジャック・ケッチャム

訳者・後書:金子 浩

(扶桑社ミステリー)

初版:2008年7月30日

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「閉店時間」(2003年)

「ヒッチハイク」(2001年)

「雑草」(2006年)

「川を渡って」(2003年)

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ケッチャムの近年の中短篇集。

「閉店時間」は殺された男がバカとしか思えなかったので、どうしてブラム・ストーカー賞を獲れたのか分からん。

「ヒッチハイク」のエスカレーションぶりは途中までは良かったが、通りがかりの5人家族が殺されるところからはちょっと・・・。

「雑草」は実話に基づいた部分があるとしてもファンタジーとしか思えなかった。

「川を渡って」のウエスタンが一番面白かったかな。

結局「力は正義なり」になってしまうんだね。



『リライブ』 法条 遥

リライブ (ハヤカワ文庫JA)

リライブ
著者・後書:法条 遥

解説:佐々木 敦

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2015年3月25日

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ここまで書かれると「SF史上最悪のパラドックス」も納得ですが、さて何がどうなったのやら。

作者があとがきでまとめてくれて「なるほど」ですが、フローチャートがないと読者も五里霧中ですな。

なかなか底意地が悪い(つもりはないのだろうけど)。


ドラフト・2015

1位 岡田 明丈(おかだ・あきたけ)   大阪商業大 投手
2位 横山 弘樹(よこやま・ひろき) NTT東日本 投手
3位 高橋 樹也(たかはし・みきや) 花巻東高 投手
4位 船越 涼太(ふなこし・りょうた) 王子 捕手
5位 西川 龍馬(にしかわ・りょうま) 王子 内野手
6位 仲尾次 オスカル(なかおじ・おすかる) Honda 投手
7位 青木 陸(あおき・りく) 山形中央高

内野手

 

王子に元カープの川口盛外さんが在籍(カムバック?)しているので、太いパイプでもあるのかな。


『リアクト』 法条 遥

リアクト (ハヤカワ文庫JA)

リアクト
著者:法条 遥

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2014年4月25日

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うーん。

『リビジョン』から間が開きすぎたかな。

なんとなく分かりかけてきたような、違うような。

この作者の隠れ愛読者のつもりなのだが、ひとつ言えることは思考停止状態で読んでしまった。


『IKEAのタンスに閉じ込められたサドゥーの奇想天外な旅』 ロマン・プエルトラス

IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅 (小学館文庫)

IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅
著者:ロマン・プエルトラス

訳者・後書:吉田 恒雄

(小学館文庫)

初版:2014年10月12日

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2013年の作。

奇想天外な旅たって、ただ状況に流されて主人公の都合の良い方向に行っただけ。

そもそもパリまでの旅費は調達したのに、目的のものを購入するお金を持ってないのが余程奇想天外。

作者がいい調子で書いているのはなんとなく伝わるけど、お国の違いなのかお笑いが伝わって来なかった。

それにインドやサドゥー(行者)を見下しているようにも思えたし。


『メルキオールの惨劇』 平山 夢明

メルキオールの惨劇 (ハルキ・ホラー文庫)

メルキオールの惨劇
著者:平山 夢明

(ハルキ・ホラー文庫)

初版:2000年11月18日

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この作者の熱心な読者ではないし、予想とは大きく違ったけど面白かった。

クールなはずの主人公が熱い行動に出たり、子供の母親にとって多分ハッピーエンドになったりと、少し面食らったが読後感も良かったので、この前に変な本を読んでしまったのの禊にはなったな。

私にはハートウォーミングな物語よりも、少々(あくまでも少々)鬼畜っぽい本の方が和むんですねえ。

『名前のない星の物語』 藍沢 季

名前のない星の物語 (メディアワークス文庫)

名前のない星の物語
著者・後書:藍沢 季

(アスキー・メディアワークス文庫)

初版:2014年8月23日

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思考回路がショートしたのか、野阿梓の「花狩人」を連想して購入したのだが、全然違いましたな。

人はあらゆるものに名前を付けるのですよ、識別するために差別化するために。

一家族だけならまだしも集落や村で名前がなくてどうやって生活して行けるのだろう。

それと固有名詞が少ないだろうから会話すら難儀すると思うんだが。

AIやネットがある世界だから(使えるのはごく一部のエリートだけだとしても)、電話は分からんが郵便はあると思うけどどうやって届けるのかな。

そういう世界なのだと言われると返す言葉がないけどね。

『イチ、ニのサン!』 筒井 康隆

イチ、ニのサン! (メルヘンの森シリーズ)

著者:筒井 康隆

 絵 :ミハエル・リューバ

(河出書房新社・メルヘンの森)

初版:1986年9月10日

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調べ物をしていたらこの本が出てきたので読む。

閉塞した村から登場人物たちが一斉に脱出したら、そこは牧場でやっぱり絵本の中。

そこも皆でまた一斉に脱出したら、そこは戦場で・・・。

どこまで行っても二次元から脱走できないのだな。

ミハエル・リューバのすっとぼけたような絵ともマッチして面白かった。

ある日この本を開いて登場人物のところが白くなっていたら、またどこかの絵本か世界に「イチ、ニのサン!」で脱出したのかも知れませんね。

ん?マンション5階の窓をコンコンとたたく音が・・・。


『世界はゴ冗談』 筒井 康隆

世界はゴ冗談

世界はゴ冗談
著者:筒井 康隆

(新潮社)

初版:2015年4月25日

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「ペニスに命中」

「不在」

「教授の戦利品

「アニメ的リアリズム」

「小説に関する夢十一夜」

「三字熟語の奇」

「世界はゴ冗談」

「奔馬菌」

「メタパラの七・五人」

「附・ウクライナ幻想」

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年齢のことを言われるのは作者も不本意でしょうが、もう81歳になるのですね。

それでいて旺盛な執筆ぶりに驚きます。

しかも、縁側から庭を描写するような私小説など書くわけがない。

メタがメタを呼んでメタ・メタな小説の数々にどっぷりと浸れる幸せ。

「三字熟語の奇」ではその量にもビックリしたが、読んでいるとなんとなく物語になってるような気も。

長編も書かれたようですし、今後ますます期待が持てます。


『レテの支流』 早瀬 乱

レテの支流 (角川ホラー文庫)

レテの支流
著者:早瀬 乱

解説:大森 望

(角川ホラー文庫)

初版:2004年11月10日

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レテ(レーテ)の川の水を飲むと過去を忘れてしまうという。

一時は人気バンドボーカルだった主人公は、今の不動産仲介の仕事が上手く行かないのは絶頂期の記憶が足かせとなっているためだと思い、その期間の記憶を消去する処置を受ける。

だが不思議な出来事が起こるようになり、消した過去を調べようとするが・・・。

テキトーに収まるんじゃないのと思ってたら、そこまでやるかという状況になって驚いた。

期待してなかったけど、悪くはなかった。