たまらなく孤独で、熱い街 -59ページ目

『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』 チャールズ・ユウ

SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと

著者:チャールズ・ユウ

訳者:円城 塔

解説:橋本 輝幸

(新・ハヤカワSFシリーズ)

初版:2014年6月15日

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2010年の作。

本当は円城塔の創作じゃないのかという疑いを拭いきれずに読み進めた。

タイムマシンのメンテナンスをしている主人公はかつて何かがあって引きこもり同然で仕事をしているが、父を探して外部に目をむけようかという、言うなれば家族小説で成長物語か。

円城塔の翻訳は雰囲気がぴったりな感じだが、円城塔の創作として読むと「らしさ」が少々物足りない。

これからもユウの翻訳は円城塔が一手に引き受けるのだろうか。

やたらと円城塔を連呼してしまった。



『殺人ツアーにご招待』 マリアン・バブソン

殺人ツアーにご招待

著者:マリアン・バブソン

訳者・後書:片岡 しのぶ

(扶桑社ミステリー)

初版:1990年6月25日

(1987年2月にサンケイ文庫より刊行)

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1985年の作。

アメリカのミステリー専門書店が、イギリスの片田舎にある寂れたホテルと組んで始めたミステリーツアー。

ホテルの中すべてが舞台となる推理劇が始まるのだが、今回はホテルが雪の山荘と化し、殺人も起きてしまう・・・。

少し前にミス・マープルもののTVドラマをBSで観たので、イギリスの片田舎や寂れたホテルのイメージがしっくり来ました。

ただ、登場人物が多すぎて整理しきれず。


『弟切草』 長坂 秀佳

弟切草 (角川ホラー文庫)

弟切草
著者・後書:長坂 秀佳

(角川ホラー文庫)

初版:1999年4月10日

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タイトルだけ見て購入した覚えがある。

当時(いつの当時?)の人気ゲームを乱歩賞作家がオリジナル小説化らしいが、乱歩賞作家にしては文章が稚拙だな(失礼)。

申し訳ないが内容も期待外れで、途中でギブアップするところだった。

もっと上手に惨劇の幕開けとなる洋館に誘ってほしいね。

ゲームなら楽しめるだろうか。


『メタルギア ソリッド スネークイーター』 長谷 敏司

メタルギア ソリッド スネークイーター (角川文庫)

メタルギア ソリッド スネークイーター
著者:長谷 敏司

(角川文庫)

初版:2014年1月25日

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以前読んだ伊藤計劃版が面白かったような記憶があったし、著者が長谷敏司だからと購入した覚えが。

西側への亡命を望む科学者を奪還するためにガンシップから舞い降りた男。

だが、そこには想像だにしなかった人物が・・・。

ゲームのノベライズらしいが、それを知らなくても充分に面白いと思う。

バイクの女が都合よく現れすぎのような気もしたが。





『キルリアン・ブルー』 矢崎 存美

キルリアン・ブルー (TO文庫)

キルリアン・ブルー
著者:矢崎 存美

(ティーオーエンタテインメント・TO文庫)

初版::2014年3月1日

(2011年2月に角川書店より刊行)

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この方のお名前は「ありみ」さんですが、いつもパッと見て「ゾンビ」と読んでしまって申し訳ないです。

『18秒の遺言』という本でも似たような能力が書かれていたので、特にそれについては違和感はなかったが・・・。

「ぶたぶた」シリーズは知らないが、こちらは最初から最後までグダグダのままだった印象。

主人公も18歳という設定ながら中学生くらいにしか思えなかったし、なによりも犯人の「能力」や思考がイヤハヤ。



『悪党どもの荒野』 ブライアン・ホッジ

悪党どもの荒野

著者:ブライアン・ホッジ

訳者:白石 朗

解説:霜月 蒼

(扶桑社ミステリー)

初版:2001年6月30日

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1999年の作。

三すくみではないが、3組の男女の追っかけ。

何かを目指しているかのようで、かつ大金の鍵を握ると思われているアリスン。

ベガスで仲間から金を奪ったが、それを使えるための鍵を握るアリスンを追いつつ、裏切った仲間から追われるボイド。

そして、彼らを追う暴虐なマデラインたち。

3組3様の性格付けで楽しませてくれるが、ちょっと長いなあ。

まあ、面白かったけど。


『第三の警官』 フラン・オブライエン

第三の警官 (白水Uブックス/海外小説 永遠の本棚)

第三の警官
著者:フラン・オブライエン

訳者・後書:大澤 正佳

(白水uブックス・海外小説 永遠の本棚)

初版:2013年12月20日

(1973年に筑摩書房より刊行)

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1967年の作。

ごく単純な話かと思っていたらとんでもなかった。

本文だけでも十分に面白いし、少ない登場人物が皆一過言持ってて薀蓄を披露するようなホラを垂れ流すような気分で読み進めました。

さらに輪をかけて楽しいのは脚注のド・セルビィのこと。

しかしながら進むにつれて物語は不気味さも醸し出してラストへなだれ込み、一応腑に落ちます。

後ろの「出版社の覚え書」や「訳者あとがき」は先に読まない方がよろしいでしょう。



『非情の裁き』 リイ・ブラケット

非情の裁き (扶桑社ミステリー)

非情の裁き
著者:リイ・ブラケット

訳者・後書:浅倉 久志

前書:レイ・ブラッドベリ

(扶桑社ミステリー)

初版:2003年8月30日

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リイ・ブラケットはエドモンド・ハミルトンの妻だそうな。

1冊だけ『地球生まれの銀河人』というのを何故か所持しているが未読。

この本も古書店でたまたま見つけたが、著者というよりは訳者が浅倉久志ということで購入。

守るはずの女を守りきれなかった私立探偵。

彼は愛したかもしれない女のために、友人のために闇に赴く。

序盤は話が見えなかったが、中盤からの怒涛の展開には息を飲みます。

ラストは抒情もあり、なかなかの出来栄え。

しかし、この時代の私立探偵は心身ともにタフでないとやってられないですな。



『レッドスーツ』 ジョン・スコルジー

レッドスーツ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

レッドスーツ
著者:ジョン・スコルジー

訳者・後書:内田 昌之

解説:堺 三保

(新・ハヤカワSFシリーズ)

初版:2014年2月15日

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スタートレックは名前くらいしか知らないが、それでも楽しんで読めました。

特に前半の宇宙のシーンが面白い。

トレッキー(だったか?)なら大笑いか激怒するところでしょう。

なんだか安っぽいTVドラマみたいだなと思ってたら、そう来ましたか。

ただ、後半は前半ほどのカタルシスはなかったけど。


『恋文の技術』 森見 登美彦

恋文の技術 (ポプラ文庫)

恋文の技術
著者・後書:森見 登美彦

(ポプラ文庫)

初版:2011年4月5日

(2009年3月にポプラ社より刊行)

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モリミは何冊か読んだけど、熱心な読者というわけでなく。

なにしろ登場人物名はすぐ忘れるので、これも以前読んだ京都を舞台にした小説とリンクしているのかしていないのか全然分からない。

どちらであっても読書には影響しないが。

最初はかったるくて読む気が遠のいたけど、我慢して読んでいると徐々に面白くなってきたようで。