たまらなく孤独で、熱い街 -102ページ目

『ペルディード・ストリート・ステーション』(上・下) チャイナ・ミエヴィル

ペルディード・ストリート・ステーション (上) (ハヤカワ文庫 SF ミ)

ペルディード・ストリート・ステーション (上)
著者:チャイナ・ミエヴィル

訳者:日暮 雅通

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2012年5月25日

(2009年6月に早川書房より刊行)

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ペルディード・ストリート・ステーション (下) (ハヤカワ文庫 SF ミ) ペルディード・ストリート・ステーション (下)
著者:チャイナ・ミエヴィル

訳者:日暮 雅通

解説:若島 正

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2012年5月25日

(2009年6月に早川書房より刊行)

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2002年の作。

異形のロンドンをイメージしたと思われる都市国家ニュー・クロブゾン。

上巻を読み始めてもなかなかページが進まず、他の本に浮気してたりしたが。

主要登場人物は、アイザック、リン、ヤガレク、ダーカンの4人なので、この4人の行動を追っていけばなんとかついていけるかなと思った頃には上巻は終わっていた。

下巻は一転して逃げ惑いつつも夢蛾《スレイク・モス》を退治しようとする4人。

なんか前半とトーンが変わってしまったが読みやすくなった。

ラストは切ない。

ところで《バス=ラグ》シリーズの第1作らしいが、続きも出るのかね。

出たとして、私は読む気になるかな。



『フェッセンデンの宇宙』 エドモンド・ハミルトン

フェッセンデンの宇宙 (河出文庫)

フェッセンデンの宇宙
著者:エドモンド・ハミルトン

編者・訳者・後書:中村 融

(河出文庫)

初版:2012年9月20日

(2004年4月に河出書房新社・奇想コレクションにて刊行)

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「フェッセンデンの宇宙」(1937)

「風の子供」(1936)

「向こうはどんなところだい?」(1952)

「帰ってきた男」(1935)

「凶運の彗星」(1928)

「追放者」(1943)

「翼を持つ男」(1938)

「太陽の炎」(1962)

「夢見る者の世界」(1941)

「世界の外のはたごや」(1945)

「漂流者」(1969)

「フェッセンデンの宇宙(1950年版)」(1950)

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ハミルトンの久々の短編集。

「フェッセンデンの宇宙」はゴドウィンの「冷たい方程式」やヤングの「たんぽぽ娘」などと同様、一度は読んでほしい作品ですな。

その他ではアドベンチャーものよりも「向こうはどんなところだい?」や「追放者」などのやや内省的なのが好みかなあ。


『安全のカード』 星 新一

安全のカード (新潮文庫)

安全のカード
著者・後書:星 新一

(新潮文庫)

初版:1987年12月20日

(1978年8月に新潮社より刊行)

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「頭痛」

「親友のたのみ」

「過去の人生」

「人員配置」

「めぐまれた人生」

「出勤」

「会員になって」

「幸運な占い師」

「雷鳴」

「安全のカード」

「あの女」

「ポケットのなかに」

「業務命令」

「問題の部屋」

「メモ」

「声が……」

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星新一はいつからか読まなくなってしまったので落穂拾い。

ショートショートより少し長めの短編集。

初期の頃のインパクトが強かったので、後期のを読んでも残念ながら物足りなさばかりが残る。


『赤い糸の呻き』 西澤 保彦

赤い糸の呻き

赤い糸の呻き
著者・後書:西澤 保彦

(東京創元社)

初版:2011年8月15日

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「お弁当ぐるぐる」

「墓標の庭」

「カモはネギと鍋のなか」

「対の住処」

「赤い糸の呻き」

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もう西澤保彦を読むことはあるまいと思っていたが、ふとしたキッカケで5年ぶりくらいに読むことに。

無理やり全体を通したテーマをつけるとしたら「妄想」かな。

1編目の女刑事の白昼夢はまだしも、男刑事の方のはなんなの?笑うとこなの?ギャップに驚くの?単なるページ稼ぎとしか思えず萎える。

2編目は毎晩同じところで○○○する奴がおるか、と突っこむ。

3編目の男子高校生の妄想は正しい。

あとの2編は妄想全開ですな。

どれも全然面白くなかったので、今度こそ西澤保彦は二度と読むまいと決めた。


『密室殺人ゲーム王手飛車取り』 歌野 晶午

密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)

密室殺人ゲーム王手飛車取り
著者:歌野 晶午

解説:小森 健太朗

(講談社文庫)

初版:2010年1月15日

(2007年1月に講談社ノベルスより刊行)

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犯人を当てるのでなく、トリックを競うというのは逆転の発想なのだろうか。

こういう設定は嫌悪感が先に立つんだよな。

『2.0』も期待先行で購入したので、そのうちに読むけど。



『know』 野﨑 まど

know (ハヤカワ文庫 JA ノ 4-1)

know
著者:野崎 まど

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2013年7月25日

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中二の夏休みに京大工学部の研究室で道終教授に出会い、1週間薫陶を受けた御野。

それが終わった直後に教授は失踪。

14年後、若くして情報庁の審議官にまで登りつめた御野だったが、教授の作ったアルゴリズムを調べているうちに、あることに気付く・・・。

前半もなかなかでしたが、後半の目くるめく展開が凄い。

この手のは最後に神になるかギリギリまで近づくのが定番と思いきや、それすらもあっさりと超えてしまった衝撃のラスト。



『さよなら、ジンジャー・エンジェル』 新城 カズマ

さよなら、ジンジャー・エンジェル (双葉文庫)

さよなら、ジンジャー・エンジェル
著者:新城 カズマ

解説:細谷 正充

(双葉文庫)

初版:2013年7月14日

(2010年2月に双葉社より刊行)

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死者として生き返った(?)主人公。

そこでは死者にとってのルール(縛り)があるのだが、首をひねりたくなるルールや展開も散見。

そりゃいいけど、どうもこの手の幽霊モノはハートウォーミングになっちまって。

新城さんだから、もっと新機軸を打ち出してくれると思ったのだが。


『リビジョン』 法条 遥

リビジョン (ハヤカワ文庫 JA ホ 1-2)

リビジョン
著者:法条 遥

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2013年7月25日

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『リライト』の数か月後の話ということで、後日談かと思ったら違いました。

好評だった前作の続編ということで、もしかして「もっとスケールアップしよう」「もっと複雑にしてやろう」と思って書かれたかもしれませんが、残念ながらバランスを崩してしまった印象。

四部作という噂もあるが……。


『リライト』 法条 遥

リライト (Jコレクション)

リライト
著者:法条 遥

(ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

初版:2012年4月25日

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これは凄い。

購入したままほったらかしでしたが、続編も出たということで合わせて読むことに。

300年先の未来人という保彦は、文章の一部しか残っていない小説に興味を持ち、1992年の小説の舞台となった場所へ来た。

途中で人物名が変わったりして「おや?」と思いながらも読み進めると、なるほどそういうことでしたか。

ラストは探偵が関係者を集めて事件の説明をすることと似てゾクゾクしますね。

時間SFにまたも忘れ難い小説が加わりました(たぶん忘れるけど)。

 

ただ帯にある「SF史上最悪のパラドックス」はどうかと思うよ。

彼に一途な彼女が健気じゃないか。




『わたしが眠りにつく前に』 SJ・ワトソン

わたしが眠りにつく前に (ヴィレッジブックス)

わたしが眠りにつく前に
著者:SJ・ワトソン

訳者・後書:棚橋志行

(ヴィレッジブックス)

初版:2012年7月20日

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2011年の作。

表紙がなんとなく気持ち悪い。

その日一日の記憶しか保持できず、翌朝目覚めると記憶が消えてしまう女。

起きる度に「ここはどこ?私は誰?あなたは誰?」状態。

同居人にとっては毎朝聞かされてたまったもんじゃないと思う。

女は医者のすすめで日記をつけていたようで、その日記を読むことで女の過去が徐々に明かされてサスペンスが盛り上がるのだろうけど。

いいペースで読み終えたが、ラストは女に都合よすぎだな。