たまらなく孤独で、熱い街 -103ページ目

【読書メーター】 2013年7月分

最近にしては読めた方かな。

 

2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:6431ページ


すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫) すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫)感想
80年前の小説とは思えないディストピアもの。 恐怖政治で押さえつけるよりも、そもそも不満がでないようにしたほうが権力者もやりやすいよね。 ただ、全体に説明調で読むのがいささかしんどい。 そうは言ってもカットバックを使ったり、アイロニーもたっぷりで飽きさせずに読ませます。 433ページ
読了日:7月2日 著者:オルダス・ハクスリー
明日の空 (創元推理文庫) 明日の空 (創元推理文庫)感想
全然ダメ。 『慟哭』みたいなのを期待した訳じゃないけど、久しぶりに貫井さんの本を読んでみようと、少しワクワクしながら読みだしたまでは良かったが・・・。 いくら主人公が帰国子女だからって、ある人物の第一印象をわざと書かないとか、氏名とのギャップを無視するとかして、真相はこうです驚きましたかとドヤ顔されても、こちらは『プリズム』を読んだ時以来の脱力感で色々あったことすべてがどーでもよくなってしまって、この作者の他の本を読む気が失せました。 242ページ
読了日:7月3日 著者:貫井 徳郎
本当の戦争の話をしよう (文春文庫) 本当の戦争の話をしよう (文春文庫)感想
ベトナム戦争に歩兵として従軍した作者の22の物語。 色々と思うことはあるのだけど、文章としてはまとめられないな。 間違っていると考えてはいても、自分には直接は関係ないと思っていたであろうベトナム戦争の徴兵通知が届いてからの行動を描いた「レイニー河で」は秀逸。 395ページ
読了日:7月5日 著者:ティム・オブライエン
水の中、光の底 水の中、光の底感想
ライトな幻想小説といった雰囲気。 一つ一つが既読感ありありなので、新鮮味がない。 特に「達磨さんが転んだ」以降はネタ切れかと思ってしまった。 245ページ
読了日:7月6日 著者:平田 真夫
隣の家の少女 (扶桑社ミステリー) 隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)感想
まいったね、こりゃ。 なんとなく怖い話というイメージはあったのだが、ボーイ・ミーツ・ガール的なイントロに緊張も解けてすいすい読める。 まあ、多少えげつないシーンがあったとしても大したことはないかもと油断をしていたら徐々に徐々に深みにはまる。 もういいじゃないか、いささかたちの悪い冗談ということで解放してやれよ。 それ以上はやっちゃいけない、ルビコン川を渡ってはいけないと叫べどもページをめくる手が止まらない。 お前もこの先を知りたいのだろう、と作者がほくそ笑む。 434ページ
読了日:7月8日 著者:ジャック・ケッチャム
6日目の未来 (新潮文庫) 6日目の未来 (新潮文庫)感想
ケッチャムを忘れようと、軽そうなこれに手を出す。 舞台は1996年のアメリカ。 エマとジョシュは隣同士の幼なじみ。 ある日、エマがアメリカオンラインに接続すると、なんと15年後のフェイスブックに繋がってしまった。 訳が分からに色々と見てみると、不幸そうなエマと幸せの絶頂みたいなジョシュ。 エマは15年後の自分のために策を講じるが・・・。 最後は予想通りになるのですが、なによりも地下室も怖いオバサンもこまっしゃくれたガキも出てこないのが精神衛生上非常によろしい。 426ページ
読了日:7月10日 著者:ジェイ・アッシャー、キャロリン・マックラー
SFカーニバル (創元SF文庫) SFカーニバル (創元SF文庫)感想
各作品の発表年が書かれてないので分からないが、おそらく1950年前後。 昔は気に入った作品を何度か読み返した覚えがあるが、久しぶりに通して読もうと思ったら見当たらないので買い直した。 ユーモアSFだけあってインパクトは薄いが、どれも安心して読める。 特に「ジョーという名のロジック」は、これってタブレット端末じゃねーか。 多分昔はピンとこなかったろうな。 285ページ
読了日:7月12日 著者:
サイバラバード・デイズ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) サイバラバード・デイズ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)感想
近未来の分裂したインドでの若者とAIの連作短編かな。 正直言って読んでも読んでも頭の中に内容もイメージも入って来ないので、1編読み終える度に違う短編集を読んでました。 ラスト3編でようやくなんとなくイメージが追いついたような。 若さというかごった煮というか熱気とパワーを感じましたが、なにか物足りない気分。 462ページ
読了日:7月14日 著者:イアン・マクドナルド
ハッカー/13の事件 (扶桑社ミステリー) ハッカー/13の事件 (扶桑社ミステリー)感想
序文で編者が広義のハッカーものと書いているが、今じゃハッカーといえばコンピュータハッキングしかイメージできないからタイトルは変えた方がもっと読まれたかも。 全部が全部、ハッカーを正面から扱ってるわけじゃないしね。 どちらかと言えばポストサイバーパンクっぽいのが多い気もするが、それは私のイメージであってポストサイバーパンクの定義は?と聞かれてもわからんが。 個々にはどれも良かったが、期待が大きすぎたのか突き抜けて印象に残ったのがなかったのが残念。 449ページ
読了日:7月16日 著者:
人造救世主 (角川ホラー文庫) 人造救世主 (角川ホラー文庫)感想
「ダーク・オペラシリーズ」というのは出版社がつけた惹句だろうけど、それにしても軽い。 出来そこない故にか組織から逃げ組織と戦うヴォルフ。組織が送り込む超人のグリゴリ、葵、アストン、鱗。戦いに巻き込まれ右往左往する(だが奇跡的にほとんど無傷の)ひとみとジーン。 秘密結社、クローン、超能力などがでてくるが、009や仮面ライダーなどのパロディにも思える。 第1巻は人物紹介などに費やされたので、2巻目から本格的な戦いになる・・・のかな? 意識的に軽いノリで書かれたに違いないが、作者あとがきが欲しかった。 252ペ
読了日:7月17日 著者:小林 泰三
タイムアウト (河出文庫) タイムアウト (河出文庫)感想
大技炸裂と言うよりも、どちらかと言うと心理的にジワジワ来る「奇妙な味」のが多かったかな。 どれも外れなしですが、「理想の学校」で大笑いして、「隣人たち」「大佐の災難」でイヤ~な気持ちになり、「日曜の礼拝がすんでから」でやられました。 397ページ
読了日:7月19日 著者:デイヴィッド・イーリイ
悪魔はすぐそこに (創元推理文庫) 悪魔はすぐそこに (創元推理文庫)感想
今回もしっかりと本格してます。 横領容疑で免職されそうな教授が変死。 いたずらを仕掛けようと夜中に図書館にもぐりこんだ学生の死。 今回は誰が探偵役かはっきりせず、ここが単発作のいいところ。 ただ、なかなか犯人へ繋がる手がかりが出てこないことが、逆にある人物が怪しいなと思わせてしまったのがちょっと残念。 たしかに解説の法月さんも書かれているように、犯人の視点で読み返すと面白いかも。 409ページ
読了日:7月21日 著者:D・M・ディヴァイン
マーチ博士の四人の息子 (ハヤカワ文庫HM) マーチ博士の四人の息子 (ハヤカワ文庫HM)感想
殺人犯はマーチ博士の四つ子のなかにいる。 メイドのジニーと殺人犯の日記が交互に書かれる一風変わったミステリ。 もちろんボルテージがどんどん上がって行って最後は弾けるわけですが、四つ子の存在感が薄いのが読んでて気になった。 325ページ
読了日:7月23日 著者:ブリジット・オベール
20世紀SF〈6〉1990年代―遺伝子戦争 (河出文庫) 20世紀SF〈6〉1990年代―遺伝子戦争 (河出文庫)感想
『20世紀SF』もようやく最終巻にたどり着く。 既読の「軍用機」「しあわせの理由」「遺伝子戦争」はどれも良いのだが今回はパス。 それらを除いてもバラエティに富んでます。 良く分からないが80年代に吹き荒れたサイバーパンクも嵐も落ち着いたのだろうか。 しいて挙げれば「平ら山を越えて」と「キリマンジャロへ」がベタっぽかったがよかた。 てことはビッスンの奇想コレクションは買ってないんだね(初読だから)。 498ページ
読了日:7月25日 著者:
屍者の帝国 屍者の帝国感想
伊藤計劃の遺稿を円城塔が引き継いで完成させたもの。 メアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』が現実であった世界。 死者を生き返らせるのが当たり前になったとはいえ、身内はどう思うかねえ。 読んでいるうちに伊藤計劃の書いたものを読んでいるような錯覚に陥ったことも何度か。 ラストは円城塔らしいと思うが。 459ページ
読了日:7月27日 著者:伊藤 計劃、円城 塔
星の光、いまは遠く 上 (ハヤカワ文庫SF) 星の光、いまは遠く 上 (ハヤカワ文庫SF)感想
作者の長編デビュー作らしい。 銀河の果ての放浪惑星を舞台にしたSF活劇・・・ではないんだよな。 その後のシリーズものに通底するような設定らしいが、上巻ではほとんどが説明に費やされている印象。 ようやく最後の方で動き出した気がするが、正直読むのがツラかった。 352ページ
読了日:7月29日 著者:ジョージ・R・R・マーティン
星の光、いまは遠く 下 (ハヤカワ文庫SF) 星の光、いまは遠く 下 (ハヤカワ文庫SF)感想
なんとか読み終えた。 ダークとグウェンとヴィカリーの三角関係も鬱陶しいだけだったし、数々の名作へオマージュを捧げたと言われてもピンとこなかったし、ラストもなんだかな。 368ページ
読了日:7月31日 著者:ジョージ・R・R・マーティン

読書メーター

『星の光、いまは遠く』(上・下) ジョージ・R・R・マーティン

星の光、いまは遠く 上 (ハヤカワ文庫SF)

星の光、いまは遠く 上
著者:ジョージ・R・R・マーティン

訳者:酒井昭伸

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2011年6月15日

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星の光、いまは遠く 下 (ハヤカワ文庫SF) 星の光、いまは遠く 下
著者:ジョージ・R・R・マーティン

訳者・後書:酒井昭伸

(ハヤカワ文庫SF)

初版:2011年6月15日
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1977年の作。

作者の長編デビュー作らしい。

銀河の果ての放浪惑星を舞台にしたSF活劇・・・ではないんだよな。

その後のシリーズものに通底するような設定らしいが、上巻ではほとんどが説明に費やされている印象。 ようやく上巻の最後の方で動き出した気がする。

ダークとグウェンとヴィカリーの三角関係も鬱陶しいだけだし、数々の名作へオマージュを捧げたと言われてもピンとこなかったし、ラストもなんだかな。


『屍者の帝国』 伊藤 計劃&円城 塔

屍者の帝国

屍者の帝国
著者:伊藤 計劃、円城 塔

(河出書房新社)

初版:2012年8月30日

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伊藤計劃の遺稿を円城塔が引き継いで完成させたもの。

メアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』が現実であった世界。

死者を生き返らせるのが当たり前になったとはいえ、身内はどう思うかねえ。

読んでいるうちに伊藤計劃の書いたものを読んでいるような錯覚に陥ったことも何度か。

ラストは円城塔らしいと思うが。


『20世紀SF(6)1990年代-遺伝子戦争』 中村融/山岸真・編

20世紀SF〈6〉1990年代―遺伝子戦争 (河出文庫) 20世紀SF〈6〉1990年代―遺伝子戦争
編者:中村 融、山岸 真

解説:中村 融

(河出文庫)

初版:2001年9月20日

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「軍用機」(1997) スティーヴン・バクスター (訳:中村融)

「爬虫類のごとく……」(1993) ロバート・J・ソウヤー (訳:内田昌之)

「マジンラ世紀末最終大決戦」(1993) アレン・スティール (訳:山岸真)

「進化」(1995) ナンシー・クレス (訳:佐田千織)

「日の下を歩いて」(1991) ジェフリー・A・ランディス (訳:公手成幸)

「しあわせの理由」(1997) グレッグ・イーガン (訳:山岸真)

「真夜中をダウンロード」(1995) ウィリアム・ブラウニング・スペンサー (訳:内田昌之)

「平ら山を越えて」(1990) テリー・ビッスン (訳:中村融)

「ケンタウルスの死」(1991) ダン・シモンズ (訳:酒井昭伸)

「キリマンジャロへ」(1990) イアン・マクドナルド (訳:酒井昭伸)

「遺伝子戦争」(1991) ポール・J・マコーリイ (訳:公手成幸)

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『20世紀SF』もようやく最終巻にたどり着く。

既読の「軍用機」「しあわせの理由」「遺伝子戦争」はどれも良いのだがパス。

それでもバラエティに富んでます。

良く分からないが80年代に吹き荒れたサイバーパンクも嵐も落ち着いたのだろうか。

しいて挙げれば「平ら山を越えて」と「キリマンジャロへ」がベタっぽかったがよかた。

てことはビッスンの奇想コレクションは買ってないんだね。


『マーチ博士の四人の息子』 ブリジット・オベール

マーチ博士の四人の息子 (ハヤカワ文庫HM)

マーチ博士の四人の息子
著者:ブリジット・オベール

訳者・後書:堀 茂樹、藤本 優子

(ハヤカワ・ミステリ文庫)

初版:1997年2月28日

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1992年の作。

殺人犯はマーチ博士の四つ子のなかにいる。

メイドのジニーと殺人犯の日記が交互に書かれる一風変わったミステリ。

もちろんボルテージがどんどん上がって行って最後は弾けるわけですが、四つ子の存在感が薄いのが読んでて気になった。


『悪魔はすぐそこに』 D・M・ディヴァイン

悪魔はすぐそこに (創元推理文庫)

悪魔はすぐそこに
著者:D・M・ディヴァイン

訳者:山田 蘭

解説:法月 綸太郎

(創元推理文庫)

初版:2007年9月28日

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1966年の作。

横領容疑で免職されそうな教授が変死。

いたずらを仕掛けようと夜中に図書館にもぐりこんだ学生の死。

今回は誰が探偵役かはっきりせず、ここが単発作のいいところ。

ただ、なかなか犯人へ繋がる手がかりが出てこないことが、逆にある人物が怪しいなと思わせてしまったのがちょっと残念。

たしかに解説の法月さんも書かれているように、犯人の視点で読み返すと面白いかも。


『タイムアウト』 デイヴィッド・イーリイ

タイムアウト (河出文庫)

タイムアウト
著者:デイヴィッド・イーリイ

訳者:白須 清美

解説:羽柴 壮一

(河出文庫)

初版:2010年1月20日

(2003年10月に晶文社より『ヨットクラブ』にて刊行

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「理想の学校」

「貝殻を集める女」

「ヨットクラブ」

「慈悲の天使」

「面接」

「カウントダウン」

「タイムアウト」

「隣人たち」

「G.O´D.の栄光」

「大佐の災難」

「夜の客」

「ペルーのドリー・マディソン」

「夜の音色」

「日曜の礼拝がすんでから」

「オルガン弾き」

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原著は1968年に刊行。

大技炸裂と言うよりも、どちらかと言うと心理的にジワジワ来る「奇妙な味」のが多かったかな。

どれも外れなしですが、「理想の学校」で大笑いして、「隣人たち」「大佐の災難」でイヤ~な気持ちになり、「日曜の礼拝がすんでから」でやられました。


『人造救世主』 小林 泰三

人造救世主 (角川ホラー文庫)

人造救世主
著者:小林 泰三

(角川ホラー文庫)

初版:2010年8月25日

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「ダーク・オペラシリーズ」というのは出版社がつけた惹句だろうけど、それにしても軽い。

秘密結社、クローン、超能力などがでてくるが、009や仮面ライダーなどのパロディなのだろうか。

出来そこない故にか組織から逃げ組織と戦うヴォルフ。組織が送り込む超人のグリゴリ、葵、アストン、鱗。戦いに巻き込まれ右往左往する(だが奇跡的にほとんど無傷の)ひとみとジーン。

第1巻は人物紹介などに費やされたので、2巻目から本格的な戦いになる・・・のかな?

意識的に軽いノリで書かれたに違いないが、作者あとがきが欲しかった。


『ハッカー/13の事件』 ジャック・ダン/ガードナー・ドゾワ・編

ハッカー/13の事件 (扶桑社ミステリー)

ハッカー/13の事件
編者・前書:ジャック・ダン、ガードナー・ドゾワ

解説:山岸 真

(扶桑社ミステリー)

初版:2000年11月30日

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「クローム襲撃」(1982) ウィリアム・ギブスン (訳:浅倉久志)

「夜のスピリット」(1987) トム・マドックス (訳:小川隆)

「血をわけた姉妹」(1991) グレッグ・イーガン (訳:山岸真)

「ロック・オン」(1984) パット・キャディガン (訳:小川隆/内田昌之)

「免罪師の物語」(1987) ロバート・シルヴァーバーグ (訳:佐脇洋平)

「死ぬ権利」(1991) アレクサンダー・ジャブロコフ (訳:中村融)

「ドッグファイト」(1985) マイクル・スワンウィック/ウィリアム・ギブスン (訳:酒井昭伸)

「われらが神経チェルノブイリ」(1988) ブルース・スターリング (訳:小川隆)

「マシン・セックス(序論)」(1988) キャンダス・ジェイン・ドーシイ (訳:細美遙子)

「マイクルとの対話」(1994) ダニエル・マーカス (訳:内田昌之)

「遺伝子戦争」(1991) ポール・J・マコーリイ (訳:公手成幸)

「スピュー」(1994) ニール・スティーヴンスン (訳:柴田元幸)

「タンジェント」(1986) グレッグ・ベア (訳:酒井昭伸)

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原著は1996年の刊行。

序文で編者が広義のハッカーものと書いているが、今じゃハッカーといえばコンピュータハッキングしかイメージできないからタイトルは変えた方がもっと読まれたかも。

全部が全部、ハッカーを正面から扱ってるわけじゃないしね。

どちらかと言えばポストサイバーパンクっぽいのが多い気もするが、それは私のイメージであってポストサイバーパンクの定義は?と聞かれてもわからんが。

個々にはどれも良かったが、期待が大きすぎたのか突き抜けて印象に残ったのがなかったのが残念。


『サイバラバード・デイズ』 イアン・マクドナルド

サイバラバード・デイズ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

サイバラバード・デイズ
著者:イアン・マクドナルド

訳者・後書:下楠 昌哉・中村 仁美

(新・ハヤカワSFシリーズ)

初版:2012年4月15日

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「サンジーヴとロボット戦士」 中村仁美・訳

「カイル、川へ行く」 中村仁美・訳

「暗殺者」 中村仁美・訳

「花嫁募集中」 下楠昌哉・訳

「小さき女神」 中村仁美・訳

「ジンの花嫁」 下楠昌哉・訳

「ヴィシュヌと猫のサーカス」 下楠昌哉・訳

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2009年の作。

近未来の分裂したインドでの若者とAIの連作短編かな。

正直言って読んでも読んでも頭の中に内容もイメージも入って来ないので、1編読み終える度に違う短編集を読んでました。

ラスト3編でようやくなんとなくイメージが追いついたような。

国が若いというかごった煮というか熱気とパワーを感じましたが、なにか物足りない気分。