プロジェクトにおけるスタブ関数の価値
スタブ関数は、外部のチームと協力しながら開発を進める際に特に有効です。これにより、仮の機能を持つ関数を作成し、全体の流れを確認しながら開発を進めることができます。この技術をマスターするだけで、あなたはプロフェッショナルな開発者としての地位を確立することができます。
スタブ関数の作成方法
スタブ関数の作成は非常にシンプルです。#defineディレクティブを使用して、デバッグ用のスタブ関数に置き換えるだけで完了します。
実践的な例をご紹介
以下に、スタブ関数の具体的な実装方法を示します。これを参考にして、実際の開発環境で活用してみてください。
さらなるスキルアップ:externの利用
加えて、externキーワードの使用方法を理解することも、エンジニアとしての能力を高める上で非常に役立ちます。これにより、他のファイルで定義された変数や関数を利用することが可能になります。こちらも是非、チェックしてみてください。
externの整理
sample.c
#include <stdio.h>
/* 関数のプロトタイプ宣言*/
int stFunc(int a);
int debug_stFunc(int a);
/* 関数の置き換え*/
/* DebugModeが定義されているとき、debug_stFuncがコールさるようになります*/
#if 1
#define DebugMode
#endif
/* define はプリコンパイル時に文字列に置き換えられるため
"stFunc"の文字列は、"debug_stFunc"に置き換えられて、コンパイルされるようになります。*/
#ifdef DebugMode
#define stFunc(a) debug_stFunc(a)
#endif
/* 正規の関数*/
int stFunc(int a) {
printf("stFunc \n");
return 0;
}
/* スタブ関数*/
int debug_stFunc(int a) {
printf("debug_stFunc\n");
return 1;
}
void main(int a) {
int nRet = 0;
/* 関数コール
ここでは、"stFuncの替わりにスタブで定義した"debug_stFunc"がコールされます!*/
nRet = stFunc(a);
return;
}
プログラマー心得