映画探偵室 -1944ページ目

映画「昼顔」(7) - オペラ座の裏手,マダム・アナイスの館

テニス3 テニス2








中で待ってる

「今日は調子が出ないわ。中で待ってる。」









降りてきたアンリエット 扉を開ける








サヴァ? ビヤン・シュールそうね。  ア・トゥタラール(じゃ,またね)。あの人が









出た! アンリエットだろ

知ってるだろ 「アンリエットだろ?何くわぬ顔で二重生活をおくってる。

知ってるんだろ?」

「ええ。でもなぜ?」

「金のためさ。



復讐の積りが
夫への復讐の積りが,金に走った。」



「また会えて嬉しいよ。」



「理解できないわ。」

「最古の職業だよ。」

理解できない 最古の職業2








よくご存知ね

「昔はよく通ったものさ。強烈な香水,かしずく娼婦たち。

場所はオペラ座の裏,ジャンドソミュル街,11番地のアナイスの館だ。」
快楽の園だよ 「快楽の園だよ。」








「何するの?」

何するの もののはずみさ
ドラキュラ 「血相を変えるな,もののはずみさ。深い意味はないよ。」

(注:ユッソンの口の形に注目あれ)


「今度ふたりきりで会いたいな。ご主人に内緒で。」




二人きりで まさか








腕をつかまれて

さわらないで!









何よ
- ジャン・ド・ソミュル街,11番地のアナイスの館だ







行ってみよう









注:字幕は「深い意味はない」となっているが,仏語の台詞は"par issue"(習慣・出自から,癖から)のように聞える。そして,この<i>を発音する際にピッコリの舌が瞬間的に口の外に長く突き出される。この部分には1コマがカットされた形跡がある。ユッソンはドラキュラなのかもしれない。


映画「昼顔」(6) - 悪魔からの誘い

ユッソン様からバラが 「お花がとどいています。」

「そう、誰から?」

「ユッソン様からです、奥様。」

深紅のバラの花束には手紙が添えられていた。


「ここに置かないで頂戴。」

片付けようとしたセヴリーヌは思わず花瓶を取り落とした...

「かたづけます。どうぞご心配なく。」


バラを落とす たじろぐ







思わず涙がにじんできた。トワレで顔を直すためブラシを取ろうとして,今度は香水の瓶を床に落とした。

涙が ブラシを取ろうと








今日は変落ちた香水








セヴリーヌ 今日は変だわ。





どこかで自分を呼ぶ声が聞こえる。

「セヴリーヌ,どこなの?こっちへいらっしゃい。」


こっちへいらっしゃい子供の足









夜が来た。ピエールの傍らで刺繍をしていたセヴリーヌがおずおずと言った。「変なこと聞いていい?」

聞いていい? 夜の居間








行ったことある?

「私と出会う前,娼館に行ったことある?」

「娼館?めったに行かないよ。興味でもあるの?」







行ったのね 「行ったのね?。中はどんな感じ?」








悪びれない 「女を1人選んで,個室で30分をすごすのさ。終わると空しさだけが残る。」



「ザーメンの放出だ。」

「よして。露骨すぎるわ」


「どうした?」  「ちょっと疲れただけ。」

「休んだらいい。」

どうした ちょっと疲れた








ベゼーというには 「おやすみ。」 

「一緒に行こうか?」

「いえ,ええ。眠るまで一緒に。」





「まるで子供だな。」
寝室へ眠るまで一緒に







実は,子供の時に....

映画「昼顔」(5) - 昼顔の咲く場所は

シトロエン
パリ市中を走るタクシー。






女どうしの会話は怖い。


身体を売っているアンリエットは








恋人だって嫌なときが信じられる?








あるといえばまだそんな場所が








いまでも営業を 20年もタクシーを








無縁の世界 何を思う








もう着くわよ 「私たちには無縁の世界ね。」








マンションへ車を降りる