映画探偵室
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猫むすめさん、有難う 井上光晴原作、熊井啓監督の『地の群れ』

 Youtuberの「猫むすめ」さんがネット上では観れないと覚悟していた動画を4日ほど前にアップしてくださいました。貴重動画です。ダウンロード可能な方は是非トライしてください、消される前に(館長)。
ねこむすめ
にゃんこと昔の日本映画が大好きな道楽者です。
にしなり在住

予告編


本編

昭和一六年。宇南少年は、炭坑で朝鮮人の少女を妊娠させ、少女の姉宰子に、その責任を追及された。「俺は知らんよ」少年は、ただその場かぎりの返答をして炭坑を去った。暗い時が流れた。成長した少年は、佐世保に診療所を開いていた。彼の患者に、明らかに、原爆病と思われる少女がいた。だが、母親の光子は、自分が被爆者であることを頑固に否定した。それというのも、佐世保には、海塔新田と呼ばれる被爆者の集落があり、その集落民と思われることを恐れてのことだった。字南の父は、原爆で死んだ。爆心地に、父を探し求めた彼自身もまた、放射能の被害を受けたかも知れない。さらに、自分が、被差別部落出身者であることを知った字南は、子供をつくるまいと決心した。妻の英子には、その夫の気持が理解できず、不毛のいさかいが続いた。そんなある日、被差別部落出身の徳子が、診察を頼みに来た。暴行された証明書を書いてくれというのだった。童顔な徳子。字南の脳裡に、朝鮮人の少女を姦した自分の姿が、鮮烈によみがえった。少女は間もなく自殺、それを幸いに炭坑を去り、長崎医専に進んだ宇南。彼は、そんな自分に嫌悪し、恐怖にかられるのだった。徳子が強姦された、という噂は、それまで平穏をよそおっていた被差別部落を、異常な雰囲気で包んだ。容疑は、徳子と知りあいの原爆被災者青年信夫にかけられた。警察は、確証を得られず信夫を釈放。この一件を通して信夫と徳子の心は互いに近づきあった。だが、二つの集落の中には長年にわたり潜在していた怨念、憎悪がうずまき、真犯人があがったにもかかわらず、そして、信子の意志にもかかわらず火を吹きあげた。徳子の母親松子が被爆者の投石にあって死にいたり、信夫は暴徒と化した二つの集落民に追われるはめになった。地の果てまでも……。

館主から:かなり「キツイ」映画です。腹を括ってご覧ください。この作品がアップできればもう思い残すことはないとさえ考えていました(館長、談)

特別上映 『夜がまた来る』

ブログには磔、もとい貼りつけ不能のようです。R18指定ですので直接Youtubeでご鑑賞ください。それにしても石井隆は危険だ。暴力とエロスと死の境目...
不肖「洋画に用があり」がアップした動画です。
Yoru Ga Mata Kuru

俺を泣かせに、足音もなく... レッドフォード兄いの『老人と銃』

日本公開時のタイトルは「さらば愛しきアウトロー」だそうですが、我が友「あの時の映画日記~黄昏映画館」の「がちゃん」さんも以下のようにブログでコメントしています:
ー まず苦言を一言。
このダサい邦題を考えた奴と、
それを採用した宣伝部に文句を言いたい。
原題のままでは雰囲気が伝わらないと思ってのことでしょうが、
もっとセンスのあるタイトルをつけることができなかったのか。
まったく同感です
ー 沈みゆく夕陽を逆光で捉えたシーンなど、泣きそうになった

FFilms.org (ok.ru)から
The Old Man & the Gun

ちなみに、この原題から私が真っ先に思い浮かべたのが
「アウトロー」つながりで、石井隆監督の「夜がまた来る」と
「ガン」つながりで、ロベールアンリコ監督の「追想」(注)でした。
注:原題はLe vieux fusil (the old gun)

見逃していました 実話映画「バイス」

予告編

シネマトゥデイ
2019/01/29 に公開
ジョージ・W・ブッシュ政権下で副大統領を務めたディック・チェイニーを描く社会派ドラマ。アダム・マッケイ監督、クリスチャン・ベイル、スティーヴ・カレルをはじめ、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のスタッフ・キャストが再び集結。ベイルは大幅な肉体改造を行い、チェイニー副大統領にふんした。エイミー・アダムス、サム・ロックウェルらが共演している。 作品情報:https://www.cinematoday.jp/movie/T002... 提供・配給: ロングライド (C) 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved. 劇場公開:2019年4月5日

英語に強い読者の皆さまはViceが「悪徳」という意味でもあることを御存知ですよね?
「万力」という意味でもあることも。
FFilms.orgより(日本語字幕はありません。英語なら出ます)
   Vice

では後ほど...

要再見 - 原発導入のシナリオ

(ソ連)共産主義を仮想敵とし、日本人の「核アレルギー」を押さえ込んで原発を導入する任務を帯びて活動した「新聞王」正力松太郎はCIAから「ポダム」と呼ばれていた。


参考映画:「原子力発電の夜明け」東京シネマ1966年製作

既読および未読本、あれこれ

親しいブロガーさんが推薦していたり、話題にしていると自分でも読みたくなる癖のある探偵なのですが、いかんせん往年の読書スピードも衰え、思うほどサクサクとは行っていません(汗
近代天皇論  片山杜秀vs.島薗 進
内容紹介
民主主義を救う鍵が「お言葉」に。
国民国家・日本が崩壊寸前。
今、なぜ、「退位」なのか?
天皇は神の子孫たる「神聖」な権威なのか、「国民の統合」の「象徴」なのか。退位問題をきっかけに天皇とは何かについて新たな論争の火蓋が切られた。
折しも資本主義が限界に達した日本。経済成長のためなら「国民の分断」もやむなしとするのが政権与党だが、「国民の統合」が危機に瀕し、民主主義の基盤が揺らぐこの時代にあるべき天皇像とはいかなるものか。
この問題を国民が真に考えるためには、幕末にまで遡り、わが国固有の伝統と西欧文明との間で揺れ続けた日本の近代の中の天皇の姿と向き合わねばならない。
戦前右翼思想を熟知する政治学者と国家神道研究の泰斗が、この難題に挑む画期的な対論!
[著者情報]
片山杜秀(かたやま もりひで)
一九六三年生まれ。政治学者。政治思想史研究者。慶應義塾大学法学部教授。主な著作に『未完のファシズムー「持たざる国」日本の運命』(司馬遼太郎賞受賞)、『近代日本の右翼思想』など
島薗 進(しまぞの すすむ) 
一九四八年生まれ。宗教学者。東京大学名誉教授。上智大学大学院実践宗教学研究科教授、同グリーフケア研究所所長。専門は日本宗教史。日本宗教学会元会長。主な著作に『国家神道と日本人』など。
なお氏の最近の社会批評も紹介しておきます:
週刊女性2019年7月16日号
宗教学者と考える「なぜ日本はこれほど“弱者叩きの国”になったのか」

次ぎは「京都暮らしの日々雑感」というブログを主催されている自称「京都の老人」さんが取り上げられていらした
 内容紹介
〈近世文学に描かれた、あなたの知らない怖い京都〉
〈江戸怪談っておもしろい!〉
地獄とこの世を行き来した小野篁や崇徳院の怨霊など、平安時代以前の京都の魔界を紹介する本は数あれど、江戸時代以降の話を扱っているものは多くありません。本書では、近世日本文学を研究する著者が、とっておきの京都怪談を紹介します。
「桂川の食人鬼」や「蓮台野で燃える墓」、「粟田口に現れる死んだはずの男」など、ユニークで怖い怪談が盛りだくさん。実際に京都怪談文芸の舞台を取材した「怪談フィールドワーク」ページや、かつて怪談文芸専門誌『幽』の編集顧問も務めたアンソロジスト・東雅夫氏と著者の対談ページなど、様々な視点からたっぷり京都怪談を味わいつくす一冊です。

「京都の老人」さんのブログ
戸矢学著『鬼とはなにか』河出書房新社刊
堤邦彦著『京都怪談巡礼』淡交社刊

そして「しらぬいのがね」さんご推薦の「落陽」
 平成の天皇から令和の天皇へ。
まさに、いま読むべき一冊。
明治天皇崩御直後巻き起こった神宮造営の巨大なうねり。
日本人は何を思い、かくも壮大な事業に挑んだのか?
天皇と日本人の絆に迫る著者入魂作!

明治天皇崩御――直後、渋沢栄一ら東京の政財界人は御霊を祀る神宮造営を計画、その動きは巨大なうねりになっていく。一方、帝国大学農科大学の本郷高徳らは、「風土の適さぬ東京に神宮林にふさわしい森を造るのは不可能」と反論、大激論に。
東都タイムスの記者瀬尾亮一は、対立を追う同僚に助力するうち、取材にのめり込んでいく……。献木十万本、勤労奉仕のべ十一万人、完成は百五十年後という造営事業を成し得させた天皇と日本人の絆に迫る著者入魂作!

折りしも島薗 進氏の「近代天皇論」にも、この「神宮の森造設運動とその思想的背景が語られており、明治以来、いや平安遷都以来の日本の「精神文化」が辿った道が概観できるという、画期的な1週間でありました(館長)
島薗 進氏の他の著作 
神聖天皇のゆくえ - 近代日本社会の基軸
共著:他者と境界


馬によるヒーリング ドキュメンタリー映画『ザ・ホースボーイ』

ツイッターに今回の参議院議員選挙に「れいわ新選組」の比例候補として立候補したやすとみ歩氏の記事が投稿されていました。氏は日ごろから「馬には特殊な力がある」ことを力説されており、今回の選挙も馬を引き連れた運動を展開するようです。上は筆者が以前翻訳を試みたドキュメンタリ映画「The Horse Boy」のDVD。日本語字幕つきの発売は結局実現しませんでしたが。
 安冨 歩氏
Amazon.com review
wwknits
5つ星のうち5.0It was like they were looking at the tail or ears ...
2016年9月10日 - (Amazon.com)
Amazonで購入
I identify with much of what the parents and their precious son went through in this incredible, moving film. I cried through much of it. We too fought for our daughter for decades. This film brought back so many of the struggles we went through to find answers for our daughter with epilepsy and high functioning Ausperger's. And trying to help her know and believe in herself while she grew up being shunned and "different." I am so grateful we listened to the advice and multiple diagnoses of our many neurologists, psychiatrists, psychologists, endocrinologists, and social workers AND took what was helpful and left the rest behind. The specialists were unable to examine our daughter as a whole. Nor with curiosity. They each had their own myopic view of her, insulated in their limited fields of expertise. It was like they were looking at the tail or ears or tusks or hide or belly of an elephant and not the entire animal. The consensus was that, although they all said she was highly gifted in math and other areas, she should be institutionalized. I am so grateful we followed our copious research and listened to our gut. And I am humbled by our daughter's unique spirit and courage in the face of shunning, humiliation, and endless scrutiny, examinations, and hospitalizations. She's not a survivor of all this, she is a thriver. She lives an independent life with a loving man and possesses wisdom, humor, and compassion beyond comprehension. I want to be like her when I grow up.
本編(英語字幕が出ます)


ボサ・ノバとは「新感覚」のことだった

amass
@amass_jp
ボサノヴァの創始者、ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)が死去。88歳でした
 

ジョアン・ジルベルト



Lisa Ono - Bossa Carioca - Chega de saudade



ポルトガル語歌詞つき

Chega de Saudade(想いあふれて)
悲しみさん 彼女に言ってやってくれないか
おまえなしでは駄目なんだと
お願いだから 戻ってきてくれと
僕は生きていけないよ
思い出はもうたくさん
彼女なしでは
心の平和はあり得ない
この世にはどんな美もあり得ない
それにしても
終わりがないのは
僕の中に巣くっている この悲しみ
この憂鬱
でも 彼女が帰ってきてくれるなら
ああ こんなすばらしいことはない
海に泳ぐ魚の数よりも
もっとたくさんのキスをして
この両腕にしっかりと
彼女を抱きしめて
なにもいわずに
その身体の温もりを
深く深く
吸い込むだろうに
飽きるほど抱擁し
キスをして
愛撫の雨を降らせてやれるのに
そんな生き方はさせないよ
僕と離れて生きるなんて
独りになど
させておいたりしないのに
そんな生き方はやめるんだ
僕と離れて生きるなんて

こんなTV番組

 オリヴィア・マン
知名度上昇中!日本語も話せるハリウッド女優、オリヴィア・マン
青年月日:1980年7月3日生まれ
出身地:アメリカ合衆国オクラホマ州
身長:163cm
このオリビア・マンがメイン・キャラクターを演じる「報道編集室」=The Newsroom
そのシリーズ1、エピソード6は「暴走する正義」
では、さわりをYoutubeから。突然日本語が出てきますからびっくりですョ(館長)

日本ではこんな番組は金輪際放送されないでしょうね、残念ですが。フル・バージョンはただ今捜索中です。
より長め

今「新聞記者」という映画がとても話題になっています(追記あり)。

今日は7月4日、米国の建国記念日です。

その「7月4日」のツイッターに次の投稿がありました。トランプが独立記念日の祝典に戦車を走らせる計画をしている、というのです。
 Hiro Nakamura
Jesus Christ.
Trump "wanted a military parade of tanks in DC after he witnessed similar parade on Bastille Day in Paris. Local officials also objected because of the damage heavy armored tanks could do to city streets."

Tanks arrive for Trump’s July 4 celebration event
Thursday’s Salute to America event in Washington is also expected to include a military demonstration by the US Navy Blue Angels.

そこから数珠つなぎに思い出されてくる映像の数々...
Amazonレビュー
アメリカの建国記念日に生を受けたロンは、21歳のときに海兵隊員としてベトナムに派遣された。しかし負傷し、下半身不随となって帰国する。彼が傷ついたのは体だけではなかった。信じていた祖国に裏切られたからだ。
自らベトナムで2度負傷し、『プラトーン』でアカデミー賞を受賞したオリバー・ストーン監督。本作は、ロン・コービックの原作を10年越しの悲願実現で映画化したもので、89年のアカデミー監督賞を受賞している。『レイン・マン』で演技派に転向したトム・クルーズがロンを演じ、その後の俳優人生を決定づけた。共演にはウィレム・デフォー、キーラー・セジウィックなどの演技派がそろう。
単なるベトナム回顧にはとどまらず、広い意味で反戦をうたいあげ、人と国を愛することへの尊厳を描いている。(アルジオン北村)
予告編

FFilms.orgから
  Born on the Fourth of July

同じく、米国に生まれたことの意味を問い直すブルース・スプリングスティーンの
Born In the USA


そして、「うりずんの雨」にも通じる
 「雨を見たかい」
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