映画「昼顔」(8) - 決意
「ここが11番地だわ」
よし。


どこからともなく,聖体拝受の儀式をとり行う神父の声が聞こえてくる...
このパンは主キリストの聖体である。 さあ,受けなさい。
.....
「ご用?」
あなたがこちらの?」
「アナイスよ。」
「こちらで働きたくて。」
「かけて話しましょう」(注2:こちらの方がのりぞー好みか?)
「何か飲む? 煙草は?」
「いいえ。」
「固くならないで,かけて。力になるわ。
「初めは抵抗があるけど,お金のためだと割り切って。」 「儲けは半々よ。費用はわたし持ち。」
「そんなに慌てないで。この仕事、初めてね?
悪い商売じゃないわ。まだ誰も来てないの。
「分かりません。」
「今日?」
「午後でよければ。」
「でも5時までしかできません。」
注1:子供が遊ぶ公園の風景にも深い意味がある。小津安二郎の「麦秋」にもあるように,それは主人公の現在と子供時代の対比を,つまり「子供時代への決別」を意識させるためのものである。
注2:このような女をCes't un vieux de la vieille (あれは海千山千だ)といいます。よく「やり手婆あ」といわれますが,実際は映画「ヘッドライト」でも出てくるように,マダム自身が現役か,あるいは経験者であることが多く,相当に色っぽい存在であることは確かです。日本だと置屋の女将に相当するでしょうか。かの高倉健氏も,女将にかかっては子供扱いされるそうですから。
映画「美しき諍い女」物語編(17)
螺旋階段を上って二階へ...
「驚いた。警察かと思ったわ。未成年者誘拐かしら。」
「今まで,あなた以外に,モデルはいた?」
「何年も経ったけど,彼女が初めて。」
「顔が真っ青よ。青ざめてるわ。
大丈夫よ,彼は紳士だから...(え,ドラキュラじゃないの?探偵)心配ないわ。」
「彼の方じゃない。後悔してる。どうすれば...」
「仕方ない。気づくのが遅すぎたのよ。」(なんと冷たい言い方!)
放して,傷つけちゃうわ。」
ニコラは思いつめたように窓の外を見た。 ありゃ,鼻血が出てる(探偵)
「昨日頭をぶつけてコブができたわ,ここにまだあるの。」
「時間かかる?」
「さあ,1日かかるか,すぐ終わるか。」
「あなたが描くときは?」
「写真を使う。」
「初対面よ。学費のためにやったの。かれはすごく- 魅力的で,すぐ恋に落ちたわ。」
「本当にいすから落ちて,机や絵の具を倒しちゃった...彼が起してくれた。」
教会の鐘の音が聞えてくる
自殺を考えていた彼女に....
「そうだ。彼が聞いてたろ?
絵のために僕を失えるかって。」
「偶然よ。彼っていつもカルカルしく話すの。」
「カルカルしく? かるがるしくだよ。」
「そうね,かるかるしく。」
それが今は...彼女が離れたら破滅だ。
























































































