映画探偵室 -1943ページ目

映画「昼顔」(9) - もう引き返せない...

えらい先生達
ピエールが病院長と一緒に歩いてくる。いかにもエリート医師らしい。





「どうかしたのか?」

「買い物に出たら、顔が見たくなって。」

顔がみたくなってどうかしたのか








昼食を一緒に 「病院は嫌いだろ?」

「ええ,どこかで昼食をしない?」








院長と約束が 「病院長とやくそくしてるんだ。」

「いいわ。」

今夜は招待だ

「ごめんよ。今日はフェヴレ家の招待だ。」

「そうね。お邪魔したわ。」

「いいさ,今夜は急いで帰るよ。」





ピエール 「ピエール....」

何処へ?キス 何処へ向かう?








足1 足首








階段の足 足元








再び部屋に








あら


「あら,よく来たわね。

来ないと思ってた。」


不安そうだったから 「不安そうな様子で帰ったから。」









サ,入って もう逃がさない







閉まる戸

映画「昼顔」(8) - 決意

オペラ座の裏手, ジャン・ド・ソミュール街
街角 サムライのジャン








ちらと見て 歩き出す








背景1,迷う 辺りを見回す








戻る1 戻る2








確認する いかにもの女






横切る 煙をポー








おんな通りすがりに 女はドアの中へ








11番地 確認2







足早に去る

「ここが11番地だわ」








公園のベンチで気持ちの整理をつけよう...(注1)
公園で 遊ぶ子供たち








ハンケチで 高級ハンドバッグ







時計をみる

よし。






サングラスファッション振り返って確かめ









中へ






プレート 「マダム・アナイス」


階段1 洗礼の声が







どこからともなく,聖体拝受の儀式をとり行う神父の声が聞こえてくる...
このパンは 目の前にぱんが










このパンは主キリストの聖体である。                   さあ,受けなさい。
嫌です .....







セヴリーヌ,
どうした? どうした?







マダム・アナイスのドア 呼び鈴に手を







覗き窓 ご用?










初めまして

「ご用?」

「初めましてこちらで働きたくて








あなたがこちらの?」

「アナイスよ。」

「こちらで働きたくて。」






海千山千
「かけて話しましょう」(注2:こちらの方がのりぞー好みか?)




「何か飲む? 煙草は?」
「いいえ。」

「固くならないで,かけて。力になるわ。

美しくて清楚な人は歓迎よ。」
煙草は? 清楚な人が歓迎







「初めは抵抗があるけど,お金のためだと割り切って。」    「儲けは半々よ。費用はわたし持ち。」
金のためと割り切って 儲けは半々ね








やっぱり止めます 「やっぱり失礼します。」(そうだ,そのほうがいい:探偵)




「そんなに慌てないで。この仕事、初めてね?

悪い商売じゃないわ。まだ誰も来てないの。

慌てないで なれなれし








この仕事初めてね ボタンが取れそうよ







あら,ボタンが取れそうよ。  午後でよければ
じゃ,いつから始める?」

「分かりません。」 

「今日?」 

「午後でよければ。」
「でも5時までしかできません。」





時間は厳守ね 「じゃ,2時から5時ね。時間は厳守して。」







Au revoir(オ・ルヴア=また会いましょう)
マダム・アナイス







注1:子供が遊ぶ公園の風景にも深い意味がある。小津安二郎の「麦秋」にもあるように,それは主人公の現在と子供時代の対比を,つまり「子供時代への決別」を意識させるためのものである。
注2:このような女をCes't un vieux de la vieille (あれは海千山千だ)といいます。よく「やり手婆あ」といわれますが,実際は映画「ヘッドライト」でも出てくるように,マダム自身が現役か,あるいは経験者であることが多く,相当に色っぽい存在であることは確かです。日本だと置屋の女将に相当するでしょうか。かの高倉健氏も,女将にかかっては子供扱いされるそうですから。

映画「美しき諍い女」物語編(17)

「来ないと思ってた。」       ...わたしを甘くみないで。来ないと思ってた甘くみないで












一方、じっとしていられずにニコラは城に駆けつけた....
夫人は? ライオンの毛を










城の二階螺旋階段












螺旋階段を上って二階へ...

「驚いた。警察かと思ったわ。未成年者誘拐かしら。」

手を貸して 羽を広げて










「手を貸して、羽を拡げて。ここが難しいのよ。」
あなた以外に 彼女が始めて










顔が真っ青よ

「今まで,あなた以外に,モデルはいた?」

「何年も経ったけど,彼女が初めて。」

「顔が真っ青よ。青ざめてるわ。

大丈夫よ,彼は紳士だから...(え,ドラキュラじゃないの?探偵)心配ないわ。」


「彼の方じゃない。後悔してる。どうすれば...」

「仕方ない。気づくのが遅すぎたのよ。」(なんと冷たい言い方!)

放して,傷つけちゃうわ。」


彼じゃない 気づくのが遅すぎた










ニコラは思いつめたように窓の外を見た。                               ありゃ,鼻血が出てる(探偵)窓の外 ありゃ,鼻血









「いったいどうしたの? こっちに来て。」
外に連れ出す 拭いてやる












頭をぶつけて 時間掛かる











1日か,すぐか

「昨日頭をぶつけてコブができたわ,ここにまだあるの。」

「時間かかる?」

「さあ,1日かかるか,すぐ終わるか。」

「あなたが描くときは?」

「写真を使う。」







彼を知ってた? 「初めて...モデルをしたとき,彼を知ってた?」

「初対面よ。学費のためにやったの。かれはすごく- 魅力的で,すぐ恋に落ちたわ。」







直ぐ恋におちた 初対面よ











彼が起して 「本当にいすから落ちて,机や絵の具を倒しちゃった...彼が起してくれた。」

教会の鐘の音が聞えてくる








メトロであった 「マリアンヌとはメトロで会った。3年前だ。

自殺を考えていた彼女に....

僕が話しかけて知り合った。」








自殺を考えて 「ロマンチックね。」

「そうだ。彼が聞いてたろ?

絵のために僕を失えるかって。」


「偶然よ。彼っていつもカルカルしく話すの。」




ボクを失えるか かるかるしく











かるがるしく,だ 「カルカルしく? かるがるしくだよ。」
「そうね,かるかるしく。」








破滅だ 「彼女なしではいられない。最初は逆だった。

それが今は...彼女が離れたら破滅だ。

自分も,仕事も,すべてだ。」
みつめあう 二人は見つめあう(おい,おい,そんな成り行きかよ:探偵)