映画探偵室 -1942ページ目

映画「昼顔」(10) - 仕事はじめ,そして最初の客

マダム・アナイスの言うとおりにやっていれば,ほんとうに安心なのか?

マダム・アナイスは本当に女の味方なのか?
美人だけど下品

「先週も1人,クビにしたばかり。美人だけど,下品なの。




そっちへ。」




「名前は?」
名前は アナイスだって偽名










アドルフさんの

「困るわ。」

「本名じゃなくていいわ。アナイスだって偽名よ。

2人で乾杯しましょう。」

「いえ,結構」(Non merci, madame)

「そう言わずに,サクランボのブランデーよ。」

「名前を付けなくちゃね。魅惑的で覚えやすいのがいいわ、何か考えて。」

隣室から男の笑い声と女の嬌声が聞えてくる。

「アドルフさんよ,お得意客なの。とても面白い人よ」(嘘っそ~,アドルフさんなんて!:探偵)
昼顔はどう? 昼に咲く花よ








ご主人?

「そうだわ,昼顔はどう?」

「昼顔?」

「そう,昼に咲く花よ。」

「いいわ。」

「緊張しないで。5時には帰すわ、心配しないで。」

アナイスはセヴリーヌの薬指に気づいた。

「誰か待ってるの?恋人?ご主人?無理には聞かないわ。
キスして。」
キスして5時には帰すわ








お酒の注文 隣室との境目のドアがドンドンと叩かれた。

「お酒の注文だわ。」





いよいよ始まる...




映画「美しき諍い女」物語編(19) - 小石が投げられた湖は?

(1) リズとフレンホーフェル
うまく行ってるわ うまく行きそうだわ...










「大変だった?」彼に近寄る     「そうだな。」大変だった?












肩を組む......







しかし、夫の手はやはり...



キャっ,スケベね。

キャッ,スケベね 夫の手は











明日くるのを嫌がって 「明日来るの,嫌がってたわ。」

「帰らせなきゃよかったかな。」

「彼女が気になる?」

「いや,胸が気になる。」

「どういう意味?」

「胸だよ。」






どういう意味? 「あの胸ね。やっぱりスケベ。」














(2) マリアンヌとニコラ
ぷかぷか ぷかぷか(意味は70rock氏にお訊きください)。









散歩? 「散歩?」

「そうだ。いつ戻った?」
「5分ほど前よ。」

「それで?」

「それでって,何?」







              「満足か?」

それで? 満足か









つまり? 「満足以上ね。」

「つまり?」

あんなの初めて

「あんなの初めて。

不思議な力で核心に迫っていく。

面白い体験だったわ。」


「僕を悩ませようとして話すのか?」

「真実に悩むのは変よ。」

「完成した?」

「冗談はやめてよ。明日また行くの。10時に。」




僕を悩ませようと 明日また行く







ニコラ出て行く
「勝手にしろ!」











平然

映画「美しき諍い女」物語編(18) - 諍いは始まった

疲れたわ。 よし,休もう。

プロセス12 休もう










ガウンをまとう 疲れた











全然うまく描けない 「全然うまく描けない。」


「じゃあ,終わり?」


そうだな
「そうだな,そうしよう」(表情が明るいことに注意:探偵)。










着替えに行っているあいだ,出来を検討する。
検討3検討1







「じゃあ,さよなら。またパリで」(注1)           「パリ?また明日やるよ。」

パリ? じゃあ,さよなら

てっきり 「てっきり...」

「調子が出ないから...










終わりにしたんだ 終わりにしたんだ。これじゃ私もばつが悪い。

君以上に...」



「無力だ。」







あしたも待ってる
「明日も待ってるよ。

朝10時に。早いかな?」









握手 マリアンヌは同意の握手をした(2人が肉体的に接触したのはこれが初めてである(探偵の余計な注)。








帰って行くマリアンヌの後ろ姿を見て,画家はナニを思う。あの尻だ


きっと,「あ,あのケツだ」と思ったに相違ない(探偵の推理)。


外に出た さよなら1






                              さよなら(注2)
悪夢2 悪夢1










「何があったの?」「別に...悪夢だったわ。それだけ。」
主人は何て?

「主人は何て?」










「うまく行ってると。」
うまく行ってると



プロじゃない 「まって,ねえ,また来るように言ってた?」

「ウイ。」

「でも,わたしはプロじゃない。」
向いてない
「向いてないの。」







「お願い,やって。

「彼には大切なことの。」

彼には大切な 時間の無駄











なぜ私が必要2 「そう?分からないわ。」

「私はわかる。

明日来てね。」



「なぜ私が必要なの?彼は時間のムダと認めたくないだけ。」



「違うわ。

私すぐ感じたの,あなたにとって...きっと興味が








きっと興味が沸いてくるから。   送るわ,あっちよ。」送るわ,あっちよ













送るわ鍵は開いている










明日はここから来てね。鍵は開いてる。
さよなら2 「さよなら。」(注3)












注1:このさよならはAu revoirである。

注2:ここでもAu revoirと言っている。

注3:マリアンヌがリズに最期にいう「さよなら」はBon soirである。

これは,普通午後に使われる様々な挨拶の言葉,さよなら,ただいま,おやすみ等々の意味もあるが,

探偵得意の下品な訳しかたでは,「あばよ,テメエなんざクソして寝ろ」ということになる。

画家に告げたAu revoirとの相違に注目。