オフなのに、台風で散々だったね。なんてタイミングの悪い…。
合宿前のオフで、学年でどこか遊びに行ってリフレッシュしてみてください(8/3にテストがあるやつは厳しいか?笑)
さて、なぜわざわざメーリスを回してまでこれを見てもらったかというと、
どうしても俺(と村原)から皆に伝えたいことがあったからです。
といっても、別にコーチが新しく増えるだとか、登録ミスで新人戦出れませんとか、そういう重大ニュースとかではないです。
ただ、明日自主的に学年ミーテをするとのことで、それに関して、忘れないでほしいことがあるんです。
かなり長くなるけど、頑張って最後まで読んで、これを踏まえて明日に臨んでほしい。
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明日のテーマは、【みんなで日本一について一度考える】だと認識しています。だよな、暁?
自主的にそういうことを企画するなんて、今年の1年生はなんて意識が高くて素晴らしいんだろうと思います。
正直、素直に嬉しいです。そんなこと、この部で今までなかった。
少なくとも、俺らが一年のときなんて、絶対にありえなかった。
少しずつ、少しずつ、この部は変化していて、前に進んでいる。
そして皆はこれから、さらにこの部を上のステップに進ませる原動力になっていくわけで。
本当に今の1年生の将来が楽しみです。
最高な学年を指導できる巡り会わせに、すごく感謝してます。ありがとう。
けど、最近少し心配してることがあって。。
「日本一」という大きな目標が、みんなをある意味しばりつけているんじゃないか…という気がしてるんだよね。
言うまでもなく、「2010年に、日本一を達成する」のが、SERPENTSの長期目標。
でもそれは、よくよく考えてみると、君らが自主的に決めたのではなく、入部する前から決まっていた。
それが、正式入部から2ヶ月経過した今、皆の中でも少しずつ、ラクロスに対する取り組み方に差が現れてきている理由の一つなのではないかなと思ってます。
もちろん、日本一という目標に少しでも共感した、というのは共通していると思うんだけど(そうであってほしいし、そうでなくては困るし)
38人もいれば、この部に入った動機、入ることになったきっかけ、部に求めていたもの、考えていた大学生活…38通りだと思う。
それは至極当然のことで、誰にも否定されるべきものではない。
みんな様々なバックグラウンドを持って、様々な理由でこの大学に入って、様々な未来への期待をしてる。
ただ、そういった色んな思いを抱いて、この部に、このタイミングで集った38人がいる。
…その38人を繋いでいるものってなんだ?
やっぱ、ラクロスなんだよね。
この38人って、言わば
【2010年に、SERPENTSを日本一にする】
という一つのプロジェクトを成し遂げるメンバーの集まりであって、
それを達成するためには、
やっぱ個人個人がラクロス上手くなって(MGスキルも上げて)、新人戦とかあすなろで結果残して、
そんな皆に憧れた、まだ見ぬ後輩たちが加わって手を貸してくれて、結果的にますます強いチームになって…
というサイクルが必要で。
大元にあるのは、やっぱラクロス上手くなるってこと。
これが達成できなければ、週5で早起きして眠い目こすりながら集まって、授業の前まで棒振り回して球追いかけて、水びたしになりながらボトル運んで…っていう努力が水の泡になってしまう。
だからこそ、やっぱり日々の練習を大事にしてほしいし、生活の中でラクロスをメインに考えてほしいし、自分以外の37人を、家族のように大切にしてほしい。
でも(今日はここからが本題)、
それってある種の義務感によってもたらされるものではない、というのが俺の考えで。
【2010日本一】は紛れも無く存在するゴール。それって今からはもう変えられないもの。
じゃあそれをとことんまで楽しんでほしい、わけだ。
「日本一になるためにはこんなんじゃダメだ!!」
「俺たちはまだ全然意識が低い!!」
とか、そういうのばっかりじゃ疲れるよね。
ストイックなのはいいんだけど、なんか後ろ向きで、暗い。軍隊みたい。
(もちろん、そういう風なゲキも時には必要。だからこそ法政戦のあとはあれだけ厳しく言いました)
むしろ、
「これだけ頑張ったら日本一にまた近づける!!」
「ここをこう改善したらもっといいチームになれる!!」
っていう、前向きな考え方、物事の捉え方をしてほしいんだよね。
<今できてないから→ダメ>
っていうんじゃなくて、
<今できてない→じゃあこうすればもっとよくなる>
という感じで。
考えてみてほしい。
日本一を目指します、なんて堂々と言える団体、一橋でほかにある?
一橋に限らなくても、よくよく見てみるとあんまりないよね。
じゃあ俺たちの目指しているものって、夢物語なの?
そんなことはない。
事実、俺たちと大して変わらないはずの東大は、2年前の全日で、決勝まで進出してる。
(余談だけど、そのときの4年生は、2年の時にあすなろを制覇した世代)
皆には、この『日本一を目標とできることの喜び』をもっと感じてもらいたいなぁと、強く思います。
関東の大学の男子ラクロスのチームって、40弱あるんだけど…
その中で日本一になれる可能性があるのって、一橋、慶応、早稲田、東大、日体…関西を加えても関西学院、京大、そんくらいかなぁ。
ましてや本気で日本一になろうって思ってる1年生、そうそう他にいるかな?
入部した瞬間から、皆はほかのほとんどの大学の1年生ラクロッサーより、高くて、達成したら半端ない目標に具体的にチャレンジできる…
これって、何気ないけど、かなり凄いことじゃない?
「日本一日本一って、しんどいなぁ。。」と思いながらラクロスやるより、
「日本一になったらどれだけ嬉しいだろう、どれだけ感動するだろう」って想像しながらラクロスしたほうが、
何倍も何倍も楽しいはず。練習の雰囲気もよくなるはず。何より、もっともっとラクロスが好きになるはず。
今、もし前者になってしまっている人がいるとしても、それは俺たちコーチの責任でもあるし、自分を責めないでほしい。
あとは、重く考えすぎないでほしい。特に、暁とか。笑
基本的に真面目で、責任感が強いから、つい自分に課すハードルが高くなっちゃうんだろうなとは思う。
でも、もっと単純に、ラクロスを楽しんでもいいんじゃないかな。
自分で自分の首を絞めることだけはしてほしくない、と願ってます。
日本一を、自分たちを苦しめる枷にするのではなく、
トランス状態にしてくれる、ある意味麻薬のような存在にできたらいいなぁ。。
最後に一つだけ。
何をしたら日本一になれるか…なんて、正直俺らにもわからない。
だって、SERPENTSは日本一になったことがないから。
日本一になるためのノウハウが、チームに蓄積されているわけではないから。
でもだからこそ、手探りで、日々試行錯誤しながら、前に向かって進んでいくんだよね。
何回も言うけど、日本一になるのは君ら自身であって、俺たちコーチではない。
もてる限りの力でサポートしていきます。
全力で、ぶつかってきてほしい。
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超長文、ほんと申し訳ない。この週末で色々考えて、伝えたいことが増えすぎた…
ということで、明日は建設的な議論をしてね!!
殺伐とした、犯人探しのようなミーティングになるくらいなら、やらないほうがましだよ。
あくまでポジティブに、前向きに、明るく、楽しく。
HC@日本一になった瞬間って、そりゃもうヤヴァいんだろうなぁ…俺ももう一回、1年生からラクロスしたい…