…3月3日のシステム統合時は、若干の遅延程度で済みましたが、
その後、ホームページが大幅に変更になって使い勝手が悪く
なったり、電話がつながらなくなったり(平気で“約60分待ち”
で改善に努めています、とアナウンスされる)、混乱が続いて
いる現状です。…第一、航空会社の社員自身が戸惑っているのですから。
(はっきり言うと「ユナイテッド航空」という名前だけ残った、
実態「コンチネンタル航空」になってしまったのです。経営陣の経歴
を見ればわかります。)
これまで航空会社のマイレージ会員で、記事では単に「上級会員」
と書いてきました。でも実際は上級会員にも色々な層があります。
あえて一般的な用語で書くと、
・シルバー
・ゴールド
・プラチナ
・ダイヤ
という具合で、順に上位になっていきますが、その分ハードルも
高くなります。
大体優位性が発揮できるのは「ゴールド」からで、
・荷物の追加預け入れが無料
・空港内ラウンジが無料
・予約時のフリーダイヤル
などの恩恵を受けられます。
このゴールドを獲得するには大体5万マイル(ポイント)の獲得が
必要なので、仕事で搭乗する機会のない人にはかなり厳しいです。
なので日系2社では、一度ゴールドに達すれば、年会費1.5万円程度
のクレジットカードでゴールド会員を維持する会員制サービスを
取り入れたのは、以前の記事で書いた通りです。
(そういうこともあって、昨年10月のベトナム出張は、先輩がJAL
会員のため、JALになってしまったのです…)
またユナイテッド航空では、有償100万マイルに到達すると、生涯
ゴールド会員に、デルタ航空では100万マイルごとに期間限定で
段々上位のステータスを与えています。
かくいう私は、ユナイテッド航空のダイヤ会員(専門用語で1Kメンバー)
です。週末にシンガポールに行ったり、ロシアに行くのにあえて
アメリカ経由にしたり、その搭乗熱心?振りが伺えます。
…会社の先輩からは「旅行を半分にして、他のことをしたら?」
と言われたり、実際“悪口”のネタにされたこともあります。
そんなに高いステータスならばさぞかしVIP待遇では?と思われる
かもしれませんが、世の中、上には上がいるものです。
それがユナイテッド航空で取り入れた「グローバルサービス
(Global Services)」という最上位のステータスです。これは、
2003年説や2006年説がありますが、航空業界が厳しくなってきて、
「たくさん乗る→たくさん払う」
顧客にターゲットを変えた「招待制」のサービスなのです。
(なので、とあるブログでは「最上位の1K会員が書いた」という
記述を削除しなくてはならなくなったのです。)
どういう客がこの「グローバルサービス」になれるのかは、私、
ユナイテッド航空の人間ではないのでわかりません。
これにもいくつかの説があって、
・ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスの
普通運賃(=値引きの無い運賃)、で年間5万マイル乗る人
・年間で5万米ドル払う人
・ユナイテッド航空の営業マンにコネのあるいわゆる"VIP"
など言われています。
…残念ながら“平民”には縁がないのです。
(前にある人が「どこまで乗ったら招待されるだろう」と思って
実に年間50万マイル搭乗を果たしたが、果たして(笑)招待
は来なかったそうです。所詮平民が利用する「格安」や「割引」
では相手にならないのですね。)
このグローバルサービスにはオープンになっているメリットと
隠されているメリットもあり、これまた謎が多い世界です。
…例えば、シアトル-タコマ空港に到着すると、専門のスタッフ
が待っていて、乗り継ぎの間に特別な待合室に案内される。
ここでは「撮影禁止」。
たまたま窓から外の写真がネットで見つかると、マニアの間で
「これはNxxゲートの下に違いない」
とか噂されたりして。
まあ、こういう隠れた世界があるのは、また面白いことかも
しれませんね。
脱線ですが、昔、会社の後輩と2人でニューヨークとマイアミ
をファーストクラスで豪遊した時(もちろん特典航空券です!)、
関西空港に帰国したら、専門のコンシェルジェが、人混みの中に
いる私達2人をきちっと見つけて、案内してもらったのには感動
しました。もちろんすべての行程を把握していて、的確な言葉を
掛けてくれるサービス・・・もはや過去の物語りです。
このグローバルサービスの人数も定かでありませんが、この不景気
でも、確かに僅かであっても「富裕層」がいるのも事実です。
実際、成田-シンガポール線は特に週末は“激戦”路線で、ジャンボ
機のビジネスクラスはおろか、ファーストクラスも満席状態です。
そして、アップグレードを狙うグローバルサービスの会員も成功
しないこと多々。ましてやダイヤ(1K)会員以下は…
(グローバルサービスメンバーの中には“1K落ち”したくはないという声も。)
機内食などサービスを比較すると、この路線、シンガポール航空や
日系の方が優れていると思うのですが、なぜかユナイテッド航空の
高い席があふれる(すみません、デルタ航空の情報はありません)。
きっとアメリカ人はやっぱりアメリカの会社を選ぶのでしょうか。
前に機内で、隣にいる人などに片っ端らから行き先を聞いたら、
皆アメリカの都市を言う。成田で取り残されるのは日本人の私など
少数なのでしょうか。(そういう成田の通過客からも通行料を巻き
上げるようになった悪知恵の奴らめ!1人1500円程度で見えない
ようにしても、塵も積もれば山となる、で潤っているのでしょうね。
それが香港乗り継ぎの場合との僅かな差額になるので、内心怒っている
のです。)
よし、いつか“逆転劇”を果たしてグローバルサービスになってやる!
そしたら、アメンバー限定記事で謎の世界を披露しますね。
いつになることやら・・・。でも夢は大きく持ちましょう。
~ちゃんちゃん~
【2014年7月7日追記です】昨今について、まとめた内容です。よろしければ併せてご覧になってください。
ユナイテッド航空昨今(その1)(グローバル・サービスの小ネタあり)
http://ameblo.jp/kazuw1223/entry-11877544925.html
ユナイテッド航空昨今(その2)
http://ameblo.jp/kazuw1223/entry-11880258039.html
ユナイテッド航空昨今(その3)ジャンボ機は今のうちに!
http://ameblo.jp/kazuw1223/entry-11880839564.html
ユナイテッド航空昨今(その4)更なる日本向けサービス充実を願う。