MotoGP/マルク・マルケスが右前腕骨を再手術 | 坂田和人 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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「M.マルケスが3度目の手術が必要」とは噂されていましたが、「やはり」という感じでした。

1回目の手術直後の復帰は、最終的には当事者の判断だったと思いますが、結果的に明暗を分けてしまいましたね…。

 

「メディカルチェックで出走許可が下ったことから、6日後のフリー走行3から走行を開始。

公式予選1の1ラップ目にパワーダウンが原因で走行をキャンセルし、チームと医師団と相談でして欠場を決断。<motogp.com>」結局、レースは欠場。

 

「手術から13日後の8月3日、自宅で窓を開けようとした際にストレスがかかり、プレートが折れた。<motogp.com> 」これが2度目の手術。(プレート交換)

 

個人的には、これは口実にしか過ぎず、MotoGPマシンで走行したことが直接の原因だったと思われます。

これにより、治癒するまでに通常よりも多くの日数が必要となり、最悪の場合は、偽関節になる可能性も高くなることは容易に想像できたはずです。

 

そして、「治癒が遅く、骨癒合プロセスが停止していたことから新たな手術、偽関節の手術を受けることを決断。<motogp.com>」これで3度目の手術。(プレート交換と骨移植)

 

早期復帰は、無謀だったことは明らかだったはずです…。

 

7/23のブログでも記載しましたが、

『そもそも、メディカルチェックをパスしたこと自体が不思議でしょうがない。いくら「最新型のチタン製プレートで固定 <←motogp.comに記載さていました>」しても、驚異的にもほどがるでしょ?!と言う感じです。骨折したことのあるライダーなら、誰もがそう思うでしょう。』

 

骨折箇所の重大性と言い、手術から復活までの所要時間と言い、モンスターマシンのMotoGPを操るには、やはり無謀な決断だったように思えます。

半端ではない運動量と筋力と体力が必要となり、骨折箇所の右上腕骨(最新型のチタンプレートと12本のボルトで骨折箇所を固定)に掛かる負担は想像を絶する相当なものです。

 

「最新型のチタン製プレートで固定」しても、破損してしまうことが十分に考えられたはずです。

 

おそらく、再三のプレート交換と骨移植となると、治癒には6ヶ月くらい掛かるのではないでしょうか。2021年の開幕戦は愚か、早くて夏前くらいの復帰でしょう…。

結果論ではありますが、非常に残念なニュースです。

「完全な状態になってからの復帰」を願うばかりです。

 

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マルク・マルケスが右前腕骨を再手術 <motogp.com

転倒から137日後、治癒が遅いことから3度目となる手術を受け、プレート交換は無事に終了。

 
 

レプソル・ホンダ・チームは3日、マルク・マルケスがスペインの首都マドリード市内の病院で7月の第2戦スペインGPの決勝レースで転倒した際に骨折した右上腕骨を再手術した。

 

決勝レースの翌日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトからバルセロナ市内の大学病院に移動。転倒から2日後にチタン製のプレートと12本のボルトで骨折箇所を固定すると、4日後に第3戦アンダルシアGP参戦を目指してサーキットに戻り、メディカルチェックで出走許可が下ったことから、6日後のフリー走行3から走行を開始。

 

公式予選1の1ラップ目にパワーダウンが原因で走行をキャンセルし、チームと医師団と相談でして欠場を決断。

 

最初の手術から13日後の8月3日、自宅で窓を開けようとした際にストレスがかかり、プレートが折れたことから、バルセロナ市内の大学病院で新しいプレートに交換する手術を受け、リハビリ治療に専念。

 

体外衝撃波治療に取り組んでいたが、治癒が遅く、骨癒合プロセスが停止していたことから新たな手術、偽関節の手術を受けることを決断。プレートの除去と皮質骨膜遊離皮弁を備えた腸骨稜骨移植片を追加した新しいプレートを配置。手術は8時間。問題なしに終了した。