日本人Jリーガーの選手数と身長からわかること
第十六回:年齢層別の選手数と平均身長(2)


第十五回の続き
前回はポジション別の傾向をみた。今回はJカテゴリ別の傾向をみる。


調査対象は現役日本人(日本国籍)Jリーガー
データソースはJ. League Data Site
https://data.j-league.or.jp/SFIX03/
データ取得日は2020年7月18日
留意点としては、スタメン出場、レギュラー、得点数、出場時間などがwebから一覧で取得できず、考慮できていないこと。

日本人Jリーガーの人数=標本数=1599(人)

ポジション表記
GK=ゴールキーパー登録選手
DF=ディフェンダー登録選手
MF=ミッドフィルダー登録選手
FW=フォワード登録選手


16.年齢層別・Jカテゴリ別の選手数と平均身長

Jカテゴリ別で平均身長をみると、若手(19歳~22歳)とベテラン(31歳~34歳)は、きれいにJ1からJ3のカテゴリ順に並ぶ。
J1は大卒入団タイミングで平均身長が下がっている。小柄な選手(MF?)が多めに入ることや高卒入団の大型選手が移籍または引退しているのであろう。
J2/J3は大卒タイミングで、大卒の大柄な選手か、J1から大柄な選手が移籍してきていると想像される。
J2/J3は身長の高いベテランが退団しているのことがうかがわれる。


選手数は、J1は若手からベテランまで満遍なくチームにいる。勝利を目指し(降格を避け)つつ、若手の育成ができる環境にあるのだろう。
J3は極端に23~26歳が多い。これはアジリティがあり戦術理解も進んできた働き盛りで、選手数の多い年代で目先の勝利を目指すということだろうか。
J2は、J1とJ3の間ということになる。


カテゴリ間の選手数の割合を比較すると、J2がどの年代も40%前後で安定して多い。
J3は高卒年齢層が少なく、大卒年齢層が多い。
J1はJ3と逆に高卒年齢層が多く、大卒年齢層が少ない。


Jカテゴリ内での年齢層別の割合をみると、これまで書いた通りのことが確認できる。年齢層別の割合が比較的安定しているのはJ1である。
カテゴリが下がるほど、若手の育成が難しく、ある程度即戦力の大卒年齢層を重視していることが確認できる。
J3は良質なベテラン選手の確保も難しいのだろう。ベテランはそれなりに年俸もかかるし、30歳中盤になると、J3で選手を続けるのか、JFL以下にカテゴリを落としアマチュアになる(または引退する)決断があるとだと予想する。




今回はここまでだが、このブログは時折加筆訂正する予定

第十七回に続く
次は年齢層と生まれた季節の関係をみてみたい。早熟晩熟のヒントを見つけられたらと思う。