日本人Jリーガーの選手数と身長からわかること
第九回:ポジション別の平均身長

第八回の続き

第八回までで、中だるみしながら、ポジション、Jカテゴリ、生まれた年度、生まれた月による選手数の傾向をみた。


今回からは、Jリーガーの身長の傾向をみていく。

初回にも書いたが、
早熟晩熟さんのブログJリーガーの身長の話、ジュニアの大きい小さいなどの皆さんのブログなどを読んでいて自分でも調べてみたくなった。


調査対象は現役日本人(日本国籍)Jリーガー
データソースはJ. League Data Site
https://data.j-league.or.jp/SFIX03/
データ取得日は2020年7月18日
留意点としては、スタメン出場、レギュラー、得点数、出場時間などがwebから一覧で取得できず、考慮できていないこと。

これも初回に書いたが
以下の仮説をもって、可能なところから検証してみたい。検証出来ないままになる項目がある。
・生まれた月で、選手数が異なる→YES
・生まれた月で、平均身長が異なる→これから
・生まれた月で、ポジションの比率が異なる→YES
・生まれた月で、所属カテゴリ(J1/J2/J3)の比率が異なる→YES

以下はなかなか難しい
・早熟晩熟には、身体面と精神面が存在する→多分YES
・早熟晩熟で、選手数が異なる→多分YES
・早熟晩熟で、平均身長が異なる→?
・早熟晩熟で、ポジションの比率が異なる→多分YES
・早熟晩熟で、所属カテゴリ(J1/J2/J3)の比率が異なる→?


日本人Jリーガーの人数=標本数=1599(人)

ポジション表記
GK=ゴールキーパー登録選手
DF=ディフェンダー登録選手
MF=ミッドフィルダー登録選手
FW=フォワード登録選手


9.ポジション別の平均身長

全体の平均身長は177cm
ポジション別にみると、当然GKがもっとも大きい。DF、FWの順で、MFがかなり小さい。



Jのカテゴリで平均身長の違いははっきりしている。J1とJ2で0.5cmの違い、J1とJ3で1.6cmの差がある。
ポジション別でもすべて同じ傾向。なぜかFWの身長差が小さい。


まあ、普通に考えると有望な選手からJ1にスカウトされて入団する。やはり身長の高い選手のほうが魅力的ということだろうか。実際にJ1のほうが強い。
ということは、FWについては平均身長としては、低くはないが他のポジションよりも身長にこだわりが少ないことがみてとれる。得点感覚に優れ、実際に得点がとれることが重要。佐藤寿人、大久保嘉人、興梠慎三などが良い例だろう。



今回はここまでだが、このブログは時折加筆訂正する予定

第十回に続く
次は生まれた年度別の身長をみてみたい。