【ワークの変遷】どこで手を離すか問題(1) | ボディーワーカー小笠原和葉オフィシャルブログ

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ココロとカラダに安心を再教育していく『プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド』を主宰、また横浜市都筑区、緑と光があふれるボディーワークスペース『BodySanctury(ボディ・サンクチュアリ)』でクラニオをベースとしたオリジナルのボディーワークを施術しています。

ちょっと長くなりそうなのですが、
とても大事な所なのでがんばって書きますね。

クラニオセイクラル・ヒーリングアートの
300時間近くにも及ぶプログラムを終えて卒業した頃、
そしてその後比較的長い間は
そこで教わった通り
ミッドタイド、と呼ばれる
脳脊髄液の呼吸の様子が
リズミカルにクリアに見えるようになり
それをしばらく見届けてからセッションを終わる、
というやり方をベースにしていました。

クラニオのセッションは
何かプロトコールがあってその手順の通りにする
ということはほとんどないのですが
いくらかガイドラインになるようなものは教わりました。

なのでなんとなく
そういう感じが最終的な目指す状態だなと言う
そんなぼんやりとした前提はあった中でやっていたように思います。

ある程度確実に整っている状態、
というのを確認して終わる
という
大まかに言うとそんな感じです。


しかし、ある時から
そうじゃないときに
「はい、今」
という
カラダからの静かなメッセージで手を離すようになって行きました。

この感覚、ボディーワーカーとかヒーラーさんだったら
分ってもらえると思うのですが。

私の場合は
「その人のからだが私の手から離れる」
感じがするのです。



私が今ものすごく会いたい方ベスト3に入る、
鈴木重子さん

アレクサンダーテクニークの教師であり
ジャズシンガーでもある重子さん。

FBでフォローさせていただいていますが
彼女のつぶやきが本当に心にしみるものばかりで
「カラダの中に生きる」
ということのすごさを毎度感じる訳ですが
・・・っと、どんどん脱線するのでなんとか元に戻しますが。





ある日の重子さんのFBでの投稿。



『最後のワークショップのひとつで、
トミーはこんな話をしてくれました。

「あるとき、病院の診察室で、すてきな写真を見た。
イタリアの雑誌から切り抜いたものだった。

ヒマラヤのある村は、人里から遠く離れていて、
村の中に学校がない。
だから、子どもは学校に行く年齢になると
険しい山の、長い尾根を渡って、学校のある街へゆき
一年に一回くらいしか、帰って来られなくなる。

その村に兄妹がいた。兄は11歳、妹は7歳。
その年、妹は学校へ行くことになった。
村を出ると、そこは切り立った尾根。
山のてっぺんの、細い道の両脇はすぐ、
底なしの谷だ。
兄は妹の手をしっかり握って、妹を先に行かせながら
しばらく一緒に尾根の上を歩いた。
そして、もうこれで妹が1人で歩いてゆけると思ったそのとき
そうっと、手を放した。

写真は、その高い尾根の上で、2人が手を放した瞬間を
捉えたものだった。
今まで見たなかで、いちばん美しい写真のひとつだ。」

話しながらトミーは、傍らで通訳していた私の手を取って
自分の前を歩かせ、自分はゆっくりと立ち止まって、
歩いてゆく私との距離が離れて、つないだ手がちょうど伸び切ったそのとき、
ふわりと手を放しました。
その瞬間、私にはとてもはっきりわかったのです。


例え距離が離れ、会えなかったとしても、
そのひとの想いや意図は、いつも私と共にある。
完璧ではないかもしれないけれど
それでも私は、大丈夫。

ここから先の時間は、自分を信頼して
さらに新しい世界を探求する時間。
今日は私自身が、アレクサンダーを教えながら
そう思いました。』




なんてうつくしく豊かで静かな文章・・
ため息が出ます。

これを読んだとき
わたしの中で何かがパチン!とはじける感じがしました。

手を離すとき。


もうこれで妹が1人で歩いてゆけると思ったそのとき
そうっと離した手。


自分の前を歩かせ、自分はゆっくりと立ち止まって、
歩いてゆく私との距離が離れて、
つないだ手がちょうど伸び切ったそのとき、
ふわりと離した手。



これこそがセッションを終わるタイミングなのだと。
やっぱりそれでいいのだと。


この
どこで終わるか問題
はわたしにとってものすごく重要で
いろんな側面からしつこく考えて、笑
今でも一番神経を研ぎすませて見ているポイントです。

なのでこの話でもう一回続きます。





明るい心が宿るからだを作る。
自然療法治療家/JPHMA・HMA認定ホメオパス 三浦ひろの先生の
『明るい免疫学』
10月21日(月)12:30-15:30 @横浜



ロルファー扇谷孝太郎さん
『魔法使いのカラダ講座4』
11月7日(木)12:30-15:30 @横浜



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『<わたし>と<宇宙>のクエスト3』
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