ビル街の東京。

昨晩、雨が降り続けた。

遅い梅雨入りだった今年。

 

浅草寺から東京スカイツリーが

見える。

東京といっても広く、地方とか

わらず、山あり、川あり自然が

ある。

 

 

浅草寺(東京都台東区)と東京スカイツリー

 

季節は夏、ときは流れゆく。

梅雨入りが遅かった東京。

昨晩、雨が降り続け、今朝方雨が

あがり、街の中を散策。

 

梅雨の間の晴れたひととき。

池には、珍しく子亀だけで3匹が

日なたぼっこをしていた。

今朝は気温がすこし低く、大人の

亀は、ひとと同じようにためらっ

たのだろう。

 

 

 

この池にくると、いつも決まって

屋根の上から、カー、カーと鳴い

ている不気味な、あの黒いカラス

がいつもいる。

その家の傍で綺麗な花を見かける。

 

 

 

いつもこの花を、通勤する若い女

性の後ろ姿と重ねたり、カラスを

森の中の闇の政界に喩えている自

分が、いつもいるのが不思議だ。

珍しく鷺(サギ)がいた!

この池でこれまでよく見かけた鳥

だったが、久しぶりに、もう見る

ことがないと思っていたが。

 

 

 

 

今から遡ること昔。

ときは東京が江戸と呼ばれた頃。

恋川笑山の雨と傘ににちなむ艶

噺(枕絵)を紹介。

 

雨の夜

内へ帰るとできないから、ここ

でたんとしておくれよ。

もう〱なぜこんなにお前が可愛

いのだろう。

あれさ、もうよくなってきたァ

ね。

こんな中で致しましても、中へ

すっぽり入りますかしらん。

こういうことは、なんだか窮屈

にするほどよいようでございま

す。

 

 

恋川笑山「春閨御伽文庫」(傘の文字:蛸、ふかず三番)

 

 

夜の雨

広小路の夜の雨。

たいそう降ってきたじゃァないか。

お前のもののように世ほど大ぶりだ

よ。

だけど、こんなところで人に見られ

たらどうしょうのう。

なあに、江戸っ子の腹は広小路だ。

人の恋路を邪魔するような、尻の穴

の狭え野夫天が、箱根からこっちに

いるものか。

 

 

 

恋川笑山「春情浅草名所」

 

 

昨晩は雨だった。

寝苦しく、ベッドで夢をみること

多くなってしまった。

雨の夜をしめし合わせて濡れるうれ

しさ。

浅草から見える東京スカイツリー。

なにごとも表と裏があり、ふと東京

の政界はどうかと思う。

 

 

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