季節はかわり時が流れてゆく。

木花と人はよく似ていると思う

ことが多くなった。

 

ゴルフのコースに出ると、メタ

セコイアの樹の頂まで茶褐色だ

った3月下旬。

 

 

3月28日(茶褐色のメタセコイア)

 

僅か20日で、このメタセコイアの

樹は、裾から頂まで葉が、茶褐色か

ら緑色になり、緑のコースに映えて

いる。

 

ときの流れをはやく感じる。

 

 

4月18日(初夏のメタセコイア)

 

ホールに紅い小さな実がついたクロ

ガネモチをみる。

いつ頃だったか、これに似た樹を街

の公園でもみかけたことがある。

同じ属のモチノキなのだが、よく似

ており、紅い実をたくさんつけてい

た。

 

 

4月18日(初夏のクロガネモチ)

 

3人でゴルフに出かけた。

ぼくと担当医とその妹である。

人もそうで、花と同じように、こ

れほど不可解なものはないと思え

てくる。

 

担当医の彼女は、東洋医学を専

門として診療内科を担当。

妹のかの女は脳科学を専門家で、

顔立ちや体形などの容姿が似て

見分けをつかずにいることが多

い。

花木に喩えてみると、姉はクロ

ガネモチで、妹はモチノキにな

る。

クロガネモチは、はやく実を付

け、まだ実を残していて、葉に

裏表があり、その裏が薄緑色で、

葉先がとがっている。

 

 

1月20日(冬のクロガネモチ)

 

ゴルフの帰途、妹と2人でホテルの

部屋にいた。

モチノキに似た妹。妹の肌はモチ

ノキのようなすべすべした肌をし、

その上にモチノキは御神木の代用

木としても使われ

ている。

 

朝方に担当医の邸に戻ってくる。

彼女は、ぼくの顔をじっと見つめ、

月を眺め、ひとり寂しく待ってい

たのよという。

ぼくは彼女を抱きしめ口づけをか

わし、この日、彼女は妙にベッド

で激しく求めるのであった。

ベッドの彼女曰く

人はこだわりから解放されると、

幸せになれる。というが、これは

もう仏さんになることで、「あな

たは、あなたのままがいいのよ」

という。

夢か現実かわからない得も知れな

い快い世界にしたり、ぼくは生き

ていると感じる。

 

強い日差しを受け目を覚ますと、

部屋に白衣の艶女医が来、性依存

症のぼくに「今日はどんな夢を見

ましたかと」と回診に来られた。

 

 

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