25度越える今日の暑さ。

最近、夢で夢のような景色を見

ることが多くなった。

桜も散り、新緑に紅い色が妙に

生えるようになった。

 

 

 

 

季節は春から初夏に移る.

ニュースでは、連日依存症のこ

とがとりあげられるなかで、グ

ロバールパートナーとして結ば

れているといわれるのを聞く。

 

依存症のひとを、ひとは理解し

がたく、彼のことを理解するの

は難しく思えるのが普通で、「

どうして!?」と思う。

さらにその依存症のひとが極悪

人のようにすら思えてくるのだ。

 

このようにぼくは、依存症の人

のことを思ってきた。

ところが、自分の身に置きかえ

てみると、どうもその人ごとで

ないと思えてきた。

 

ぼくの病名は、依存症のひとつ

の性依症で、精神疾患のひとつ

といわれてきた。

 

 

 

例えば、赤色の草花をみていると、

女のひとかさね、葉っぱにとまっ

ているテントウ虫などをみると、

いい目をしている奴と想い、その

虫をかわいいと思えない。

そしてこの花を浮気通利卜(うき

つりぼく)と名づけている。

 

 

 

人は不思議である。

彼女の庭にある椿は、陽当たりが

よいのか、もう満開でよく咲いて

いる。

彼女と昼間から早々、心もほぐれ、

体もほぐれた。

庭の中の花の中で、地面に落ちてい

る花があれば、果てゆく彼女と情を

交わしている自分を夢想している。

そしてこの花を挿漸華(さざんか

)と名付けている。

 

 

 

満開のこの花。

よく見ると蕾のものがれば、見

ごろのものもあり、枯れている

のもある。いちがいに花はこう

だと言い難いものがある。

性依存症もそうで、いろいろあ

り、相手にもよるが、ひとには

快いものを求めるものがあり、

これが癖となってゆき、抑えら

ず病みつきになってしまう。

こうしてパートナーも性依存症

になってゆくケースが多い。

 

ぼくは、現在女医のもとで、療

養中の身である。女医曰く。

セックスを我慢するって考えな

いこと、他のひとに迷惑かけな

いで、今できるセックスの愉し

さを大切にしなさいと、アドバ

イスしてくれる。

 

サザンカの傍には、ハナミズキの

花がはや咲きはじめている。

この暑さで、真っ白い肢体をあら

わにしている彼女・艶女医の姿が

庭から視える。

その傍には、緑色から赤味をおび

てゆく庭木があった。

 

 

 

白衣を着た艶女医が診察に来、

「今日はどんな夢を視ていまし

たか」と尋ねていただき、「ま

たね」と笑みを浮べ、部屋を出

て行かれた。

ぼくって不可解で不思議だ。

 

 

Enjoy男と女の物語

024.4.1

光る君へ⑬「進むべき道(三つ)」男と女の物語(638

2024.4.5

「花の色香(宮川長春)桃」男と女の物語(643)

2024.4.8

光る君へ⑭「星落ちてなお」男と女の物語(648)

2024.4.11

Enjoy八重桜(牡丹桜)ー男と女の物語(651)

2024.4.12

北斎「百人一首」(藤原道雅「思ひ絶え」禁断の恋)」男と女の物語(652)