乗換駅とは言いましたが、ご覧のとおり、列車はかなりまばらです。
(知ってはいましたが)この益田駅でも1時間ほど待ち時間が発生します。
それもあって、萩に行くには新山口・山口・津和野あたりからバスで行く方が主な手段になっています。
新山口~益田までの山口線。
この中でも有名なのは津和野(島根)と山口。
特に津和野は古い城下町の風情をよく残しているので、観光地として有名な場所です。
16時過ぎに益田を出発です。
先ほどまでの山陰本線沿いとは打って変わって、山間の川沿いを抜けていきます。
雨が強いこともあり、霧が所々でかかっていました。
益田から40分ほどで、津和野(島根)に到着。
駅舎の方を見ると「SLやまぐち号」の看板も見えます。
この津和野駅に入る手前の所で、SLが方向転換するための転車台がありました。
週末を中心に、新山口~津和野の間を、SLやまぐち号が運行しています。
観光地の津和野まで来るということもあって、人気の列車だったりします。
もっとも、私が行った時は、ちょうどSLやまぐち号が運行していない時期なのでこのまま真っ直ぐ向かいます。
津和野の駅を出て間もないあたり。
川沿いを埋めるように集落が見えます。
しばらくすると再び山中へ。
更に30分ほど進み、長門峡の辺りまで来ると流石に周囲が暗くなってきて、車窓を撮るのも困難になってきました。
18時過ぎに山口駅に到着。
山口駅で30分近く停車しているのもあって、列車を一旦降ります。
山口線内には、このようなレトロな駅名標があります。
沿線でしっかり写真が撮れたのは山口駅だけでしたが。
山口駅前の大内人形
室町時代に山口を中心に栄えた大内氏の名を冠する漆器「大内塗」が有名だそうです。
大内氏が都から職人を呼び寄せて、漆器を作るようになったようです。
大内氏は、博多の港も抑えていて、大陸との貿易でもこの大内塗は重要な輸出品だったようです。
山口が「西の京」と呼ばれているのを伺わせるものでした。
山口駅からは30分弱で、山口線の終点・新山口駅に到着です。
朝6時半過ぎに、下関を出て、12時間半余りの旅程でした。
山口線は、新山口~山口間はまだ本数は多いのですが、そこから津和野・益田まで行こうとすると極端に本数が減ります。
「特急おき」も走ってはいますが、3往復だけなので、これを使ってもなかなか行くのは大変かとは思います。
この日の宿は、もう少し西の宇部新川に取っていました。
というのも、翌日に目当てが2つあるためです。
それはこの2記事にまとめています。よかったらどうぞ。
小野田線 長門本山駅
宇部線 宇部新川駅
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