キイトルーダ+インライタ投与15週間目<キイトルーダ投与4クール目になりました> | 【ステージ4:治療6年目突入】腎臓がんと闘うスロッターkazuのブログ

【ステージ4:治療6年目突入】腎臓がんと闘うスロッターkazuのブログ

2017年 50歳で腎臓がん&肺転移を告知されました(追記:51歳で脳転移再発、55歳で骨髄転移・骨転移を再々発)
<「癌になることは不幸ではない!」製薬企業で長年医薬品開発を生業とした経験から、前向きに治療に取り組み、日々を幸せに過ごすことを伝えるブログです>

昨日(2/19)は、診察&1月末から再開したキイトルーダの4クールー目の投与のため病院に行きました。

とは言うものの、(以前のブログにも書きましたが)甲状腺機能障害と手足症候群の2つの副作用により、昨年末から今年1月末までの約2箇月間、休薬期間がありました。

今回は投与再開してから初めての血液検査なので、如何せんこれをクリアしなければまた休薬に逆戻りする可能性があります。

さて、どうなることやら・・・

 

診察当日は朝8時過ぎに病院に到着し、まずは治験コーディネーターによる体調の聞き取り調査。

これは治験を行っている製薬会社で行う患者への健康調査で、病院に行くと専用のパソコンを渡されて、そこで体調等の質問に入力していく作業を毎回必ず行います。

それと合わせて体温・血圧の測定も同時に行います。

それらが終わったら、次に治験に必要な採血と甲状腺に関する血液検査、尿検査、心電図の各検査を行います。

(心電図は毎回ではなく、決められた頻度で実施)

そして甲状腺に関する血液検査の結果が出たら、内分泌科の専門医による診断があります。(結果が出るまで1時間半ほど待ちます)

3週間前の診察では、内分泌科の先生からキイトルーダの副作用(破壊性甲状腺炎)改善のため、チラージンの用量を2.5錠/日として様子を見ましょうと言われました。

 

さて、今回の結果は・・・

はい、前回と比べて甲状腺ホルモンの数値が改善傾向を示し、また肝機能関連の数値も改善傾向を示す良い結果となりました。

①甲状腺ホルモン

―――――――――――前々回(10週)―― 前回(13週)――今回(15週)

――――――――――――(1/11)―――――(1/29)――――(2/19) 

TSH(正常値0.45-4.26)―― 62.462H―――47.265H――――20.511H

FT3(正常値2.29-4.17)――― 1.85L――――2.68――――――2.74

FT4(正常値0.72-1.52)――― 0.39L――――0.78――――――1.15

 

②肝機能関連

―――――――――――前々回(10週)―― 前回(13週)――今回(15週)

――――――――――――(1/11)―――――(1/29)――――(2/19) 

CK(正常値62-287)――――949H―――――679H―――――374H

AST(GOT)(正常値13-33)――60H――――――37H―――――27

AST(GPT)(正常値08-42)――48H――――――33――――――28

LD(正常値119-229)――――398H―――――324H―――――249H

 

以前ブログで書いたようにキイトルーダの副作用で甲状腺機能が破壊されてしまったため、今後は粛々と一生チラージン2.5錠を毎日飲み続けることになります。

まあでも、適切な用量が見つかって一安心。

甲状腺ホルモン関連の副作用の不安要素は取りあえず払拭出来る形となりました。

 

次は、臨床腫瘍科の主治医の診断です。(さらに待つこと1時間半・・・)

ちなみに前回(1/29)の投与再開時に手足症候群と血圧上昇の副作用軽減のため、インライタは減薬(10mg→6mg/日)となりました。

しかし、減薬したにも関わらずこの3週間の間で手足症候群が再発し、8日間服薬→6日間休薬→5日間服薬→2日間休薬中(診察日)と再び服薬と休薬を繰り返す形となりました。

但し、副作用の程度は減薬前よりは軽いので、今回は主治医に副作用が出る前に休薬するサイクル(例えば、5日間服薬→2日間休薬の繰り返し)が可能か提案してみました。

 

主治医と相談した結果は以下の通り。

・副作用の症状が出る前に休薬するサイクルは可能。

・但し、(私にとって)5日間服薬のサイクルはちょっと短い。

・インライタは消失半減期が半日と早く(半日で薬の半分の量が尿などで体外に排出されるということ)、副作用が出る1~2日前に休薬しても体から薬がきちんと抜けてくれる。

・私の場合は、今回服薬から8日間で副作用が発症しているため、余裕を見て(副作用が出る2日前の)6日間服薬→2日間休薬を基本サイクルとする。

・もし副作用が酷い場合は、休薬期間を3日~4日という様に自己判断で伸ばして構わない。

以上の様に、手足症候群の副作用についても今後副作用の影響が回避できるサイクルの見通しが出てきたので、こちらも一安心です。

 

そうそう、前回(というか毎回ですが・・・)腎機能の数値が正常範囲を外れているため、腎機能改善のため水分を1日2~3リットルは取るように言われましたが、残念ながらクレアチニンの数値は改善しませんでした。

・前回1.36→今回1.45(正常値:0.65~1.06)

(というか、何故か数値が少し悪化しました(笑))

う~ん、頻尿になる程水分たくさん取ったつもりでしたが、こちらは効果が今一つでした。

また継続して水分取らないと・・・。

 

甲状腺機能障害・手足症候群の何れの副作用も取りあえずコントロール出来つつあるため、今回は予定通り3週間毎のキイトルーダ投与(ようやく4クルー目)を行う運びとなりました。

時間は既に昼過ぎ、テレビでオリンピックを観戦しながら点滴という、恵まれた環境下でのキイトルーダ点滴投与(45分間)でした。

 

今回は、何事もなくホッとした気分で遅めの昼食。

最近は病院帰りのランチタイムに必ず立ち寄っている「すしざんまい」へ。

ちなみに前回は上北海丼だったので、今回は一番高いにぎり「ぼたん」を注文(1,550円)。

美味しく頂きました!

 

次回の検査は3/8に造影剤CT検査、そして3/12が5クール目のキイトルーダ投与となります。

それまで、大きな副作用が無く無事平穏に過ごせたらと思います。