同調圧力の源 | 社会保障を考える

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 「労働組合 加入者は全体の17% 11年ぶりに前年上回る NHKニュース」と伝えています。政治の腐敗も労働組合の衰退と同時に進んだと思っています。コロナ禍で問題になっている同調圧力とも無関係だとは思いません。主要産業の労働組合は多くが労使協調を掲げています。ここでも、少数者は異端なものとして見られているのではないかと思う。

 コロナ禍での一部で問題にされている「同調圧力」とも関係しているのでしょうか。

 

「コロナ禍が語る同調圧力 佐藤直樹氏 2020/12/27西日本新聞 オピニオン面」からです。 

 

「もちろん同調圧力は、大なり小なりどこの国にもある。だが日本の特異さは、その根底に『世間』の暴走があったことだ。たとえばこの国では、コロナ感染者があたかも犯罪者のようにみなされ差別されるが、欧米ではまずありえない。(略)

 感染者差別が起きるのは、日本社会が千年以上歴史のある伝統的な「『世間』に縛られており、現在でも犯罪や病気を呪術的なケガレと考えるからだ。じつは欧州でも『世間』にあたるものが存在したのだが、11~12世紀以降に消滅した(一部引用)」

 

「世間」との関係での研究はどうなっているのでしょうか。