男のくせにも | 社会保障を考える

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「仲間がいる、声上げよう 自分らしく生きるため 2021/3/4 西日本新聞」では、【連載 #わきまえない①】作家 北原みのりさんへのインタビュー記事が掲載されていました。森発言とその反応を検証しようということでしょうか。

 

 北原氏は言う。

「森氏の発言の根本にあるのは(一定数を女性に割り当てる)クオータ制への反発でしょう。『あらかじめ女性の数を決めるのは男女平等ではない。実力があればおのずと増える』と、本音では賛同する人もいるのでは。でも、小さな声に耳を傾け、見えていなかった現実に光を当てるには、意思決定の場に女性が半数は必要です。

 男性中心の社会は、女性の選択と自由を制限することで守られてきました

 

 ぐさりとくるのは、「男性中心の社会は、女性の選択と自由を制限することで守られてきました」ということです。私の時代は保育所が無認可の施設が多かったです。保育所は貧困対策の色合いが強かったと思いますし、共働きで育児が困難になれば女性が退職するしかない。というのは男女の格差があったからです。クオータ制は一定数のポストを率で助成にすることを求めるものですが、言葉だけでなく、実行を迫るのに有効ではないでしょうか。連載で新たな発見ができることを期待します。

それと「男らしく」もまた表裏の関係にあると思います。