前回、自衛隊装備レプに新たな刺客!?として紹介した「PX Joshima」さん。
これまで製品化されていなかったニッチな自衛隊パーツを製作している方です。
前回は、88式鉄帽の超絶リアル版(大号)と陸自V8覆い、空自デジタル迷彩覆い用ゴムバンド、陸自砂漠迷彩用ゴムバンド、V8マウントの足、などを紹介しましたが、まだ新作が続きます。
【日の丸パッチ】
まずは、日の丸パッチ。
どうも今はPXで購入できるようですが、民間人にはなかなかその機会がありません。
ワシは以前にイラク派遣装備コスをした際、この革っぽい国家標識が入手できず、それで刺繍の日の丸パッチでお茶を濁すしかありませんでした。
見た目は日の丸ですけど、やはり刺繍は刺繍。
そこでPX Joshimaさんが新たにリリースした日の丸パッチをGET。
1枚バラでも買えますし、3枚セットなら若干安く買えます。
やっぱり刺繍とは違いますね~
裏面ベルクロ(オス)つき。
で、官品(らしい)の同様のパッチと並べてみました。
左がPX Joshima製、右が官品?のもの。
色味が違うのは、官品らしきものが使用感あることと、あとは官品らしきものが反射式のため。
うん、あとはサイズの小さい日の丸パッチがあれば完璧!
【迷彩テープ】
以前、陸自装備のテープはODでしたが、近年になって迷彩になりました。
特に戦闘背嚢(雑嚢)や、弾入れのフチ、新式弾入れのバックルのテープの迷彩は、プリントしたものでなく、異なる色を織りこむ「ジャガード織り」という、コストのかかるテープを使っているのです。
これがまた再現の難しいもので、仕方なくいろんなメーカーではプリント迷彩テープを使ってそれらしく装備品を作っていましたが、近年にS&Grafが新型戦闘背嚢と3型防弾チョッキをこのジャガード織テープでリリースしました。
(↑最初期版に比べてかなり良くなった)
(↑まさかS&Gが背嚢を…とショックを受けたものです)
これは界隈に衝撃を与えましたが、残念なことにS&Grafはテープのみの販売をしていないので、防弾チョッキを買ってそれをバラしてテープを取り出すという荒療治をする自作勢が何人も。
とはいえ、色味はちょっと暗めかなという難点がありました。
テープ単体の販売があればなあ…という思いの他、「もう少しいい色味ならなあ」という思いもあったと思いますが、PX Joshimaさんがこのテープをリリースしました。
どうも聞くところによれば別のレプリカ製作のために3年も前からジャガード織テープの開発を始めていたそうですが・・・
さっそく少しだけ入手しました。
上から
*PX Joshima製
*?品
*S&Graf製
表(おもて)面で色味を比べてみると、PX Joshima製はかなり?品に似てると思います。
エスグラもいい味出してると思うんですけど、なぜかエスグラ製品はこのいい味出してる面が裏側になってるんですよね・・・。
裏返してみます。
エスグラ製はなぜかカーキ部がくすんだ色味になっています(製品ではこの面が表側になっている)。
色味の次は質感。
官品は織り目が詰まっているような感じでシッカリ感があり、そしてツルツル。
PX Joshima製は、厚みこそ官品と同じですが、織り目が官品ほど詰まってなくて、ちょっとヤワくてガサつきがあるのが惜しいところ。
エスグラ製は官品・PX Joshima製より僅かに厚みが厚くなっていて、そのために官品とまではいかないものの、シッカリ感が出ているようでした。
弾入れのフチ縫いをするような場合であれば、柔らかいPX Joshima製テープは向いてる気がします。
ただMOLLEテープとして使うのであれば、エスグラ製くらいしっかり感はほしいなと感じました。
とはいえ、テープ単体で販売されたことから、わざわざエスグラ防弾チョッキをばらすようなことしなくても済むのは助かるところです。
さーてワシもポーチとかに手を出してみようかなあ!?