成功の法則 続編21宣言の力
「あ、
私、言っちゃった!!!
ってことは、そうなるんだね!私、それをやるんだね!」
最近、コーチングで良く使われる手法(心理学)の一つを勘違いしている人がいます。
物事を決断できずグダグダしている人に、
宣言させるテクニックがあります。
自分で宣言させると、人は自分を裏切りたくない潜在意識が作動して、宣言通りに動くから、という意味です。
例えば、「やるよ」と言いながらも、全くやらない人に、それをさせようとするときき、
「結局いつやるの?今日の午後?それとも明日?」と尋ねて、
「明日やるよ!」と返事が来れば、
「自分で言ったね!やるね?!後日、朗報待つよ!」
と畳み込むのです。
「昨日宣言しちゃったしな、今日中に終わらせないとなぁ、そろそろ、やり始めないとなぁ」と重い腰を上げることになります。
心理カウンセリングでも使う手法ですが、コーチングでは、この部分に特化し、宣言することに目的と効果を求めます。
ところが知識が浅く、さらに、この手法の効果のところだけに目を見てしまうと、まるで魔法のような、未来を予言したような言動であると勘違いすることになります。
それゆえ、
「あ、
私、言っちゃった!
ってことは、そうなるんだね!私、それをやるんだね!私未来の自分を言っちゃってる!」
と、なってしまうのです。
残念ながら、
違います。
言ったことが予言ではありません。
決意を持って言ったら、決意なので、その道に行くでしょう。
でも自己責任感が少ない人は、自己発言に無責任なので、効果はありません。適当に言ってその場を切り抜けられるなら、べつにどうでもいいや、と思って言ってるだけで、発言の重みは感じてないことが多いです。
その上、言わされた感があれば、必ずと言って、絶対拒否的反応で実行しなくなります。
決断して宣言しても、気がついたらやってなかった人は、近視的すぎるため優先順位が常に変わる、「宣言より目の前のものを優先する」ので、叶いません。
よく考えて「レポートは3日後に出します」などの発言が叶うのは、
きちんと、
「自己管理→時間管理→予測→提出可能日を算出→日程を答える」
ステップを踏まえているので実現するのです。
でもこれら全て予言ではありません。
「有言実行=未来」ではない。
ですが、
誰でもですが、
計画力と自己管理力がなければ未来を確定はできません。
誰もが
「予言→見えない線路が敷かれている→未来に引っ張られて動く→進む道に無駄なく進む→右往左往せずに済む」
そんな道を歩みたいです。
しかし、
こんな思いも「魔法を追い求めている」証拠。
未来は不確定。
でも「やった事、過去の行動」は確定。
であれば、「確定」を増やすことは
成功には重要です。
未来においても「確定」を増やすには
計画力と自己管理力がなければ未来を確定はできません。
「言葉にしたら未来の自分」ではないのです。
かかる時間に関係なく、熟考の末の正しい計画を立てた決断による発言のみが未来の予言に近いものになるのです。
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