成功の法則 続編19魔法が欲しい時は要注意 | 辛口☆エンジェル 心理カウンセラー・メンター夏川佳子のメンタルヘルスなブログ

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成功の法則 続編19魔法が欲しい時は要注意


魔法が欲しい時は要注意。


魔法が欲しい時は現実逃避欲求が多い。


スピリチュアル好きも、パワーストーン*好きも、天使やUFO好きも、不思議なエネルギーを放出する道具好きも、超能力に憧れる人も、占いや霊能力に惹かれる人も。

   *宝石好きとパワーストーン好きは違う。

    宝石好きは高級腕時計好きの部類。

    これについての説明は20で。


これらの人を含め、「魔法が欲しい人」にまとめさせていただくが、このように魔法が欲しいのは、

現実的生活を安定させる物が手に入らないから。


マズローの欲求段階で下段は今現在の日本では満たされているが、真ん中の社会的欲求、集団帰属が満たされる段階から揺らぎ始め、ここから上が満たされていないと、スピリチュアルなパワーや、預言者(霊能者、占い師)や、呪術師(祈祷、引き寄せ術、盛塩、お香)に心が囚われる。


マズローのピラミッド形では、

一番下段は生理的欲求や物理的欲求、

下から二段目は安全欲求、

真ん中は社会的欲求、

その上は承認欲求、

一番上は自己実現、


最近は、その上(6段目)に自己超越があるが、これには世の中の2%の人しか到達しないので一般的には省かれた段階。


中には「自分は《自己超越=今の社会の外への貢献》を目指しているので、精神性が高い」と信じる人がいて、その実、社会的欲求から上が満たされていない人であることが多い。自分を満たせないので、社会貢献することで自分を救いたいのだ。もっと言えば、自分の望みを「外」に投影しているだけで、外界の人を救うことで、下段が空虚の自分を救おうとしている。この場合は、残念ながら2%には入らない。


必ず、もれず、下段が満たされてこそ上段が育つ。逆ピラミッド形は存在しない。


例を挙げれば、

真ん中の社会的欲求が満たされなければ承認欲求は満たされない。社会から隔離された状態であれば、誰からも承認はされないわけで、必然的に承認欲求は満たされないのだ。


話を戻すが、

魔法が欲しいのは、所属意識を持てる環境がなかったり、またはこの段階がえられても(上の段階の人で)承認されていない感覚があることがある。


わかりやすくいうと、仕事や収入が安定していないとか、職を転々としてしまう人とか、運任せなところがある生活の人。住むところは確保されても、自分の生きる社会が定まらない人。頑張り度と比較し、自分ではどうしようもない何かが作用していると思いたくなる「運任せ」であることが多い人。頑張っているのに、すぐにクビになるとか、皆とうまくいっているのに派遣の更新がされないとか。


仕事でなく、恋や家庭、ダイエット、趣味のお稽古かもしれないが、想定外のことが起きたり、対人関係が望み通りにならないために、「安定していない」ということもある。


自分の力が及ばないため、見えない力に原因を求めたいのだ。だから自分が見えない原因探しや、その影響から身を守ろうと、占いやパワーストーンに依存してしまう。


    **もちろん、統計学が好きで手相とか天文を勉強してハマ超研究肌の人も稀にいるが、統計という魔法への期待の人が多く、数学者の如く研究だけの人は会えば違いがすぐわかる。



例えば、

ある程度自分らしく仕事ができていたら、魔法を探すことはない。

生活水準が、生活維持レベルに喜びを感じる追加の潤いを与える程度の収入であったり、能力が全開で勢いがある仕事ぶりであったり、人間関係が円滑で仕事をバックアップできていたりすれば、魔法に興味を持たないのが一般的だ。


人生を好転させるには魔法は関係ない。魔法がどうにかしてくれることはない。成功欲求があるなら、魔法にすがってはいけない。人生は努力と模索と経験が作る。成功したいなら、いくべき道をまっしぐらに進まないとダメである。


医学の道を目指すなら医学の道を進まず、芸術の道ばかり歩いて行っても行き着くことはないのであるから、目指す道が茨の道でも進まなければ成功という場所には行きつかない。魔法で医者の免許は手に入らない。


日英通訳家になりたいのに、英検一級も合格しないような学力ではなれないし、活躍するシェフになりたいなら料理に携わる経験を長年続けなければ食べる経験だけでは無理である。


プロのピアニストになりたいなら子供の頃から楽器を習い音感や指の感覚を長年養わなければ、40歳すぎて初めてピアニストになりたいと願っても魔法でプロのピアニストの能力はつかない。


魔法が欲しい時ほど努力が必要なのだ。魔法が欲しい時は節目を乗り越えるべき時に出くわした証拠である。魔法が欲しい時は技術的な面と社会的環境面の両方で動かないといけない。「節目であることは動けないこと」だから、動こうにも厳しいのだが、言い換えると節目の後は少し動けるようになる(続編4にあるように、幸運が待っているとは限らないが)。苦しい時は一段登るサインでもある。


そしてこの時はアドバイスを得てはいけない。アドバイスは、あなたに足枷をするから。苦しい時こそ応援してくれるなら良いが、忠告、アドバイス、は節目には邪魔になる。休憩を促す人も「優しいアドバイス」だから要注意だ。アドバイスとは大概、貴方のやってきたことを否定したり、正しさの打ち消しであったり、現状から目を逸らすことを勧めるばかりだからだ。


そしてもう一つ、

ここで諦めれば、今までの努力が水の泡。決して進もうとする足を止めてはいけない。そして、すがろうとする魔法は、あなたを試している。魔法は癒しや夢をくれるが、現実ではないからだ。今貴方が生きているのは現実の世界なのだから、現実を動かす現実的行動しか、今の苦痛を変えることはできない。


膝や腰の故障は神に懇願しても治らない。医者に診てもらい医学的対処や、理学療法士の肉体構造学上の指導や、科学的作用の処置など、現実を対処する手法が必要だ。

知人に歩行に問題がある人がいたが、「上が良くならないとだめ」という。上とは、ハイヤーセルフだか、神だか、第7チャクラの更に上のものか、宇宙だか、わからないが、それらの動きを待つよりも、まず現実的に、科学的根拠を持って、歩行を可能にする方法を取るべきである。やたらめったら外科手術をすべきとは思わないが、現実を無視して現実を変えることはできない。



魔法で全ては変えられない。

魔法だけにすがっても、手に入るかはわからない。




***ただし高校生以下には魔法を否定しないように!子供には全てを可能にする「魔法を超えた」万能力があるので。





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