ごはんのお供にお酒のアテに、私が昔から愛してやまない「七味もやし」という商品があります。
自分で作れないかな~と試行錯誤しつつ、自分なりのアレンジを加えてバージョンアップ(自分の好みに合わせて)してみました。
ラーメンにのせてもいいし、ザーサイと茹でたささ身と一緒に和えて突き出し風にもできるし、いろいろ使い勝手のいいもやしです。
なんてったっていつでも手に入って、しかも超お安い食材な「もやし」。
痛みやすいのが難点だけど、七味もやしに加工しちゃえば3~4日は充分持ちます。
といっても、それだけ長く冷蔵庫に入ってることはわが家ではあまりありませんが…(^_^;)
写真はにんじんと小松菜のナムルと大根のなます、塩麹をまぶした牛肉と一緒にごはんにのせて、栄養満点のピビムパブ。
卵黄とコチュジャンを添えた“がっつり系”でございます。
ナムルや牛肉なし、卵黄とコチュジャンのみのシンプルな「七味もやし丼」にしてもおいしい♪
もやしにはブラックマッペや緑豆などの種類がありますが、絶対に大豆もやしを使われることをお勧めします。
でっかい双葉と太い茎(?)の食感がいい!
大豆もやしはコストが高い分、お値段も高くなるのですが…
高いといったって100円未満なんですから(´∀`)
ちなみに、今回使った大豆もやしは一袋68円です~
あ!
「七味もやし」といいながら、使うのは一味唐辛子でございます。。。
~自家製七味もやし☆ナムルと一緒にピビムパブ~
<七味もやし>
・大豆もやし 1袋
調味料
・カツオ出汁 大さじ1
・薄口醤油 小さじ2
・みりん 大さじ1強
・塩 小さじ1.5
・おろしにんにく 少々
・一味 小さじ1/8
・胡麻油 小さじ2
<その他の材料>
・小松菜のナムル 適量
・にんじんのナムル 適量
・塩麹をまぶして焼いた牛肉 適量
・大根のなます 適量
・卵黄
・コチュジャン
・熱々のごはん
1.大豆もやしはたっぷりの水に10分くらい浸けて臭みを抜いてから、沸騰したお湯に入れてフタをし、1分加熱する。
2.1をザルにあけて水気を切ってボウルにあけ、調味料を全て加えて手でしっかり揉み込む。
3.器にごはんを盛り、上に七味もやしと各種ナムル、牛肉、卵黄を彩りよくのせてコチュジャンを添える。
大豆もやし以外でもそうですが、もやしを使う場合はしばらく水に浸しておくことで臭みが抜けます。
もちろんひげ根を取っておくと食感も味も格段によくなりますので。
もやしを茹でるときに、フタをして1分加熱、というのは昔どこかで読んだレシピから拝借した手法です。
こうすることによって豆のよい香りを引き出すことができるそうです。
しっかり味の七味もやしがあれば、お肉もナムルもなくても大満足。
むしろシンプルな七味もやし丼にして食べたりして(´∀`)
とはいっても、七味もやしもナムル系(ちょっと和食より)な味ですけどね☆
ナムルはとっても簡単。
お野菜をさっと茹でて塩とごま油、にんにくなどを手で揉み込むだけ。
この“手”で、というのが大切なポイントで、箸で混ぜただけのナムルと比べたらおいしさがぜんぜん違います。
滅多に行かないのですが、たまに焼肉店に行くと「まずはナムルと…」というほどナムル好きな私。
「ナムル、オイシイ~♪」なんて食べてる間に他の人たちにお肉を取られてしまうという…(>_<)
イタドリが、いたるところから筍のようににょきにょきと生えてきました。
むろんご存知の通り、食べられる植物です。
折ったときのぽきんという音と触感が楽しくて☆
子どもの頃よく皮を剥いて齧ってみては酸っぱさに顔をしかめてました(^_^;)
イタドリは、地域によってイタンポ、スカンポ、ゴンパチなどと呼ばれてるそうですね。
漢字で書くと虎杖、痛取など。
表皮が虎の皮のような模様で長い杖みたいだから「虎杖」、痛みや疲れを取ってくれる効果があるから「痛取」なんだそうです。
虎杖の皮を剥いてミキサーで撹拌し、しばらく置いてあがってくるピンク色の上澄み液を飲むと一気に疲れがふっ飛ぶらしく、山歩きをする人の中にはイタドリジュースを持っていく人もいるとか。
根っこは虎杖根(こじょうこん)といって、漢方薬になるし、若葉はすり潰して擦り傷などにあてると痛みを取ってくれるんですって。
とってもお役立ちの植物だったんです。
しかし、とにかくものすごく繁殖力が強くて、コンクリートやアスファルトを突き破ってしまうほどの破壊力を持っているので、世界の「侵略的外来種植物ワースト100」にも選ばれているほど。
なので、何の遠慮もなく、というよりむしろ「積極的に採ってくれ」とお願いされるほど、好きなだけ収穫できるありがたい野草なのです。
隣県の高知県では、春になるとみなさん争うようにしてイタドリを収穫し、モリモリ食べてらっしゃいます。
私も一度食べてからはすっかりハマってしまって、一年分を収穫しては塩漬けにして保存しています。
せっせと摘んできては皮を剥き、たっぷりの塩をまぶして付けるのですが、その量はハンパなく…
一番大きなタクワン用の漬け物樽いっぱいに☆
ま、筍状に中が空洞なのと、ものすごく水分の多い植物なので、できあがる量は1/5くらいになっちゃうのですが( ̄Д ̄;;
先端部分の柔らかい部分は天ぷらにすると酸味もクセもなく、むしろ甘い感じになるし、さっと茹でて出汁醤油に漬けて食べるとつるんとした触感が楽しくて。
「迷惑な植物だ!」と腹立たしく思う方もいらっしゃいますが、私にとってはありがた~い植物なのですね(`∀´)
下漬け→本漬けの2度漬けにすれば1年間は充分に持ちます。
ちょっと日向臭い香りのこりこりした歯触りで、きんぴらや炒め煮に。
1度漬けのものはまだ酸味としゃっきり感が残ってて、みずみずしさを味わえます。
油揚げと一緒にさっと煮にしたり、変わったところではポトフの具にしたり。
しかしいくら好きなだけとってもいい、とはいえど10kgは収穫しすぎました。
いえ、採りすぎて余るというのではなく、重い!のです( ̄□ ̄;)
そして、皮を剥くのが大変なのです。
皮をすんなり剥ぐには軽く塩で板ずりしすればいいとか熱湯を回しかければいい、とかいろいろ聞いて試してみたのですが…
結論:ピーラーを使うのが一番早くてきれいに剥ける。
となりました。
ただただ、根本の直径が3~4cm、長さは60~80cm越えの超立派なイタドリたち。
座って作業するには手に余るサイズでして、ダイニングのテーブルにいっぱい新聞紙を広げて立ったまま2時間30分、ひたすら皮を剥いてました。
剥いた皮だけで3kg、処理が済んだイタドリ7kg
重かった…
立ったままの作業
腰が痛かった…
すっかり腰痛になってしまったのですが、収穫できたイタドリたちを見るとご機嫌になるお手軽なワタシ。
まだしばらく収穫の楽しさを味わえそうです。
最後に一つ。
生のイタドリはジアスターゼがとっても多いので、食べ過ぎると凄まじい空腹感に襲われます。
山中で食べ過ぎてそのまま脱力して下山できない、なんてことになると笑い話にもなりませんのでお気をつけくださいね~
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