$やさしい暮らし


夏の青菜といえばなんたって空芯菜。
だれが何といおうと空芯菜!!

大好きなんです、私。

鮮やかな緑色で、クセがなくってしゃきっとしてて、ちょっとだけぬめりがあって。
炒め物にするのが一番おいしい食べ方じゃないのかな。
ほうれん草より何倍ものビタミンA、B、Cやカルシウムが含まれているそうで、食べたらテキメンに元気になれそうなお野菜です。

東南アジアの畑でもよく空芯菜を栽培しているところを見かけました。
かなり無造作(に見える)に植えてるだけなのに、わさわさ育ってて。
別名をアサガオ菜というだけあって、朝顔によく似た花が清楚で可愛らしかったです。


中国南東部から東南アジアでポピュラーな空芯菜ですが、日本ではまだそれほどは定着してないのかな?
ま、この数年で夏には必ずスーパーに登場するくらいには認知度が高まってきてるようです。

空芯菜の炒め物レパートリーはかなり持ってるつもりですが、香味野菜をたっぷり使い、鶏ハツと炒め合わせたのは5本の指に入るほどのお気に入り。
ハツ=心臓は、内蔵系のお肉の中でもクセの少ない部位。
筋肉質でコリコリした食感が美味なのですよ。
血が集中する部分ですので、血抜きはしっかりいたしましょう。
レバーと違って手で押し出すようにすると簡単に固まった血がでてくるので、案外カンタンです。

調味料はオイスターソースと酒、砂糖の3種類だけ。
香味野菜がしっかりきいて病み付きになるお味です。




ハツって…


安いよね(`∀´)





~空芯菜と鶏ハツの香味炒め~

・空芯菜       1束
・鶏ハツ       10~15個程度
・生姜        1片
・にんにく      1片
・鷹の爪(好みで)  適量
・サラダ油      小さじ2
調味料
・オイスターソース  大さじ1
・酒         小さじ2
・砂糖        大さじ1/2


1.にんにくは薄くスライス、生姜は千切りにする。空芯菜は洗って5cmくらいのぶつ切りにしておく。調味料は全て混ぜ合わせておく。
2.ハツは包丁を入れて開き、塩水の中でもみ洗いしながら固まった血を押し出すように洗う。水気を切って酒、塩各少量(分量外)を揉み込んで下味を付けておく。
3.フライパンにサラダ油と1のにんにくと生姜、鷹の爪を入れてゆっくりと加熱し、香りと辛味を引き出す。
4.ハツを加えて強火であおりながら焦げ目がつくまで炒め、空芯菜を加えてざっと混ぜたら1の調味料を一度に加えて全体をなじませる。空芯菜がしんなりしてきたら火を止めて器に盛る。



 
ハツの処理にちょっと時間はかかるけれど、それ以外は超カンタン。
レバーと違って物理的にぎゅっぎゅと押し出してやれば面白いように血が抜けます。
レバーは締め方で血の溜まり具合に差があるし、ハツのようにぎゅってやっちゃうと身がぼろぼろになるし。

ハツが手に入らなければ砂肝で代用できます。
砂肝の場合は血抜きがいらないけど、銀皮を剥ぐのにちょっと手間がかかるし…

結局、おいしいものを食べようと思ったらある程度の手間は必要かな。
手間=おいしさ=愛情なのだ!

鷹の爪は好みで入れなくても充分おいしいです。
わが家はピリ辛好きなので必ず入れますが…(´∀`)








「松山揚げ」とは…
常温で何ヶ月も持つ、水分のほとんど抜けたカリカリの“お揚げ”さん。
愛媛県は松山市の名物で、密かに全国的にファンがいらっしゃるらしい。

お味噌汁やお浸し、炊き込みごはんの味出しなんかで必ず入っているこのお揚げ。
松山ではすごくあたり前の食材ですが、常温で長持ちする&水分を含んだときの独特のモッチリ感のある揚げって珍しいんだそうです。

そっくりなお揚げさんに「南関揚げ」というのがありますが、それも実は松山人が伝えたのだとか。

すごいぞ、松山揚げ!



松山揚げって、ある企業さんが商標登録されてるので、商品名としては他の会社は使えないのですが…


ある産直市で母が見つけた「松山揚げ」が絶品だ!と母から教えてもらいました。



$やさしい暮らし


「もっちり感が全然違うから。お母さんが昔食べた松山揚げはこんな味だった!」と若干興奮気味で教えてくれたこの“お揚げ”


確かに食感が全然違う!!


すっかりファンになってしまいました。


でも、「松山揚げ」って商品名、使えないのね。。。
ちょっと悲しい。


商標は尊重しますが、伝統的な食材・技術なんかにはもう少し特例的なものがあってもいいのにな
、というのが個人的見解です。










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