ここで時間切れとなり、王とハグをする。




彼がはおっている
ふわっとしたビロードのローブと
その下につけた
金属のよろいの硬さがまじりあって、
ちょっと変わった感触。









肉体のわたしと呼応するように、
(どっちもわたしだから当然なんだけどてへぺろ)


彼が
自分の優柔不断さを激しく責めているのが
全身から伝わってきた。






同時に




決めることができなかったのは

他の人たちを思えばこそ、
だったんだ…!





ということが



愛となって


奔流のようにわたしに流れ込んできた。







歯痒すぎてイライラする‼️



という
彼へのトゲトゲした気持ちが一瞬で消えた。













王冠1王冠1王冠1王冠1王冠1王冠1王冠1




優しすぎるがゆえに
決めることができなかったんだね。




悪くない、
あなたはなんにも悪くないよ。






だからもう自分を責めないで。





あなたは「愛の人」だよ…!おねがい





王冠1王冠1王冠1王冠1王冠1王冠1王冠1王冠1










ここまできたところで
現世の肉体へとカムバック‼️


根本さんのカウントダウンに合わせて
体に感覚がもどってくる。





わたしの気持ちを伝えたあとの
ストーリーまでは見られなかったけれど、



あのまま時間を進めていたら



彼はきっと悩んだ末に
出撃の号令を下したんじゃないか?



という気がすごくしている。