ルリタテハ ヒメキマダラヒカゲ 食草あっての昆虫の世界  | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

昨年、

初めてこの美しいチョウに出会ったのはいつかと調べたら8月8日のことでした。

 

この写真を撮ったのは6月11日のこと。

ことしは昨年よりもかなり早く出会えて

うれしいです!

 

ルリタテハというだけあって

ルリ色が目に飛び込んできました。

が、次の瞬間、飛んで行ってしまいました。

 

辺りを見回すと・・・

見つけましたよ!

 

ほとんど樹皮に擬態しています。

 

このチョウの羽の表面と裏面の関係は

きっと何か意味があるのでしょうね。

敵から身を守るときには羽を閉じて身を隠す。

ということでしょうか。

 

ところで、ルリタテハの食草(幼虫の食べ物)は

サルトリイバラです。

蔓植物調査で確認しましたね!

ここから直線距離で100mほどです。

 

樹液に集まる虫は他にもたくさんいて、

4種類は見えます。名前はわかりません。

あっ、アワフキムシもいるから5種類。

 

スズメバチも登場。

ルリタテハはこの状態だとほとんど消えてる。

 

ミノムシのようなのもぶら下がっています。

その後ろには小さな小さな甲虫。

 

もう1種類現れたチョウは、

 

ジャノメチョウの仲間の

ヒメキマダラヒカゲでしょうか?

だとしたらブログ初登場です。

似たサトキマダラヒカゲはいたのですが。

 

ヒメキマダラヒカゲの食草はササ類。

そばにオカメザサやアズマネザサはありますよ!

 

チョウに限らず

生き物がいれば

必ずや

そばに幼虫が食べて育つ食草を見つけることができる。

 

だから多分、自然界において

無用な植物などないのです。