梅雨入り宣言の翌日は晴れ
とは、よくあるパターンです(笑)
昨日の続きになります。
樹液に集まったのは
ルリタテハだけではありませんでした。
気になるので
図鑑やネットで調べてみました。
まず、この赤い4つ星がある甲虫は
甲虫目シデムシ類の
たぶんマエモンシデムシ。
小動物の死体を餌としているそうですが、
ここに何か死骸があるのでしょうか。
続いてこのハエ。
ニクバエの仲間の
おそらくゲンロクニクバエまたはセンチニクバエ。
写真ではこの二つは似ていて区別がつきませんでした。
シデムシ同様、死体に集まり分解の役割を果たします。
で、この泡は中にアワフキムシ類の幼虫が住んでいます。
アワフキムシ類の幼虫は自らの排泄物をもとに
住処を作り、中で成長して
セミに似た成虫になります。
しかもこの住処はなかなかの優れもので
雨風にもへっちゃらだそうです。
きめも細くてなめらかで、
お菓子を作るときのメレンゲみたいです。
で、シデムシ類は日本に35種類、
ニクバエ類は107種類、
アワフキムシ類は50種類もいるんです。
アワフキムシにいたっては
世界で3000種だそうです!
ここは広くて深〜いディープな世界。
それがわかっただけで
もうお腹いっぱいになってしまいました。
頭もいっぱい、胸もいっぱい。
扉を開けて中を覗いただけで
また閉じて出てきてしまった感じです(笑)
で、シデムシ類やニクバエ類は
生物の死体を分解して土に戻す役割の一旦を担っている
森の掃除やさん。
きのこ類にも似て。
アワフキムシ類にもきっと役割があるのでしょうね。