「ムクゲその後」 枯れてしまった木が3本 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

自宅から公園に向かう途中の

都営アパートの敷地の公園です。

ここには花好きの方がお世話をしているとみえて

とくに春から夏にかけては

いろいろな花が目を楽しませてくれます。

 

今の新緑の季節には若葉が一斉に芽吹いて

それはきれい!

これはムクゲですが、

木全体が若葉で覆われて

木の勢いを感じさせてくれます。

 

 

祖師谷公園の「はらっぱ広場」のケヤキも

枝を広げてその営みを開始しました。

 

 

そこで気になるのが今年始めに無残に切られたムクゲたちです。

 

 

工事中の花木広場のそばのムクゲです。

数えるほどしか芽吹きがありません。

植物は葉で光合成をして成長のエネルギーとするわけですから

葉がない、ということは餓死するのと一緒です。

根があっても枯れます。

 

そのすぐ近くのムクゲです。

こちらは全く芽吹いていません。

枯れてしまったのでしょう。

 

保育園の裏のムクゲです。

ようやく太い枝に芽吹きが見られますが

 

胴吹き状態で、そうとう木が弱っているのが見てとれます。

 

こうやって太い幹を切ってしまっては

ここから雑菌が入り、内部が腐敗してしまう心配もあります。

 

テニスコートの裏手のムクゲたちはどうでしょう。

やはり芽吹きはまばらです。

 

その一番左の1本は枯れています。

 

その向かいの一角にもムクゲが何本かあるのですが

やはり芽吹きの春とは到底思えない状態です。

 

真ん中の1本は全く芽吹いていません。

こちらも不必要な剪定で枯れてしまったのでしょう。

 

切られたのは芽吹く前の冬場でしたから

切った木が春にどうなるのか、

剪定した人はご存知なのでしょうか。

切った人はきちんと確認して自分の仕事の過ちを

認めて欲しいです。

そして木たちに誤って欲しい。

 

そしてどういう指導のもとに、

こういう無謀な剪定が行われているのか

公園協会には指導内容のチェックをお願いしたいです。