ムクゲ ほとんど全ての公園のムクゲが切られています。 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝もこの気温です。

太極拳の終わったあと、先生を始め数人で「当てっこ」

するのですが、マイナス2、マイナス3、マイナス2,5等々

みんな人間温度計になってきました(笑)。

 

こないだのムクゲのことが気になって、

思い当たる公園中のムクゲを見に行ってみました。

ここはあの花咲くユリノキの見えるテニスコートの裏手です。

3本ともムクゲですが、

 

太い主幹も切られ、

 

脇から出ていた太い枝も切られています。

 

その3本の手前にもう1本あるのもムクゲです。

 

こちらも細い枝をほとんど全部削ぎ落とされています。

 

西の方に歩いていくと、

家が1軒あって、その門の周辺に

たしかここらへんにムクゲが確かあったはずなのですが

ないです。おかしいな。

 

そしてロープで囲った奥に1本見える白っぽい木が

ムクゲです!

 

無剪定のムクゲがようやく1本ありました!

そばの家の所有地なのでしょうか?

本来のムクゲはこのように細い枝をたくさん出して

そこに数え切れないほどの花を夏から秋の長い期間

咲かせ続けてくれるのです。

点々とついているのは花のあとです。

 

今度は一旦テニスコート裏の橋に戻って

そこから東に行ってみました。

側溝に沿った場所にムクゲが何本もありました。

 

やはりこちらも見事に切られています。

 

4本ほどあるムクゲが全部です。

 

ムクゲと思われる幼樹まで上をぶつ切りにされています。

 

その近くにもムクゲが何本もありました。

 

やはりみんな切られています。

 

おーっ!これは切られてない。

 

こちらはムクゲと同じアオイ科のフヨウです。

これはどうして残ったのか?

 

一度根元近くで切られたのが萌芽が何本も出て

それが育った木と見られます。

ムクゲもフヨウも丈夫な木であることは確かです。

でもだからといって切る必要のない木を

お金をかけて切ることはないでしょう。

 

その先、オニグルミやゴールドクレストのある場所にも

ムクゲがありました。

 

やはりここも真新しい剪定の跡が。

 

ほかの木もこんな状態にされてます。

 

この木も同様です。

 

という無残な結果でした。

ほとんどすべてのムクゲが切られて小さくなっていました。

 

帰り道、

デニーズの脇の通りのお屋敷から顔を出していた

これがムクゲですよ。

 

花をたくさんつけたことが一目でわかります。

この花がらも風情があって私は大好きです。

 

成城8丁目の都営アパートの庭にもムクゲがありました。

これが成長し、枝を広げた本来のムクゲです。

 

もう1本あります。

枝を広げると丸い樹形になっていくんですね。

花が咲いたらさぞ見事でしょう。

 

昨秋にオープンしたスーパーの脇にもありました。

 

下から株立ち状に細かく枝分かれしていくから

たくさんの花をつけるんです。

 

祖師谷公園のムクゲはなぜに

切られ切られなければならないのか。

しかも周辺のロウバイなど他の木は切られてないのに

ムクゲが集中攻撃なのは、なぜなのでしょう。