祖師谷公園は春がもの凄い勢いで進行しています。
瞬く間に、芽吹きから新緑、
そして青葉の季節に移行しようとしています。
一年で最も変化の激しいこの季節、10日以上空けてしまうと、もう何から手をつけたらいいかわからない、
途方にくれた状態です〜(笑)
さて祖師谷公園のブログですが、
自らの旅の記録も兼ねたブログなものですから、
もう一日だけボルネオをお許しください。
ボルネオで見るべきものの一つはがウツボカズラ。
昆虫類をこの壺の中に誘い込み、中にためてある液体で溶かし、自らの養分とする「食虫植物」です。
しかし、この中に生息するカエルもいるのですから、ボルネオは無限の不思議に満ちています。
この上の蓋の部分に虫が止まり、縁に移動すると、
縁は丸く滑りやすい作りになっていて、
虫が中に落ちる仕掛けになっているのです。
ウツボカズラは東南アジアが分布の中心で、
インドネシア、マレーシアに種類が多く、
最も集中しているのがこのボルネオ島なんです。
壺の中に入っている液体が見えるでしょうか。
葉の先端が長く伸びてその先にこの壺ができるんです。
こちらもウツボカズラ。模様入り、形も違います。
共通しているのは養分の少ない
岩場などの場所に生息していること。
土中から養分を得られない状況が、虫たちをを養分にするという戦略を編み出したと考えられています。
これは上のウツボカズラの花。
なかなか見られないそうで、ラッキーでした。
小さい花が房状に咲いています。
そしてこれが花の後にできた実です。
中に綿毛をつけた種がびっしりと入っていて、実が割れると風で飛んでいくのだそうです。
テイカカズラのような種でしょうか。
ここにはワニもいました。
檻に入っているのでご安心ください。
長さは5mほど。
ボルネオの川にはたくさんのワニが生息し、
年間で何十人もの人が被害にあっているそうです。
ここでは人間は本当に自然の一部なのです。