番外編 ボルネオの熱帯雨林はカエルの宝庫! | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

知人の森林インストラクターのF氏が企画した「ボルネオ、不思議発見の旅」に行ってきました。

ナイトツアーで行ったクバ国立公園では、池の周辺のそこらじゅうに次々にカエルを発見しました。

 

最初に出会えたのが「ミツヅノコノハガエル」。

頭の3つの突起と枯葉のように見えることが名前の由来です。

現地のネイチャーガイドさんはすごいです。夜にこの保護色のカエルを見つけてしまうのですから。

 

代わる代わるカメラを向けても動かないんです。

 

影の部分もまさに「三つツノ」!

 

すぐに見つかったけれど、出会いないこともある珍しいカエルだそうで、添乗員さんは興奮していました。

 

ネイチャーガイドさんにカエルの見つけ方のレクチャーを受けました。懐中電灯を目の高さに持ってきて、暗い中を照らすと、その光に反射してカエルの目が光るのだそうです。

でもなかなかその通りにはいきませんでしたが、何人かの仲間は「居た!」と歓声をあげ始めました。

だいたい目の前の木にいるんです。

私も一匹見つけました。

 

こちらは足はシマシマですね。

 

こちらはピンクに、

ところどころ濃いピンクのラインが入っています。

 

こちらはなかなか個性的。

全身にストライプの模様が入っています。

手の指先には大きな吸盤が見えます。

大きな大きな目玉。

 

池の周りを歩くこと約40分。

ほとんど諦めかけたときに、さすがですね〜

ネイチャーガイドさんが見つけてくれました!

アジアで最小、世界で2番目に小さい

「ボルネオヒメアマガエル」。

全長11㎜。2010年に学会に発表されました。

 

しかも驚いたことに食虫植物のこのウツボカズラの中に産卵し、オタマジャクシになり、カエルになるという不思議満載のカエルです。普通はウツボカズラの壺の中に落ちたら溶かされてしまうのに、そこを住処にしてしまう生き物がいるとは!

まさにボルネオは不思議発見の場所です。