マガモ これが「エクリプス」から生殖羽への移行期?! | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝は寒いし暗い。天気もどん曇り。毎日気温も激しく違うので着るものを間違えないようにしなくては。

 

さて、仙川はカモのシーズンなので、このところ毎日注意深く見ています。

今朝もいますね。ヒドリガモが4羽。

 

ややっ!その手前にいるのは、こないだのマルガモ?

 

違う違う、マガモでしょう。今シーズンの私が見た第1号です。

そして面白いことに、まだ頭が緑色になり始めたばかり。

これから徐々に頭全体から首までが緑色になって、首に白い輪ができる、その途中というわけですね。

首の白い輪もまだくっきりとはしていませんが、なんとなくわかりますよね。

 

カモ類は「エクリプス」といって、雄が秋から冬にかけて種ごとの特徴が明瞭な生殖羽になるのですが、その前に夏の繁殖期に羽が抜けて、雌と似た地味な羽になるんです。

 

このマガモはそのエクリプスから生殖羽に移る途中ということになります。

こんなにはっきりと途中がわかるんですね。いったいあとどのくらいで完全な雄の姿になるのでしょうか。経過を追いたいものですが、残念ながら明日ここにきてくれることはまずないから、わからずじまいでしょう。次に会うときにはきっと一丁前の雄になっていることでしょう。