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症例と解説 | かわせカイロプラクティック

症状に対する私なりの考え方や症例の解説などを書いています。

ストレスホルモンであるコルチゾールの働きには①抗ストレス作用、②抗炎症、③免疫抑制、④血糖上昇作用があります。なので、副腎疲労とは、ストレス、炎症、免疫異常、低血糖などが長期間続いた結果起こる症状です。
 
よって副腎疲労の解決方法として、①ストレスケア(仕事などのストレスを減らす、休養を増やす、睡眠時間の確保、心理療法でストレス耐性を上げる)、②炎症対策、③免疫系(主に腸管免疫)へのアプローチ、④血糖値の安定化などがあります。この中でもストレスケアが最も重要かもしれません。
 
■栄養療法
 
栄養療法においては基本的な事からスタートすべきです。具体的には、水分と電解質の補給(細胞の健全な働きに必須です)、酸化ストレス対策、解毒、細胞膜の修復、ミトコンドリアの活性化、リーキーガット、腸内細菌など腸内環境の改善、消化を良くする(胃酸・消化酵素・胆汁などの分泌)など。ビタミンC、パントテン酸、亜鉛の3つは、副腎疲労に効くとして良く知られていますが、これらは栄養療法の基本的な事をする過程でよく出てくる栄養素でです。
 
副腎疲労の人が絶対にやってはいけない事は、断食、糖質制限、摂取カロリー不足。これらは低エネルギーとなり副腎の負担が増大します。炎症や免疫異常の原因として活性酸素、リーキーガット(腸漏れ)、腸内細菌異常、病巣感染(おもに副鼻腔、顎骨、口蓋扁桃)、肥満などがあります。副腎疲労の人は、水分と電解質(塩分、カリウム、マグネシウム、カルシウムなど)が不足しやすいので注意しましょう。水分と電解質は何よりも優先して取り組まなければならない課題です。
 
■休養 / ストレス低減
 
これが副腎疲労の人にもっとも重要かもしれません。大きなストレスがかかっている人の場合、真っ先に取り組むべき事は、ストレスを減らし、休養する時間と安心・安全を確保する事です。例えば、仕事が忙しすぎる、介護疲れ、育児疲れ、パワハラなど、あまりにも大きすぎるストレスが降り掛かっている場合は、休職する、退職する、職場の移動をお願いする、他の人に介護や育児を頼むなど。これらをせずに副腎疲労を解決しようとしてもまず成功しないでしょう。
 
■ストレス耐性を上げるための心理療法
 
まず取り組むべき事は、ストレスのない状態ではしっかり落ち着いている状態を目指すセラピーです。それができてから身体志向のトラウマセラピーを開始します。(考え方や感情にアプローチする従来の心理療法はあまり効果がないでしょう)。トラウマセラピーは回数をかなりかけて非常にゆっくり取り組む必要があります。短期間でやろうとすればするほど逆効果になります。スロー・イズ・ファスト(ゆっくりやるのが早い)が大切だという事をしっかり理解し下さい。
 
かわせカイロプラクティック

クレアチンはGAMT(グアニジノ酢酸メチル基転移酵素)というメチル化酵素によって合成されます。クレアチンはATPとともに細胞のエネルギー源となるクレアチンリン酸の構成成分です。

クレアチンは特に筋肉に多く存在し、激しい運動をするアスリートなどは筋肉中のクレアチンが不足気味になるので、クレアチンのサプリメントの主な愛用者はアスリートです。ちなみに私も筋トレをゴールドジムで週5~6日やっているのでクレアチンを飲んでいます。

しかし、クレアチンはアスリートだけでなく、一般の方でも大きなメリットがあるサプリメントなのです。

例えばクレアチンは脳機能改善にも大きな効果があり、脳内のクレアチン量が増える事によって精神的ストレスや睡眠不足に強くなったり認知機能が向上します。

メチル化の仕事の70~80%はクレアチンの合成とホスファチジルコリンの合成です。つまりクレアチンは、健全な細胞の営みのために非常に重要な物質なのです。低メチル化の人はクレアチンとホスファチジルコリンのサプリメントを摂取する事で、メチル化の仕事の70~80%を減らす事ができ、そのぶん他の事にメチル基を使う事ができるようになります。

クレアチンのサプリはクレアチンモノハイドレードというタイプが安くて一般的ですが、鼓腸や下痢などの症状が出やすい人はクレアルカリンというタイプをおすすしています。

ただし、サプリメントマニアの人にとても多いのですが、ネットで仕入れた情報で心惹かれるサプリメントを専門家のアドバイスなしに追加するのはおすすめしません。私の場合はちゃんとARテストでは検査してからアドバイスしています。

メチル化に必要な事は、食事中のタンパク質から取り入れたメチオニンが、メチオニン→SAMe→SAH→ホモシステイン→メチオニンと代謝しながらサイクルしていく事です。このサイクルの事をメチル化サイクル(メチレーションサイクル)といいます。メチル化とは、このサイクルの途中にあるSAMeに含まれるメチル基を使った化学反応です。このサイクルが滞るとメチル化も停滞してしまいます。


このメチル化サイクルを順調に回転させるために必要な栄養素は以下の通りです。でも、これらのサプリメントを全部とればいいかというと違います。人によって必要なサプリメントは違ってきますので、私の場合はARテストでその人に必要なサプリメントを選んでいます。

  • メチオニン
  • 亜鉛
  • ビタミンB12またはメチルコバラミン
  • 食事性の葉酸またはメチルコバラミン
  • ベタイン(=トリメチルグリシン)
  • ビタミンB6


メチル化サイクルを阻害するものとして以下のようなものがあります。

  • 活性酸素→対策として心理療法、NAC、亜鉛、銅、マンガンなど
  • 炎症→対策としてクルクミン、腸粘膜の修復、オメガ3など
  • 鉛と水銀→対策として解毒が必要
  • アセトアルデヒド(飲酒やカンジダからの代謝物)→対策としてカンジダの除菌、飲酒の制限
  • メチオニンの取りすぎ(少なくても駄目ですが過剰な高タンパクも駄目です)


またメチオニンがSAMeに変化するためにはミトコンドリアが作り出すATPが必要なので、ミトコンドリアを活性化してATPを作り出すために以下のような栄養素が必要になります。ただし、ミトコンドリアを活性化させると活性酸素も増大するので先に活性酸素対策をしておく事が重要です。

  • ビタミンB郡
  • マグネシウム
  • コエンザイムQ10


メチル化に取り組む前に取り組むべき事は以下のような栄養療法の基本的な対策を先に完了しておくことです。これらの対策を先にしていないと、サプリが吸収されない、栄養素が細胞内に届かない、毒素や活性酸素などがメチル化サイクルを阻害するなどして効果がでません。

  • 水分と電解質の補給(細胞の健全な働きに必須です)
  • 酸化ストレス対策
  • 解毒
  • 細胞膜の修復
  • ミトコンドリアの活性化
  • リーキーガット、腸内細菌など腸内環境の改善
  • 消化を良くする(胃酸・消化酵素・胆汁などの分泌)


メチレーションをちょっとかじった程度の人がよくする間違いは、メチル化にいきなりアプローチする事です。例えば、MTHFRなどメチル化に関係の深い遺伝子に遺伝子多型があったら、すぐにメチル葉酸を摂取するなどです。そのようにすると失敗する可能性が高くなります。また栄養療法の基本的な事をするだけで遺伝子多型があったとしてもメチル化の問題がなくなる事もあります。

葉酸サプリは特に要注意のサプリメントです。

飲み始めて体調が悪化したと感じる人はそれほどいないかもしれませんが、実は自分が悪化したと体感できないだけで、実際は悪化している人もいるでしょう。

では、どんな人が葉酸で悪化するのでしょう?

それは細胞の状態が良くない人です。もっと具体的に言うと、炎症、活性酸素、毒素、細胞膜のダメージ、水分や電解質の不足、エネルギー不足などがある人です。

体調が悪い人はそのような状態ですので、いきなり葉酸を飲むのはやめたほうが良いと思います。まず他のサプリメントで細胞の状態を良くして体調の底上げをする必要があるでしょう。

では、どうして細胞の状態が良くない人が葉酸を摂取すると悪化するのでしょう?

葉酸は細胞分裂を促進させるのに最も重要な栄養素です。ですから、細胞の状態が良くない人が葉酸サプリを摂取すると、状態の悪い駄目な細胞が増えてしまうからです。

それが顕著な病気がリウマチです。ですから、リウマチに使われる薬は葉酸の代謝を阻害し細胞分裂を阻害します。そのようにして状態が悪い細胞が増加しないようにしているのです。

そして葉酸は細胞分裂だけでなくメチル化にも必須の栄養素です。

メチル化は細胞の状態を良くするためにも必要な化学反応です。ですから私達の身体は、葉酸を細胞分裂よりもメチル化のために優先的に使用しています。それは細胞分裂よりもメチル化が重要だからです。そして、メチル化にアプローチするという事は細胞分裂もある程度刺激する事になります。

ですから、順序として、水分と電解質の補給、酸化ストレス対策、解毒、細胞膜の修復、ミトコンドリアの活性化、リーキーガット、腸内細菌など腸内環境の改善、消化を良くする(胃酸・消化酵素・胆汁などの分泌)など、栄養療法の基本的な事を行って細胞の状態を良くしてからメチル化に取り組む必要があります。

それから、葉酸を摂取するなら、食事からの葉酸(食事性葉酸)か活性化型の葉酸(メチル葉酸やフォリン酸)からにすべきです。

非活性の合成葉酸(日本で一般的に推奨され販売されている葉酸サプリ)は、メチル化を抑制し細胞分裂は促しますので私は絶対におすすめしません。流行りでNow社のB50を飲んでいる人がいますが、やめたほうが良いでしょう。

 

当院のホームページです

 

メチル化はセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の量に大きく影響します。

メチル化が不十分な状態である「低メチル化」と過剰な状態である「高メチル化」では、神経伝達物質の量が違うのです。

低メチル化タイプの人は、シナプス間隙(神経と神経の間の部分)に放出されたセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の再吸収が促進されます。そのためシナプス間隙の神経伝達物質が不足します。

 


※医師が処方するSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、その名の通りセロトニンの再吸収を阻害する事によってシナプス間隙のセロトニンを増加させます。(画像はウィキペディアより)

逆に高メチル化タイプの人は、神経伝達物質の再吸収が低下するため、シナプス間隙の神経伝達物質が過剰になります。このタイプの人は統合失調症や双極性障害の人に多いようです。

私の所には、精神疾患ではないけど不安やイライラが強い人や、人前で過剰に緊張する人や、やる気が出ない人など、多少なりともメンタルヘルスが低下している人が多く来院されます。そのような方々をARテストで検査すると低メチル化タイプが断然多いです。

メチル化の異常の原因には、栄養や遺伝が大きく関係していますが、ストレスも大きく関係しています。なぜなら、ストレスで発生したストレスホルモンはメチル化によって代謝・分解されるため、ストレスフルな状況ではメチル化の仕事量が増大し、メチル化に必要なメチル基を作り出す栄養素(メチオニン、葉酸、ビタミンB12など)が枯渇してしまうからです。またストレスによって発生した活性酸素がメチル化を抑制してしまいます。

またメチル化が担っている仕事にはエストロゲンの分解やヒスタミンの分解もありますから、エストロゲン過剰な女性やヒスタミンが過剰な人はメチル化の仕事量が増大するために、メチル基が枯渇しやすくなります。

対策としては、ストレスフルな状態でもメチル化に必要な栄養素が枯渇しないようにサプリメンテーションしながら、ストレスを減らしたり、トラウマセラピーによって自律神経を落ち着かせやすくする事が必要だと私は思います。

私の経験では、栄養素によるメチル化対策が不十分な状態でトラウマセラピーを行うのと、十分な状態でトラウマセラピーを行うのとでは効果がかなり違うように思います。

ただ、メチル化に取り組む前にやっておくべき重要な事があります。
それは以下の通りです。

  • 水分と電解質の補給(細胞の健全な働きに必須です)
  • 酸化ストレス対策
  • 解毒
  • 細胞膜の修復
  • ミトコンドリアの活性化
  • リーキーガット、腸内細菌など腸内環境の改善
  • 消化を良くする(胃酸・消化酵素・胆汁などの分泌)

これらの基本的な事を先にやらずにいきなりメチル化に取り組んでも効果はありません。

当院には難しい症状の方が多数来院されています。

そこで、はっきり言いますが、難しい症状ほど短期間で変化しません。症状によっては、少し変化を感じられるようになるまでに1年以上かかる場合もあるでしょう。ですから、難しい症状ほど焦らずゆっくり取り組む覚悟が必要です。

しかし残念ながら、回復を焦っている人ほど短期間で効果を判断して中止したり、治療院や治療法をコロコロ変える傾向があります。

私は、「1回目から効果を実感!」のような、短期間で良くなるかのような魅力的な謳い文句は使わないようにしています。逆に、難しい症状ほど「長くかかりますよ」とか「非常にゆっくりとしとしか変わりません」と説明し、焦っている気持ちをスローダウンさせるように導いています。

また、根拠なき自信で「もう大丈夫!きっと良くなります!」などと言う事もありませんし、自分をゴッドハンドのように演出する事もしないようにしています。なぜなら、難しい症状ほど魔法のような事はおきないからです。(暗示や洗脳のテクニックを使えば魔法のような事がおきるかもしれませんが、魔法はすぐに解けます)

もちろん、標準治療を否定して代替療法だけにゆっくり取り組むのは危険です。私も気になるようなら病院で診察・検査をしてもらうように勧めています。代替療法は医師による診察・検査・治療を不要にするものではない事を知ってください。

治りたい気持ちがなくては良くなりませんが、その気持ちが強すぎると焦りが出てきます。
そのような方に対して、すぐ良くなるかのようなセールストークは毒になります。焦っている人に対して必要なのは、まず"今ここ"を感じてしっかり落ち着くという事です。そして、私はそのようにクライアントを導いています。

ストレスは神経細胞の発達を阻害します。特に小児期の頃に強いストレスをずっと受け続けた人はミエリン(髄鞘)の形成不全が起こります。そしてミエリンの形成不全はうつ病や発達性トラウマ障害とも関係がある事が明らかになっています。

 

では、なぜストレスによって脳や神経細胞の発達が阻害されるのか? その大きな原因の1つとしてメチル化の異常があります。

 

そしてまず脳や神経細胞の発達にはメチル化という化学反応がとても重要だという事を知っておいてください。

 

例えば、PRMT1というメチル化酵素は、神経細胞の軸索という部分を伸ばしてゆき、脳内の情報ネットワークを作ってゆきます。さらにPRMT1はミエリン形成にも深く関与しています。

 

それから、PEMTというメチル化酵素は、ミエリンの材料として重要なホスファチジルコリンを合成します。そのホスファチジルコリンは、卵や肉などの食品からコリンを十分に摂取できていればPEMTの働きがなくても足りているのですが、多くの人が食事から十分にコリンを摂取できていないので、やはりPEMTの働きは重要です。

 

ではなぜストレスによってメチル化異常が起こるのでしょう?

 

それはメチル化には脳や神経細胞を発達させるだけでなくアドレナリンやノルアドレナリンなどのストレスホルモンを代謝する働きもあるからです。なので、ストレスがかかるとメチル化のために必要な栄養素(メチオニン、メチルコバラミン、メチル葉酸など)がストレスホルモンを代謝するために使われて枯渇する事でメチル化が停滞してしまいます。

 

その他に、ストレスがかかると大量の活性酸素が産生されますが、それが直接的に脳や神経細胞に障害を与えるだけでなくメチル化を抑制する事も関係します。

 

このように、ストレスが神経細胞の発達を阻害するのですから、ストレスを取り除いたり、心理療法によってストレス耐性をあげる事が神経細胞の発達を促す事は間違いありません。

 

その他にも、私はとても重要だと思っているのですが、ストレスによって枯渇する栄養素を補うという方法もあります。また、遺伝的にCOMTやPEMTやMTHFRなどのメチル化酵素に問題がある人も少なくない事がわかっていますから、その遺伝的問題を回避するための栄養素を補う事も必要かもしれません。

 

しかしメチル化に対する栄養療法を行う場合、最初に取り組むべき事は、活性酸素や解毒、腸内細菌異常、消化不良、電解質不足、細胞膜など栄養療法の基本的な事です。これらの基本的な事だけでメチル化が正常化する事もあります。また最初に基本的な事をやらずにメチル化に取り組んでもうまくいきません。

 

私の場合は、ARテストによってメチル化の異常を調べ適切なサプリメントの選択をしたり、身体志向のトラウマセラピーを行っています。

 

 

※参考になるページ

 

マルトリートメントとは?ネグレクトが脳に与える影響

 

神経細胞の発達にタンパク質のアルギニンメチル化修飾が重要であることを解明

 

アルギニンメチル化酵素が正常な脳の発達を促す ~脳におけるタンパク質のメチル化の新しい意義を発見~

 

アルギニンメチル化と生体機能

私の所には体臭やパトムのお悩みの方が非常にたくさんいらっしゃいます。主訴が「体臭」である方がしだいに増え始めたのは2011年頃から、主訴が「パトム(PATM)」という方が増え始めたのが2015年頃からです。お陰様で体臭・パトムの方に対する私の経験値はかなりのものになっています。

以前と比べて変化したのは、最初から私のやり方に猜疑心を持っている方(強く疑っているのにお試しで来る方)が滅多に来なくなった事です。代わりに、私のやり方に納得されていて、私がお役に立てそうなタイプの人が主に来院されるようになりました。当然ですが、完全に良くなって通院を終了される方の割合が増えました。

私としては、例え来院数が減ってもいいから、私がお役に立てそうな方だけに来てもらいたいという思いから、PATMについて書いたWEBページの文章を何度も書き換えました。それが良い結果に結びついているのだと思います。

それから、大きく変化した事は私の心理療法のやり方を身体感覚に働きかけるやり方に変えた事です。この心理療法はPATMの人にとても効果的でした。

最後に、以前と変わっていない事は、私がお役に立てる域を完全に超えているような方は、きっぱりとお断りをするという事です。具体的に言うと、私の所より精神科に行ったほうが良いと思われる方です。私の観察では、パトムでお悩みの方にはそのような方もいます。これからも、自分の能力を過信せず、私がお役に立てる範囲内でパトムの方のサポートしていきたいと思います。

眼球運動は脳の状態を大きく反映しています。脳の何らかの問題(病気ではないような軽微な問題も含めて)があれば、眼球運動の異常となって現れる事があります。また眼球運動の異常は発達障害や学習障害にも関係している事もよく知られています。
 
先日、私が講師をしたフィシオエナジェティック®のセミナーでは眼球運動の異常に対するデモをしました。デモに協力して下さった参加者は、特に輻輳反射(近づく物体を見ると寄り目になる反射)の異常があり、視点を近づけても眼球がほとんど動かず寄り目になりませんでした。そして、ARテストによって導き出した眼球運動異常の回答は「酸化ストレス」でしたので、抗酸化物質を与えた所、すぐに眼球が動くようになり、しっかり寄り目になりました。
 
しかし、異常の原因は人それぞれで、精神心理である場合もあるし(その場合は心理療法が必要)、水銀や酸化ストレスなど化学の問題である事もありますし、オステオパシーのテクニックで改善できるような構造の問題である事もあります。
 
眼鏡やビジョントレーニングによって改善しようとする方法もあり、それも大変良い方法だと思いますがフィシオエナジェティック®による眼球運動アプローチもとても素晴らしいです。

 

先日、私が行っている自然療法であるフィシオエナジェティック®のセミナーを開催しました。

 

今回、募集を開始してすぐにキャンセル待ちの状態となりました。参加できなかった方、まだ未定ですが、次の機会をお待ちいただければと思います。

 

そして、参加された方々、お疲れ様でした。皆様の好奇心をガッチリ刺激する事ができて大成功だったと思います。

 

今後も、温かいハートフルな雰囲気で、真にホリスティックなフィシオエナジェティック®を教えたいと思いますので、参加を心待ちにしている皆様、期待して下さい。