症例と解説 | かわせカイロプラクティック

症例と解説 | かわせカイロプラクティック

症状に対する私なりの考え方や症例の解説などを書いています。

フィシオエナジェティック®による最先端の自然療法

うつ、パニック障害、メニエール、耳鳴り、慢性疲労症候群、アトピー、湿疹、蕁麻疹、関節リウマチ、線維筋痛症、アレルギー、不眠症、月経困難症、無月経、PMS、不妊症、便秘・下痢、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、喘息、花粉症、ナルコレプシー、むずむず脚症候群、過食症、体臭、口臭...

このような難しい症状ほど当院が得意としており、このブログでも症例をたくさん公開しています。


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食事をすると血糖値が急上昇し、ピークに達すると急降下して低血糖になる事を反応性低血糖(機能性低血糖)とか血糖値スパイクと言います。反応性低血糖では食後の3~4時間後に眠気やだるさやイライラするなどの多彩な低血糖の症状が出ます。反応性低血糖はインスリンの効きが悪いために過剰なインスリンが分泌されてしまう事が原因です。ですから、インスリンの効きが良くなれば反応性低血糖は改善します。

その反応性低血糖を改善させるために多くの人が実践している事は糖質の取り方を工夫したり、副腎を活性化させるサプリメントを摂取する事ではないかと思います。しかし実際には、痩せて筋肉量が少ない人や運動不足の人はそんな事をやっても頑固に治らない事が多いようです。

では痩せて筋肉量が少ないとなぜ反応性低血糖が頑固に治らないのでしょうか?

それは、骨格筋から分泌されるマイオカインという物質にインスリンの効きを良くする働きがあり、筋肉量が少なくなるとそのマイオカインの分泌も減少するからです。ですから、痩せている人が反応性低血糖を改善させるためには、筋肉量が増加するような運動をしながらしっかり食べて筋肉で体重を増やすべきなのです。

※マイオカインとは筋肉から分泌される様々な生理活性物質の総称で1つの物質ではありません。マイオカインの中でも特にインターロイキン6にインスリンの効きを良くする働きがあります。

しかし、痩せて筋肉量が少ない人でも、本人は痩せていると思っていなかったり、逆にもう少し痩せる必要があるとさえ思っている人もいます。また筋肉が不足しているのに「痩せているけど筋肉はけっこう付いている」という間違った認識をしている人もいます。そこで痩せているかどうか、筋肉量が足りているかどうかを客観的に判断するための基準を知る必要があります。

医学的にはBMI指数が18.5以下で痩せすぎという判定になり、理想は22とされています。BMI指数は、グーグルで「BMI」と検索すると身長と体重から計算してくれるサイトがすぐ出てきますのでそちらで調べてみてください。例えば、160cmの人だと体重47kg以下くらいで痩せすぎの判定となり、56.32kgが理想の体重となります。

また、痩せていても体脂肪率が高い場合は「痩せなくちゃ!」と考える人が多いようですが、そのような場合、実際には脂肪が多いのではなく筋肉量が少ないために、相対的に体脂肪率が高くなっています。ですから、本当は痩せるのではなく筋肉量を増やす必要があるのです。BMIが22の理想の体重の時に、体脂肪率が女性ならば20~29%、できれば20~25%くらいの範囲に入っていれば理想的な筋肉量がついていると判断できます。

ただ実際には、女性の場合、BMI指数を最低でも18.5以上、できれば22になるように体重を増やしましょうと私がアドバイスしても、痩せ願望から「それじゃデブになってしまう」と受け入れらてもらえない事がよくあります。また筋トレをおすすめしても筋肉質になる事を嫌がる人もかなりいます。そうなると改善はかなり難しくなります。痩せ願望と筋肉嫌いは反応性低血糖や副腎疲労を改善するためのとても大きな障壁です。

また、反応性低血糖を改善しようとして、あれも食べちゃ駄目、これも食べちゃ駄目と制限だらけの食事にした結果、痩せて筋肉が減少してしまい逆効果になってしまう人もいます。例えば、遅延性アレルギー検査で検出された食品を全部食べないようにしたり、厳格な糖質制限やケトジェニックダイエットを実践する人達です。また、不安や恐怖から健康的な食品以外食べられなくなってしまうオルトレキシアという状態になっているために痩せてしまう人もいます。このような事は健康オタクの落とし穴ともいえるでしょう。

反応性低血糖がある人はたくさん食べると血糖値スパイクを起こして調子悪くなるので、少食を心がけている人がいます。しかし少食を続けていると「痩せ」や筋肉不足は改善しないので、いつまでたっても反応性低血糖が根本的には解決する事はありません。そのようなジレンマを解消するためには、運動を習慣化してマイオカインを分泌させながらしっかり食べるようにするとか、1回の食事量はそれほど多くなくても食事の回数を増やすなどして1日の総摂取カロリーを十分に摂取するなどの対策が必要です。

私が行っているARテストでは、反応性低血糖を調べて、それを解決するために、栄養療法が必要なのか、心理療法が必要なのか、はたまた筋トレをしてマイオカインを増やせばよいのか、という事も調べる事ができます。そして、必要に応じてサプリメントや食事のアドバイスをしたり、心理療法をしたり、運動を習慣化する事をおすすめするようにしています。ただし医学的な検査ではないのでご了承ください。

 

東京都町田市

かわせカイロプラクティック

河瀬 哲也

 

 

 

今回は、自宅の近所の土地に除草剤を撒かれてから化学物質過敏症が発症した方がすっかり良くなるまでの取り組みについてお話します。私の所に最初に来院された時の症状としては、農薬、柔軟剤、洗剤、印刷物のインクなどによって、鼻水、鼻詰まり、涙目など目や鼻の症状や、喉の焼け付くような感覚、頭の違和感がありました。

そして、2週間おきに合計25回、約1年にわたってセラピーを施した結果、最後は化学物質に対して平気になり、どうやら完治したようだという事で通院終了になりました。最後のほうの数ヶ月は症状が出ていなかったので、おそらくもうぶり返す事もないだろうと思います。

私が行っているARテスト(腕長反射テスト)で見つけたこの方の栄養療法的問題は、隠れ脱水、電解質不足、活性酸素、腸内細菌異常、細胞膜、重金属および化学物質、貧血、硫黄不耐性などがありました。

それに対して、ラクチュロース、グレープフルーツシード、クエン酸マグネシウム、クエン酸カルシウム、モリブデン、マンガン、ホスファチジルコリン、NAC、鉄、銅、アセチルLカルニチンなどをアドバイスしました。こういったサプリメントの選択もすべてARテスト(腕長反射テスト)によって行っています。

サプリメントの種類は最初は多かったかもしれませんが、終了する時は、クエン酸カルシウム、銅、NACの3種類に絞りました。サプリメンを減らす事ができるようになったのは、食事が充実してきた事も関係あると思います。この方は最初は食事の量が少なかったり、ベジタリアンにやや近いような食事内容でしたから十分な栄養が取れてなかったようです。

それから、ARテスト(腕長反射テスト)によって心理療法の必要性を確かめ、身体志向の心理療法を施しました。私が行っている身体志向の心理療法とは、傾聴や、考え方や感情にアプローチするような従来の心理療法ではなく、主に身体感覚を感じてトラウマを癒やしていく方法です。

心理療法を開始して、一番最初に行ったのは、何も考えずに、ただ今の自分にどんな身体感覚があるか感じ取る事です。すると胸がモヤモヤ・ソワソワ、喉が締まる、お腹の下が上に上がってくるような感覚などがありました。それらの身体感覚を、グラウンディングなどで「今ここ」を感じながら俯瞰してゆくと、次第に落ち着いてゆきます。このようにして、トラウマ的な事を考えたりしなければしっかり落ち着いているという状態をまず確立させました。

そして、次に、今心配している事などについて考えてもらい、その時に湧き上がってくる身体感覚に気づき、それを「今ここ」を感じながら落ち着いて俯瞰してゆくというセラピーを開始しました。

例えば、「春になるとまた除草剤をまかれるんじゃないか」という不安や「実際に除草剤を撒かれた時の事」を考えたり思い出したりした時は、頭がボーっとしたり、喉がヒリヒリしたり、目がしばしばするなど、化学物質過敏症の症状が出てきました(この事はトラウマが化学物質過敏症の症状を誘発している証でもあります)。その身体感覚を「今ここ」を感じながら俯瞰してゆくと落ち着いてゆきました。その他、環境汚染やワクチンの事を考えてもしっかり落ち着く事ができるようになりました。

また、心理療法の途中でチャクラやサトルボディなどの目に見えないエネルギーフィールドの問題も出てきて、そういったセラピーも併せて行う事で解決に向かいました。

この方が、良くなっていった要因として、まず自分の身体感覚を感じ取る事が上手だったという事があります。それから、ゆっくりと少しずつしか良くならない事をしっかり理解して諦めずに2週間に1回のペースでちゃんと通って来てくださった事や、私が行っている心理療法を理解するために役立つポリヴェーガル理論の本を買って熱心に勉強されたりした事もあるでしょう。

最後に、化学物質過敏症は、ただ化学物質を避けたり栄養療法を行うだけではなかなか解決しない方が多いと思います。できれば心理療法も含めたホリスティックな視点で取り組む事を強くおすすめします。

 

 

東京都町田市

かわせカイロプラクティック

河瀬 哲也

 

 

 

■低栄養を改善させる筋トレ

私は、低栄養を改善させるために筋トレをオススメする事がありますが、どんな人におすすめするかというと、このような人達です。
  • あまりお腹が好かないから少食
  • サプリを飲みこみにくいし、時々、喉にひっかかった感じがするから飲みたくない
  • チビチビとしか水を飲めないから、1日に飲む水分の量が少ない
このような症状はお年寄りには珍しくないのですが、若い方から中年の方にも結構いらっしゃいます。そんな方はどうしても低栄養や隠れ脱水になりやすいのですが、栄養指導だけではどうにもできない事が多いのです。

栄養療法がうまくいかないこのような人達に対しては心理療法で改善できる場合も結構あるのですが、運動、特に筋トレで改善できる場合もあります。

なぜかというと、このような人達は、慢性的な低栄養のために痩せて全体的に筋肉量が非常に少なくなっているために、喉の筋肉も衰えしまっており、食べ物や飲み物をスムーズに飲み込めなくなっていたり、呼吸筋である横隔膜も衰えているので食欲不振が起こるからです。

つまり、食べない→痩せる→筋肉が減少する→さらに食べなくなる、という負のループができあがっっているのです。

また、食べない→疲れる→運動しない→筋肉が減少する→食べない、という 負のループもできあがっています。

このような負のループを断ち切るためには、徐々に体全体の筋肉が増加するような運動をする事が必要です。今までまったく運動していなかった人達は、まずはウォーキングからでもいいです。運動は疲れるものと思っている方が多いと思いますが、程よい運動は逆に疲れを軽減しする事ができます。大切なのは、自分の体の声に耳を傾け、エネルギーレベルがちょっと上がったような感覚を感じ取る事です。運動後に疲労感が増大してエネルギーレベルが減ったようにと感じる場合は、やりすぎです。もっと楽に運動しましょう。そして、少しずつ慎重に運動の強度や質を上げていくようにするのです。

できれば全体的に筋肉を鍛えれたほうが良いのですが、特に喉の筋肉や呼吸筋に特化して鍛えるような事をしても良いでしょう。

手っ取り早く喉や呼吸筋を鍛えるために、私がおすすめしているのがパワーブリーズという商品です。吸う時に抵抗がかかり、特に横隔膜を鍛える事ができます。アマゾンでは6千円しないくらいの値段で販売されています。この動画で私は重負荷設定の青のパワーブリーズを使っていますが、痩せて衰えている人は標準負荷設定の緑のパワーブリーズを使いましょう。

また、吸う時ではなく、吐く時に負荷がかかるパワーブリーズEX1という商品もあります。こちらは、特に飲み込む時の筋力を強化する事ができます。

最後に注意ですが、喘息発作やパニック発作など、何らかの呼吸に関するトラウマがあると、呼吸にフォーカスした時にトラウマ関連症状がでてくる事がありますのでご注意ください。そのような人は、私のようなトラウマの事をしっかり勉強しているセラピストと一緒に呼吸のトラウマを解放していく必要があるでしょう。
 

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今回は、隠れ肥満・隠れメタボ(全3回)の3回目で、痩せているのに脂肪肝の場合の解決方法について説明しています。

痩せているのになぜ脂肪肝になるのかな?と不思議に思っていた方に特におすすめです。
 

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今回は、隠れ肥満・隠れメタボ(全3回)の2回目で、痩せているのに脂質異常症の場合の解決方法について説明しています。

痩せているのに何故中性脂肪やコレステロールが高いのかなと不思議に思っていた方に特におすすめです。

今回の内容は、重金属や化学物質のデトックスにも関係があります。

 

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痩せているのに体脂肪率が高かったり、中性脂肪やコレステロールの値が高かったりする事を隠れ肥満とか隠れメタボとか言いいます。その事について今回から3回に分けて動画で説明します。

 

1回目の今回が、痩せているのに体脂肪率が高い場合の解決方法
2回目が、痩せているのに脂質異常症の場合の解決方法
3回目が、痩せているのに脂肪肝の場合の解決方法です。

 

 

 

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機能性ディスペプシアの動画を作りました。

機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれ、食後の膨満感、不快感があるのに、内視鏡検査などでもガンや潰瘍といった異常が見られない場合につけられる病名です。機能性ディスペプシアは健康診断受診者の約15%、上腹部症状による医療機関受診者の約50%が機能性ディスペプシアと診断されるほどありふれた病気です。
 

関連ページ
胃の痛みや胃もたれ・機能性ディスペプシアに対するアプローチ
https://kawasechiro.sakura.ne.jp/gerd.html

 

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みなさん、高城剛さんはご存知でしょうか?

先日、その高城剛さんの取材を受けていたのですが、その時の内容が、高城剛さんのメルマガ『高城未来研究所「Future Report」』の最新号に掲載されました。

https://yakan-hiko.com/takashiro.html

内容は私の生い立ちから私がやっているセラピーの事まで。
4週に渡って掲載されるそうです。

有料のメルマガですが、よろしかったら見て下さい。

 

起立性調節障害の動画を作成しました

恐らく、大抵の親は、我が子は怠けているのではなく起立性調節障害という病気で学校に行けないという事はよーくわかっているはずです。しかし、頭ではわかっていても、朝起きられないのにスマホやゲームは何時間もするし、本人に良くなろうと努力する姿勢が見られないと、つい苛立ちをぶつけてしまう親がとても多いようです。起立性調節障害は子供にサプリメントを飲ませるだけでは解決しません。そして心理療法は子供だけでなく、親にも必要な事が多いです。

この動画では、以下のような流れで説明します。

  1. 親に対する心理療法:「受け止める」
  2. 子供に対する心理療法:「HSP」と「ニューロセプション」
  3. 体液量を増やすアプローチ
  4. 副腎疲労
  5. 副腎と甲状腺の関係

 

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