* 時計修理依頼のお電話につきまして→ブログを見て修理を依頼される方へ当店の対応

 

メガネを注文して頂いたお客様へメガネの仕上がりを電話連絡した際に「メガネ受け取りのついでに置き時計を見てもらいたい」との事でしたので持参をお願いしました

1992年製の SEIKO RW213B チャイム付の置き時計です、スピーカー内蔵で15分毎の4か所で電子音のチャイムが鳴り、正時にはチャイム後に時刻の数取りを行います

記念品の時計なので動くようにして欲しいとの事ですが........

裏蓋を取り外してみると電池の液漏れが...... これはひどい状態です!

漏れた電解液が下に落ちて振り子ユニットまで浸食して金メッキがすべて剥げている

電池は完全に腐って電池ボックスの端子も腐食が酷いので交換しないといけない

配線も電解液が染み込んで使えないので交換が必要になる

 

修理が可能かどうかを判断するのに「修理前の修理」を行うため配線を交換し別電源を接続して2日間様子を見るも、時計動作、時報、振り子の動作すべて順調に動くので、本格的に修理を開始してみましょう どこまで元の状態に戻せてキレイに修理できるか.... 何事もチャレンジです。

H558 表示が消えて時計も動かなくなる 症状がありました、バッテリーの劣化が無くても起こる現象の様で原因は不明 電気系のエラーですね 今回は何とか復活しました♪

 

映画で主人公が着けている時計って気になりますよね、ブルーサンダーで主人公のロイ・シャイダーが着けていたCASIO、アイアムレジェンドで主人公ウィル・スミスが着けていたVictorinox など「あの時計はどこのモデル?」と調べてしまいます

SEIKO セイコー フィールドマスター H558-5000 は1982年製造のデジタル・アナログのハイブリッド腕t時計です、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーの主演映画 1985年公開の「コマンド―」、1987年公開の「プレデター」と2つの映画で続けて使用していた有名なモデルです(あの腕には小さく見えますが実際は結構大きい)

当店で電池交換やSEIKO純正バンドなどに交換して使用して頂いていたのですが、うるう年でカレンダーが合っていなかったのでユーザーさんが合わせようと操作していると突然にデジタル表示が消えてアナログ時計も動かなくなってしまったと持ち込まれました

 

1982年5月の製造から大切に使用されておられますが流石に42年も経過しているので「点検してみてダメな時には諦めてください」とお断りしてお預かりしました

 

メーカーのSEIKOサービスではすでに修理受付は終了しています、症状からみて電子基板かICの不具合と仮定して当店で分解点検してみました

バッテリー残は十分にあり原因は電池ではない、試しに新たな電池を入れてみるも当然ながら全く動作せず.......次に基板にテスターを当てて順に検査していきますが特に異常も無いようですが「ココかな?」っという所を見つけて修理してみるとビンゴ

 

画像のとおり表示もアナログも動き出しました よかった! 当時のオリジナルで価値ある時計ですからまだまだ動いてほしいですね

家や店舗の一部個所のリフォームを行うと他の個所の古さや汚れなどが目立ち、後になって「やっぱりココも」って事になるので、どうなんだろう...と悩みます

全体となると荷物の運び出しや整理で大事になるので「やっぱり一部だけ..」かな(笑)

昨日にLIXIL福岡ショールームへ材料の現物を見に行ってきました、福岡空港のすぐそばにあり連休初日という事もありお客さんも多かったです

九州最大規模のショールームなのでさすがに広い!ほぼフルラインナップみたいな感じです、アドバイザースタッフの方の案内でタイル建材と壁パネルの説明を受けて

自分はアイボリーと白の中間のようなこのタイル建材が気に入ったのですが....

他のマンションリノベーションの画像ですがこちらの壁面のイメージですね、色が優しく主張の少ない色柄で印象もやわらか 自分好みのタイルなのですが... 単価も高価なので却下されるでしょう.....

LIXIL福岡ショールームから近く、車で数分のところにタカラスタンダード福岡ショールームもあるので立ち寄って壁材を見学してきました、昔タカラのキッチンと言えば花柄が入っていましたが、木目のホーローを使い今はどれも現代風でオシャレですね

「エマウォール」というホーロー壁パネルです、傷や汚れに強いホーローですが3×8サイズ、つまり3尺(910cm)のサイズなので材料の継ぎ目が目立つからどうかな?なるべく継ぎ目は目立たない方が良いからこの材料は候補から外れるかな

 

アイカ工業の「メラミン化粧板」も候補なのですが、あいにくショールームは平日のみの営業なので伺う事が出来ず、またの機会に持ち越しです

 

連休の道路渋滞が予想されるので早めに帰宅をと、急ぎ高速道路に乗ってから「あっ、壁紙のサンゲツショールームに行くの忘れてた!」と気付く始末.....

壁紙の選定はまたの機会に持ち越しとなりました

ちなみにLIXIL福岡ショールームの展示壁紙はサンゲツの物が多いとの事でした

冠婚葬祭にしか使用する機会のない母から受け継いだ真珠のネックレスを、いざ使う時になり糸が切れて真珠がバラバラに落ちてしまったと修理に持ち込まれました

糸が経年劣化し擦り切れてしまったようです、全部バラバラにならなくて幸いでした

真珠のネックレスは胸元の玉がいちばん大きく首元が小さくと順にサイズが変わっているんですよ、なので玉のサイズを測定し順に並べ直します

落ちた真珠の玉のみサイズを測ってサイズ順に並べればイイと思っていたら....

バラけていない、まだ繋がっている部分を点検すると矢印の玉だけ他よりサイズが小さいものが混ざっていました、このまま組み直すのは出来ない性分なので.....結局は

バラバラにして全ての玉のサイズを測り直し、0.1mm単位で4種のサイズ順に並べ直す事にします、さらにその中で「小さめ」「ちょうど」「大き目」に分けて並べます

玉をひとつ一つ拭きながら清掃しサイズを測定中、こちらの玉は 7.3mm

こちらがいちばん大きくて胸元にくる 7.4mm のもの

左がいちばん大きな玉で胸元に、右が小さな玉で首元に来ます 目視でも違いが判る

根元から順に玉の大きさが変わり、胸元が大きくなるよう並べ直して完成です

シルバー製の大型で「はめ易い」金具はまだキレイなので清掃しそのまま流用します

 

天然のパールは輝きが素晴らしいですね良い物です♪イミテーションとは一見して違いが判るので、昔に購入して眠っている真珠ネックレスがあればリフォームして使用されると良いですよ。

光学製品の中でもNikonカメラでは世界的に高い評価を得ていますが、それを支えているのは最高性能のニコンレンズです、6月3日よりMTFを眼鏡レンズ設計へ初めて導入した新しい眼鏡レンズが発売になります

「MTF(Modulation Transfer Function)は、レンズ性能を評価する指標のひとつで、レンズの結像性能を知るために、被写体の持つコントラストをどの程度忠実に再現できるかを空間周波数特性として表現したもの」

 

昨日は「ニコン 新・老眼対策レンズ Zシリーズ」の説明会が博多駅前の会議室にて行われたので午前の説明会を受けに早朝より行ってまいりました

カメラに興味のある方には馴染み深い「MTF」をレンズ設計エンジンに取り入れる事で、従来品よりコントラストを上げ像や文字の認識度を上げる効果があり、社内モニターでは文字が濃くなる、見やすい、色がハッキリするなど、中間部から近用にかけてレンズ性能がかなり改善されているようです

セミナー終了後に営業担当者に価格を聞いてみましたら発売中の「ロハス」シリーズよりアップするとの回答でした、また価格が出てないのでどの程度かは不明ですが、当店では従来品に置き換えるので、出来るだけロハスと同じ程度に抑えるような価格設定にするつもりでいます

 

セミナー終了後に事前に知らされてなかった来場特典の「Nikonマグカップ」2名と「Quoカード」5名の抽選会があり、私にQuoカードが当選しました!ありがとうございました♪ 駐車場代に使わせてもらいました

* 時計修理依頼のお電話につきまして→ブログを見て修理を依頼される方へ当店の対応

 

2月、3月はバタバタでした、電子部品の調達に時間が掛かりKARAKURIの修理は3月には終えていましたがブログへアップする時間が取れずまとめてこちらへ掲載します

時計以外のからくり動作不良のCITIZEN KARAKURI KC2613-1 です

正時にゴンドラが下がり人形がチューブラ・ベルを叩き12種類の音楽を毎時間ごと演奏し最後に時刻の数取りを行うシチズンの「からくり時計」です

メイン基板の修理のため取り出し劣化部品とコネクタの交換を行う

からくり人形のゴンドラの取外し、状態点検と清掃、動作確認を行う

人形と足元にはホコリ汚れがあるので洗浄を行う

こちらにはクモの巣もありますね、洗浄で取り除きます

ゴンドラ内部の基板の点検とLEDランプの清掃を行う

ゴンドラの昇降を行うメインシャフトは古いグリスが汚れて真っ黒になっている

プーリーにもサビが出ており、このまま使用するとベルトが傷む可能性がある

シャフトの洗浄研磨を行い古いグリスを落とし、プーリーも研磨を行いサビを落とす

モーター側のピニオンプーリーもサビて真っ黒になっている

モーターへの注油とピニオンプーリーのサビ取り研磨を行っておく

清掃前の前面ガラス、一見汚れは無さそうに見えますが.....

ドーム型ガラスを外してみるとガラスの内側はクモリが出ています

清掃後にガラス研磨材で磨いておくと汚れが付きにくくなります

文字板の数字は印刷ではなく「貼り文字」なので立体的で高級感があります

文字板と貼り文字の細かい部分も清掃しておきます光を反射してピカピカになります

文字板の清掃が終わり針とガラスを取り付けて最終組み立てに入ります

破損していた電池ボックスを交換し「からくり人形」のゴンドラを載せる準備

ゴンドラを載せ各部へグリスアップを行い、モーターへ給電しゴンドラの動作確認中

修理を行ったメイン基板を取り付けて正時の動作確認を行なう

動作確認はOKだったのでスピーカーを取り付けて仕上げの動作確認を行なう

 

動作確認中に動画を撮影しました、この時計は2種類の動作モードがあり、ゴンドラが上下する「通常モード」と、ゴンドラが下りたままの「オープンモード」が選べます

↑ こちらは「通常モード」 正時にゴンドラが下りて人形が演奏後に収納されるモード

↑ こちらが「オープンモード」 正時に人形が音楽を演奏し数取り後はそのまま停止

 

CITIZENのKARAKURIシリーズは、ゴンドラが下りる際に前奏曲が流れるタイプもあり、動作確認時にどのタイプの時計なのか楽しみでもあります

 

来週まで様子を見て修理完了の連絡をします♪

もう、かれこれ何年も考え続け.... 昨年の秋から年末にかけて悩みに悩み...

今年に入ってやっと決断をしました!

『店舗の設備を入れ替えます』

同時に今月末から3月の中旬ぐらいまで店舗の一部を改装のため、来店のお客様にはご迷惑をお掛けするかもしれませんご了承ください

 

眼鏡学校時代の同期生にも話を聞きましたが皆が同じように悩み考えているようです

「あと何年この仕事が続けられるだろうか...」と、なので新たな設備投資が必要な際に機器を購入すべきか外部委託をお願いするのか、切実に悩み考えているのです

 

眼鏡学校出身者は技術者なのでこだわりもあり、出来れば自分の手でお客様のメガネを作りたいと思っているので結局は新しい機器の導入をしている様です、もちろん商売道具ですから設備投資は必要ですが、前出の「あと何年...」の考えがよぎります

 

来月から今までよりも効率的で内容の濃い仕事が出来るようになると思うと楽しみですが、最大限に使いこなせるよう更なる勉強が必要になるので資料を集めすぐに実践できるよう努力はしております (汗) さぁ、どうなりますやら

 

* 時計修理依頼のお電話につきまして→ブログを見て修理を依頼される方へ当店の対応

 

セイコー RE519G サーカスパレード 振り子が動作せず修理をご希望でした、当店に純正部品の在庫が無く修理不可も(検証費用が掛かる)ご了解の上お預かりしました

振り子以外の時計・正時のからくり動作は問題なく、正時になると音楽と共にサーカスの空中ブランコが始まります

文字板の周辺の振り子(馬・ピエロ・像)が常時左右に揺れるのですが現状で不動です、振り子の動作不良には4つの原因が考えられるので分解して検証します

電池の液漏れが起きているとの事でしたが前面ガラスにまで液漏れが到達している

前面ガラスを外して点検中、電池ボックスのサビなどのゴミがケーズ内部にある

電池の液漏れによるガスなどの影響かシミやサビなどもある

電解液やサビなどの汚れの清掃を行う、シミなどは洗浄液を使いキレイにする

全体に綺麗な状態の時計ですが経年のクスミなどが出ているので前面全体を清掃する

時計背面のカバーを開けて電池ボックスと時計ムーブメントを点検する

ムーブメントを取り外して点検する、振り子ユニットと一体になっており分解が出来ない、メーカーへも部品の在庫を問い合わせたが古い機種のため在庫なしと....振り子が動作しない原因の3つ目までは検証できたが4つ目は分解出来ず修理を諦める

電池液漏れの起きていた電池ボックスはオーナーが修理されている

オーナーがサビ取りとハンダ付け修理をされているがマイナス側の端子にはサビが残っており、サビが増殖すると接触不良の可能性もあり

プラス側の端子にも液漏れによる浸食とサビが出ており接触不良の可能性あり

修理のため電池ボックスを外してみると鉄製のシャシーにも液漏れの痕がある

電池ボックスの交換も考えたが清掃で使用出来そうなので接点の研磨清掃を行う

電池ボックス固定ネジにも液漏れによるサビなどが発生している

少しシミなどは残るが研磨清掃で十分に使用できる

配線はダメージも無く使用可能なので電池ボックスへハンダ付けを行い修理完了

前面ガラスを取外したのでガラス内側の清掃を行う、ガスの影響かクモリが出ている

ガラス研磨材を使用し磨き上げる(上の緑の物は押さえのクッションゴム)

組み立て後に動画を撮影しました 空中ブランコの動作がおもしろい♪

 

振り子ユニットを他のものに交換(改造)する事も考えましたが、現状で動作している時計に行う修理としてあまりにもリスキーで勧められないので修理を諦めました

* 時計修理依頼のお電話につきまして→ブログを見て修理を依頼される方へ当店の対応

 

昨年に問い合わせがあり年明けに持ち込まれた CITIZEN KARAKURI KC2613-1 です

正時にステージが下りて4体の人形がチューブラベルを鳴らす動作をするからくり時計

現状は時計のみ動いており「からくり動作」が行えない状態とのこと

時計のガラス縁にはサビが出ておりクスミが出ている、文字板に小窓が開いています

このモデルは小窓から人形が見えます、動作時には「ON STAGE」の表示が見えます

動作しないので手動でからくり人形を下ろしてみました、小窓に「ON STAGE」文字

人形にダメージは無いように見えますが、固定が緩く前後にガタガタと揺れます

チューブラベルや人形のハンマーや腕には物理的な破損は無いようですね

時計背面 電池蓋は左右ともあり、比較的きれいな状態

右側上の電池ケースが破損している 電池の液漏れでプラスチックが侵され弱いため

電池ケースの下側が破損しており配線切れ、固定ネジも1本紛失している

左側の電池ケースは破損や液漏れは無さそうです

裏蓋ケースに貼られた取り扱いシール

・ 12曲のメロディーあり ・ 光センサーで暗時の鳴り止め ・ 3種類のステージ動作

 

お預かり時から数日間に時計のみを動かして時間が合っていくのは確認しましたので、主な修理は「からくりが動作する」ようにメイン基板の修理または交換、電池ケースや配線の交換、からくりステージの可動部のオーバーホールを行います。

 

電池の液漏れによる内部のダメージは比較的大丈夫な様なので安心していますが、まずは「からくり動作」が行えるのか不具合の切り分けを行い、その後に部品の発注を行うので日にちが掛かりそうです。

12月なのに福岡は今日も快晴で昼間は日なたは暖かく気持ちの良い日でした。

年末が近づくとポイント有効期限が本年度までと毎年通知が来るのでポイント消化で映画か音楽、あるいは本の購入を考えていたのですが.....。

 

カナダ人で映画やドラマなどで活躍している女優 クリスティン・クルック がインスタでフランス人作家の本を紹介していました。(ファンなのでチェックしています)

アントワーヌ・ローラン著「The Red Notebook」

彼女は読書家でイベントでファンからプレゼントされた本を紹介してくれます。

コメントを見ると面白そうな内容なのでポイント消化に取り寄せてみました。

邦題は「赤いモレスキンの女」で出版されています。もう一つはデビュー作の「青いパステル画の男」こちらも面白そうなので2冊を購入。

 

最近は一人になると同じ事を堂々巡りで考えてしまうので、しばらく忘れるため読書を選択。ランニングやウォーキングも気晴らしの一環でしたが日暮れが早くなり家を出る頃には真っ暗で景色も楽しめない時期なのでね。(夜は海も真っ黒ですから)

 

厚い本ではないので一日で読んでしまいそう。長い夜に少しずつ噛みしめて読んでみましょうかね。