* 時計修理依頼のお電話につきまして→ブログを見て修理を依頼される方へ当店の対応
2月、3月はバタバタでした、電子部品の調達に時間が掛かりKARAKURIの修理は3月には終えていましたがブログへアップする時間が取れずまとめてこちらへ掲載します
時計以外のからくり動作不良のCITIZEN KARAKURI KC2613-1 です
正時にゴンドラが下がり人形がチューブラ・ベルを叩き12種類の音楽を毎時間ごと演奏し最後に時刻の数取りを行うシチズンの「からくり時計」です
メイン基板の修理のため取り出し劣化部品とコネクタの交換を行う
からくり人形のゴンドラの取外し、状態点検と清掃、動作確認を行う
人形と足元にはホコリ汚れがあるので洗浄を行う
こちらにはクモの巣もありますね、洗浄で取り除きます
ゴンドラ内部の基板の点検とLEDランプの清掃を行う
ゴンドラの昇降を行うメインシャフトは古いグリスが汚れて真っ黒になっている
プーリーにもサビが出ており、このまま使用するとベルトが傷む可能性がある
シャフトの洗浄研磨を行い古いグリスを落とし、プーリーも研磨を行いサビを落とす
モーター側のピニオンプーリーもサビて真っ黒になっている
モーターへの注油とピニオンプーリーのサビ取り研磨を行っておく
清掃前の前面ガラス、一見汚れは無さそうに見えますが.....
ドーム型ガラスを外してみるとガラスの内側はクモリが出ています
清掃後にガラス研磨材で磨いておくと汚れが付きにくくなります
文字板の数字は印刷ではなく「貼り文字」なので立体的で高級感があります
文字板と貼り文字の細かい部分も清掃しておきます光を反射してピカピカになります
文字板の清掃が終わり針とガラスを取り付けて最終組み立てに入ります
破損していた電池ボックスを交換し「からくり人形」のゴンドラを載せる準備
ゴンドラを載せ各部へグリスアップを行い、モーターへ給電しゴンドラの動作確認中
修理を行ったメイン基板を取り付けて正時の動作確認を行なう
動作確認はOKだったのでスピーカーを取り付けて仕上げの動作確認を行なう
動作確認中に動画を撮影しました、この時計は2種類の動作モードがあり、ゴンドラが上下する「通常モード」と、ゴンドラが下りたままの「オープンモード」が選べます
↑ こちらは「通常モード」 正時にゴンドラが下りて人形が演奏後に収納されるモード
↑ こちらが「オープンモード」 正時に人形が音楽を演奏し数取り後はそのまま停止
CITIZENのKARAKURIシリーズは、ゴンドラが下りる際に前奏曲が流れるタイプもあり、動作確認時にどのタイプの時計なのか楽しみでもあります
来週まで様子を見て修理完了の連絡をします♪