EXPO2025のポジティブなニュース ㊱ (3/19) の続きです。
今回はアイルランドです。
前回はルクセンブルクでした。
前々回はタイパビリオンでした。私が「EXPO2025のポジティブなニュース」のタイトルで紹介している記事の多くは読売新聞(大阪本社版)です。読売新聞大阪本社は大阪府と包括連携協定を締結していることも関係しているのでしょうか?(要確認)
私の理解では大阪万博には問題が見受けられます(※)
(※ 「見受けられる」と書いたのは、政府、大阪府・大阪市、「万博協会」、及び「大阪万博、推し」のお歴々が否定しているからです)
- 2億円トイレ
- 大屋根の建築と海外パビリオンの建築の調整が上手くないと「絵のない額縁」
- 海外パビリオンのいくつかは個別空調
- 海外パビリオンの内、5カ国は10月までに躯体工事、外壁工事が終わらない
- 11/30に販売開始した前売り券のす販売状況は5万枚/週で目標は700万枚
- 1万人募集のボランティアは4千人。締切は4月末
- 万博アンバサダーのM氏は活動停止中
- 2億円トイレも含めて大阪市が用意する上下水道配管との接続のシミュレーションはどうなっているのか分からない。
- 高機能トイレばかりだと電気、上下水道が必要。Grand Hyatt を普段、利用する人は、トイレに近づくとトイレの蓋が開くことを知っている。トイレに蓋は必要か?
- …
以下に詳細を書きました。暇だったら目を通してください。
ダイヤモンドオンラインのwebニュースから「2億円トイレ」、デザイナーズトイレについて約20、書きました。
トイレ1カ所に2億円!:ダイヤモンドオンラインから ①…
…
2/22の日本建設業連合会の宮本洋一会長の定例記者会見から大屋根(リング)が先にできると「絵のない額縁」となる懸念を書きました。
さらには海外パビリオンには個別空調を認める方針が決まったようです。トドメは海外パビリオンの10月完成は「無理」です。
大阪市生まれで大阪府北部に住んでいるので「大阪愛」はありますが、「バカそう」、「なさそう」、「ほかそう」「高そう」の気持ちが強くなっています。
…
政府の閣僚、大阪府知事、市長や国会議員の発言は「口」だけで訴求力がありません。「経済効果が2兆円〜2兆8千億万円」の数字が語られますがピンときません。2.5兆円としても、日本の人口で2万円/人です。建設費だけで大阪市民1人当たりの負担は1.9万円です。コストは実際に発生する金、「経済効果」は「たられば」の話で、実際に開幕しないと分かりません。
以下も再掲です。
私は若い世代が大阪万博に関心を持つことはいいことだと考えています。一方で、私を含めて年金世代や現役世代が膨大な借金(国債)返済を先送りにして、バラマキを続けていることは情けなく思います。
愛・地球博のパンフレット と「万博学」②(11/10) で紹介したように、ウスビ・サコ氏は京都精華大学学長(2018-2022)だった方で「万博協会」の副会長の1人です。
開幕まで1年を切れば、関心が高まるのでしょうか?国際的にはウクライナ戦争が続いていて、パレスチナ・ガザ地区で多数の死傷者が出ています。経済の先行きは不透明です。
前々回は「電力館 可能性のタマゴ達」、3回前はカナダでした。
第1回でイタリアとバンダイナムコ、第2回で米国のパビリオンを紹介しました。
EXPO2025を開催する意義について、私は直接的な経済効果だけでなく、「コスト」と「ベネフィット(恩恵)」で考えるようにしています。「ベネフィット」は経済的な利益だけでなく、抽象的な効果も含みます。すでに建設費は当初の1,250億円から1,850億円→2,350億円と「上振れ」しています。若い世代が会場に足を運んでEXPO2025を体験する意義はあると考えています。